注目馬情報 Attention

ウェルドーン

牝3 JRA 角田晃一厩舎 通算13戦4勝

父:ヘニーヒューズ
母:ツルマルオジョウ
母の父:ダンスインザダーク

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3歳1勝クラスから鳳雛S、関東オークスと3連勝した好素材。その関東オークスは南関3歳牝馬3冠を狙ったケラススヴィアを2番手でマークし、直線で2馬身差をつける強い勝ち方だった。続くジャパンダートダービーは3着だったが、1着馬とは同タイムと僅差。以前は気性的に幼さがあり集中力を欠くことがあったが、その辺りも一戦ごとに成長している。前走のレディースプレリュードは勝負どころでもたれる面を見せたが、休み明けで初めて古馬一線級と戦って3着なら上々だ。叩いて良くなれば巻き返す力はある。

エリザベスタワー

牝3 JRA 高野友和厩舎 通算5戦2勝

父:Kingman
母:ターフドンナ
母の父:Doyen

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今回がダート初挑戦。芝では今年のGIIチューリップ賞を制した素質馬で、父は凱旋門賞連覇の名牝エネイブルの初交配の相手にも選ばれたキングマン。母は独オークスを制したターフドンナという超良血馬だ。チューリップ賞は、後にスプリンターズSでも4着に健闘したメイケイエールと同着V。今回もコンビの川田将雅騎手が「素質はかなり高い」と評価した。前走のスイートピーSで6着後に両前膝を骨折。半年ぶりの実戦復帰となる。ダートやナイター競馬と初物尽くし。気性的に難しい面もあるためクリアすべき壁は高いが、能力はここに入ってもヒケを取らない。

過去3走の競走成績

リネンファッション

牝4 JRA 坂口智康厩舎 通算16戦4勝

父:キンシャサノキセキ
母:リネンパズル
母の父:パラダイスクリーク

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デビュー5戦目からダートに転向すると、ここまで【3612】(芝4戦は含まず)。掲示板を外したのは1戦のみという堅実派だ。近走はスパーキングレディーC2着、ブリーダーズゴールドC2着、JBCレディスクラシック3着と牝馬ダートグレードで好成績を残している。4歳になった今年は、地方遠征を繰り返しながら馬体重も以前より増えて馬がしっかりした印象。コース、距離を問わないオールマイティーさが魅力だが、左回りの方が走り自体はスムーズかつ、前走の金沢JBCレディスクラシックは距離が短かったため船橋1800mの舞台設定はいい。

プリティーチャンス

牝4 JRA 野中賢二厩舎 通算12戦4勝

父:シンボリクリスエス
母:フューチャサンデー
母の父:サンデーサイレンス

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ダート10戦目の2走前に3勝クラスを勝利。その勢いに乗って前走のGIIIみやこSで重賞初挑戦すると、9番人気で4着に好走した。2走前から装着しているブリンカーも奏功。元々、末脚はいいモノを持っていたが、さらに磨きが掛かっている近況だ。みやこSは大外枠が響いて後方15番手から。4角も大外を回らされるロスがあったが、上がり3Fはメンバー2位タイと重賞勝ちの牡馬相手に力のあるところを見せた。船橋コースは脚質的に合いそうで、1800mもベスト。牝馬同士なら楽しみは広がる。

過去3走の競走成績

サルサディオーネ

牝7 大井 堀千亜樹厩舎 通算44戦11勝

父:ゴールドアリュール
母:サルサクイーン
母の父:リンドシェーバー

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昨年の覇者が連覇を狙う。このレースは18年も2着でオール連対と好相性。今年はもう一段階パワーアップした印象で、7歳にして充実期を迎えている。今夏はスパーキングレディーC、スパーキングサマーC、日本テレビ盃と圧巻の重賞3連勝。日本テレビ盃ではついに、牡馬相手にグレード制覇をやってのけた。圧倒的なスピードで押し切るのみと戦法はシンプルかつ、生粋のサウスポーという個性派。前走の金沢JBCレディスクラシックでは苦手な右回りを克服とはいかなかったが、本来の姿とはほど遠い走りで敗因は明確。潔く度外視できる。斤量差も問題ない。

ファイントリック

牝3 岩手 佐藤祐司厩舎 通算21戦3勝

父:ルーラーシップ
母:ステージトリック
母の父:Distorted Humor

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前走は岩手の3歳牝馬重賞最終戦・オータムティアラで重賞初制覇。僚馬で岩手3歳牝馬2冠のゴールデンヒーラーを5馬身突き放した。道中は内ラチ沿いを6番手で進み、そのまま最内から差し切る味な競馬。砂を被っても大丈夫な勝負根性と操縦性の良さが目を引いた。半兄に地方重賞19勝を誇るエンパイアペガサスを持つ良血馬。今後への期待も大きい。ゴールデンヒーラーも、ここ2戦は2着に敗れているが、ひまわり賞の圧勝ぶりが素晴らしかった。2頭とも斤量51キロの利を生かしたい。

ダイアナブライト

牝5 川崎 内田勝義厩舎 通算15戦4勝

父:ディープインパクト
母:チェリーコレクト
母の父:Oratorio

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全姉に福島牝馬ステークス3着のダノングレース、半弟にホープフルステークス3着のワーケアがいる良血馬が名門の川崎・内田勝厩舎に移籍してきた。この馬はダートで高い適性を発揮し、前走はレディースプレリュードで4着に好走。ただ、JRA所属のままでは賞金的に牝馬ダートグレード出走が難しい状況。現5歳で来春には繁殖入りを控えているだけに、何としてもその前にタイトル獲得をと南関移籍に活路を求めた。2走前にはBSN賞で、11番人気評価を覆して5着に好走。同じ左回りの船橋1800mはいかにも合いそうだ。前走で地方ダートの適性も証明。笹川騎手との新コンビも魅力だ。

過去3走の競走成績

(秋田 麻由子)

注記

当ページは、11月26日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。