注目馬情報 Attention

グランブリッジ

牝3 JRA 新谷功一厩舎 通算6戦3勝

父:シニスターミニスター
母:ディレットリーチェ
母の父:ダイワメジャー

CHECK!

初勝利をあげたのはデビュー3戦目の3歳未勝利戦(小倉1700m)となったものの、続くネモフィラ賞では10番人気の評価を覆す走りで3着に入着。その後、1勝クラス(阪神1800m)を勝利して臨んだ関東オークス(川崎2100m)では、2番手追走からメンバー中最速となる、上がり3ハロン38秒フラットの末脚を使って重賞初制覇を果たした。デビューからの6戦で一度も1番人気に支持されたことが無いが、成長力のあるシニスターミニスター産駒らしく、レースを使われながら安定感も出てきている。ただ、牝馬限定競走となってからの2014年以降で、3歳馬の勝ち馬は出ていないのは気がかりなデータだ。

過去3走の競走成績

テリオスベル

牝5 JRA 田島俊明厩舎 通算24戦5勝

父:キズナ
母:アーリースプリング
母の父:クロフネ

CHECK!

デビューからの3戦は芝1200mを使われるも、初勝利をあげたのはダート1200m。そこから「砂が合う」どころか、距離延長も難なくこなしながらクラスを上げていく。今年に入ってからの充実ぶりが著しく、3勝クラスの下総S(中山1800m)、OPのスレイプニルS(東京2100m)を共に逃げ切り勝ち。前走のマーキュリーC(盛岡2000m)では、向こう正面で捲っていきながら、最後の直線では先頭へと踊り出る。ゴール前でバーデンヴァイラーの強襲に合うも、2着入着を果たした。鞍上を務める江田照男騎手とは、ここまで7戦2勝、2着2回とまさに「馬が合う」コンビ。先手を取れば勝機も見えてくる。

過去3走の競走成績

プリティーチャンス

牝5 JRA 野中賢二厩舎 通算17戦4勝

父:シンボリクリスエス
母:フューチャサンデー
母の父:サンデーサイレンス

CHECK!

母フューチャサンデーはクイーンC(東京芝1600m)の勝ち馬で、スパーキングレディーC(川崎1600m)でも3着に入着。娘はここまでダートで4勝。クイーン賞(船橋1800m)で3着と、母からダート適性の高さを伝えられている。重賞勝ちは無いものの、エンプレス杯(川崎2100m)では5着、続くアンタレスS(阪神1800m)でも4着と、掲示板を外さない安定した走りを見せている。みやこS、東海SでもGIに出走しているような牡馬を相手に好走。前走のマリーンS(函館1700m)でも0秒4差の5着に入着した。メンバー的にも初めての重賞勝ちが狙えそうなだけに、自慢の末脚を使えるようなレース展開が望ましい。

過去3走の競走成績

ネーロルチェンテ

牝5 北海道 米川昇厩舎 通算30戦9勝

父:ベルシャザール
母:アデュラリア
母の父:クロフネ

CHECK!

ホッカイドウ競馬でデビューし、大井に移籍後は再び地元に戻って、牝馬重賞戦線を盛り上げてきた立役者。2歳時にはブロッサムC(門別1700m)で重賞初制覇。今年に入ってからもノースクイーンC(門別1800m)を優勝と、確実に成長の証を示している。ブリーダーズゴールドC(門別2000m)は昨年も出走しており、地方馬最先着ながらも、勝ったマルシュロレーヌから2秒9差の5着に敗れている。今年の中央勢はその時より戦いやすいメンバーとなっており、1年経った今ならその差を縮めるのは可能なはず。門別ダート2000mは(0-0-0-2)なだけに、ここで距離の壁も突き破ってもらいたい。

ハギノリュクス

牝5 JRA 高野友和厩舎 通算17戦4勝

父:ルーラーシップ
母:ハギノウィッシュ
母の父:アグネスタキオン

CHECK!

全4勝がダート戦ながらも、前走のマーメイドS、前々走の福島牝馬Sと続けて芝の重賞を使うも惨敗。オープン入り後のダート戦でも二桁着順が続いているが、トルマリンS(阪神1800m)を含め、近2勝はいずれも牝馬限定戦。その意味で牡馬のいないブリーダーズゴールドCは、願っても無い条件とも言える。また、3着以内となった全6戦が4角まで3番手以内の位置取りであり、同型との先行争いが鍵となる。鞍上の岩田望来騎手とは2戦して1勝、3着1回と相性はバッチリ。

ニーズヘッグ

牝5 北海道 佐々木国明厩舎 通算20戦4勝

父:ヘニーヒューズ
母:リュウメイ
母の父:コロナドズクエスト

CHECK!

中央在籍時は17戦3勝。2着が5回、3着も2回あるようにレース内容は安定しており、逃げ切り勝ちも2度あるなど、前で粘り込むレースを得意としていた。3勝クラスで2度続けて心房細動で競走中止となっており、その後、ホッカイドウ競馬へと移籍する。移籍2戦目のえりもオープン(門別1700m)では、後方からレースを進めると、直線では鮮やかな末脚でネーロルチェンテを交わし去り優勝。ただ、1番人気に支持されたノースクイーンC(門別1800m)では、向こう正面で失速して9着に敗れ去る。体調面、気性面が上手く嚙み合えば、このメンバーが相手でも大仕事を期待できるはず。

(村本 浩平)

注記

当ページは、8月4日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。