予想情報 Prediction

レースの見どころ

昨年は12番人気、船橋のキャッスルトップが逃げ切り、高配当となったのは記憶に新しいが、過去10年を振り返ると、1番人気が6連対、2番人気が4連対。1-2番人気での決着が3回と比較的堅いレース。ただしJRA勢の1-2-3は4回で、3連勝馬券には何かしら地方馬が絡むのが特徴だ。先日「3歳ダート三冠競走」の創設が発表され、現ジャパンダートダービーがこの時期にこの名称で実施されるのも、今回を含めあと2回。幾多の名馬が勝ち馬に名を連ねるが、今年ここに新たに加わる馬は果たしてどの馬か。

本命

  • 11セキフウ

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 前走ユニコーンステークスは後方からインコースをするすると進出し、直線ゴール間際でイン強襲、勝ち馬の勝負根性に屈し2着もクビ差。上り35.5と瞬発力に優れ、狭いラチ沿いも苦にせず伸びた闘志が光る。兵庫ジュニアグランプリに勝ち、全日本2歳優駿4着(1.9差)、さらにサウジダービー2着(0.2差)、UAEダービー8着(1.6差)と地方、海外、ナイターとあらゆる条件を経験している。今回2000mもこれまでの経験が活きるだろう。

対抗

  • 57ペイシャエス

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 ペイシャエスはユニコーンステークスの勝ち馬。最後ゴール際の狭い馬群をさばき、セキフウとの接戦をクビ差制した。菅原明良騎手の判断も良かった。右回りは中山1800mで1勝、父エスポワールシチーなら地方ダートはプラスのイメージで今回大井2000mも問題ないだろう。勝負根性に優れ、砂を被る競馬も経験済み。好勝負期待。

単穴

  • 33ハピ

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 ハピは前走鳳雛ステークス勝ち、デビューから無傷の3戦3勝。切れ味が持ち味で、その前走もスタートで後手を踏むも、4コーナー7番手から1頭別次元の伸びをみせて快勝。負かした2着馬が次走2勝クラスで8馬身差圧勝、3着馬も先日2勝クラスを快勝しておりレースレベルは決して低くはない。初の地方ダートは課題だが、一部砂を入れ替えて比較的軽い今の大井なら、極端な不利でもない。

連穴

  • 46ブリッツファング
  • 814ノットゥルノ
  • 58クライオジェニック
  • 610リコーヴィクター

CHECK!

ブリッツファングは前走園田の兵庫チャンピオンシップを4コーナー先頭から8馬身差の圧勝。ホッコータルマエ産駒らしいパワーを持ち、中~長距離路線で長く活躍できそうな予感がある。ノットゥルノはダート転向後2勝2着2回。負けた2戦も伏竜ステークスはレース中落鉄、前走は9キロ増で重め残りと割り切れば、まだ底はみせていない。鞍上の武豊騎手は05年のカネヒキリ以来、通算4度目の勝利を狙う。クライオジェニックは東京ダービーで一転末脚勝負の2着。540キロ台の好馬体を含め素質は高い。再びハナ行く競馬ならおもしろくなる。リコーヴィクターは東京ダービー3着。勝ち切るまでにはもうワンパンチ足りないが、サッポロクラシックカップをレコード勝ちなど、ホッカイドウ競馬での実績を含め、まだ昇り目はある。好位で粘り強く、先手先手の競馬で一矢報いたい。

提供 日刊競馬 大平 誠

注記

当ページの情報は、7月12日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。