注目馬情報 Attention

クリンチャー

牡8 JRA 宮本博厩舎 通算32戦6勝

父:ディープスカイ
母:ザフェイツ
母の父:ブライアンズタイム

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32戦6勝の8歳牡馬。重賞勝ちは京都記念(京都芝2200m)、みやこS(阪神ダート1800m)、佐賀記念(佐賀2000m)、名古屋大賞典(名古屋1900m)。3歳デビューからずっと芝を使われていたが6歳2月にダート路線に矛先を変更。Danzig4×3、Graustark5×4のパワフルな配合でなるほどといえる適性を見せて躍進。ことに右回りのダートでは(3.5.2.2)と高い好走率をマークしている。前走の東京大賞典(大井2000m)では2着に奮闘して衰え知らずの健脚を発露している。昨年の覇者で連覇に挑む立場だが、前述の右回りでのダート実績のうち馬券の対象外になった2回がともに休み明けだった。課題をあげるなら今年、初戦というローテーションになってくるか。

ケイアイパープル

牡6 JRA 村山明厩舎 通算19戦7勝

父:パイロ
母:アルヴェナ
母の父:Seeking the Gold

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19戦7勝の6歳牡馬。重賞勝ちは佐賀記念(佐賀2000m)。名古屋へは2度目の参戦で2走前に名古屋グランプリ(2500m)で2着に奮闘している。この重賞2戦の好走はともに4角先頭という形に持ち込んでのもの。通算でも4角先頭では(3.2.0.1)。名古屋大賞典で過去5年、4角先頭の馬が(4.0.1.0)でその年の佐賀記念で3着以内に入線した馬は(2.1.1.0)。名古屋大賞典の傾向と自身の戦績の好走パターンがリンクしてくる。ただ器用に動けるタイプではなさそうで7,8枠で(3.1.1.0)と外枠での好走確率が高い。佐賀記念も外々をうながしつつ押し上げていった形だった。

アナザートゥルース

セ8 JRA 高木登厩舎 通算32戦7勝

父:アイルハヴアナザー
母:キョウエイトルース
母の父:フジキセキ

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32戦7勝の8歳セン馬。重賞勝ちはアンタレスS(阪神ダート1800m)とダイオライト記念(船橋2400m)。約2年も勝ち星から遠のいていて加齢を意識させる状況ではある。それでもここ3走、先行力を取り戻して3、3、6着と善戦。条件がかみあえばまだまだ好走が可能な感触は得ている。名古屋コースも3年前のこのレースで3着に。名古屋グランプリ(2500m)でも3着の戦績がある。母は名古屋、笠松の条件交流競走で2、1着。父はDanzig4×4のアイルハヴアナザーで今の名古屋の力のいる小回りコースもあうイメージ。3~4月に(5.2.2.1)。前述の重賞勝ちもこのシーズンにあげたものだ。

アメリカンフェイス

牡5 JRA 戸田博文厩舎 通算19戦4勝

父:Tapit
母:Screen Goddess
母の父:Giant's Causeway

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19戦4勝の5歳牡馬。重賞では浦和記念(浦和2000m)7着、佐賀記念(佐賀2000m)2着。浦和記念はスタートから出して行って道中も早めに先団にとりついていって失速。前走の佐賀記念ではじっくり追走して向正面から一気のまくりをかけてラストまで脚を使い続けて2着に健闘した。好走パターンを認識しうる内容といえるかもしれない。佐賀記念は右回りかつ小回りの中距離と今回の舞台とリンクさせやすく、過去5年でその年の佐賀記念で3着以内に入線した馬は(2.1.1.0)。一方で過去5年で4角先頭の馬は(4.0.1.0)。好走確率は高そうだが、勝ちきるまでにはどんな形で追走できるか、スパートのタイミングなど課題はありそうだ。

過去3走の競走成績

ジンギ

牡6 兵庫 橋本忠明厩舎 通算27戦17勝

父:ロードカナロア
母:ロイヤルインパクト
母の父:ディープインパクト

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27戦17勝の6歳牡馬。中央交流重賞は昨年の名古屋大賞典(1900m)4着1回。園田金盃、白鷺賞を連覇しての参戦は昨年と同じ過程だ。異なるのは二度目の中央交流重賞への挑戦になる点。昨年は出していききれずに5番手追走から経済コースをロスなく運んだものの切れ負けした格好に。地方馬としては最先着だったが勝ち馬からは1秒5差をつけられていて3着馬からも3馬身差。ただ逃げれば(3.0.0.0)、4角先頭で(10.2.0.0)。本来はもっと前で戦ってこそのタイプだ。二度目の挑戦で思い切った手に出られるようなら昨年以上の期待感をかけられるのではないか。

エブリワンブラック

牡5 JRA 武幸四郎厩舎 通算24戦4勝

父:ブラックタイド
母:シュガーハート
母の父:サクラバクシンオー

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24戦4勝の5歳牡馬。重賞ではシリウスS(中京ダート1900m)8着だけ。重賞どころかオープンに昇格後は(0.0.0.7)と一度も馬券の対象になっていない。ダート1700m、つまり小回りコースで(1.1.1.0)と額面上は強調材料になりうる数字は残している。ただし2着は8頭立ての少頭数でさばきやすかった。1着時は前崩れの展開に乗じた面があった。キタサンブラックの全弟という血統背景はあるがはたしてそれが小回りのダート、それも今の力のいる馬場の名古屋コースに結びつけられるものかどうか。チャンスがあるなら先行勢に負荷がかかる展開になった場合になってくるか。

過去3走の競走成績

  • 2022/02/06 小倉 芝右2000m関門橋S

    9

  • 2021/12/28 阪神 右1800mベテルギウスS

    競走中止

  • 2021/12/11 中山 右1800m師走S

    4

(森 徹也)

注記

当ページは、3月4日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。