予想情報 Prediction

レースの見どころ

 岩手競馬の夏の風物詩、電撃6F戦。このレースから秋以降のダート短距離路線へつながるため賞金加算を狙っているJRAの新興勢力も目立つ昨今、近10年JRA8勝だが笠松ラブミーチャン、浦和ブルドックボスが優勝するなど地方競馬のスプリント番組の拡充によりレベルが底上げされ地方所属馬に戴冠のチャンスがある交流重賞だが今年の地方勢は小粒感が否めずJRA勢の独壇場となりそう。広々としたコース設定ゆえロスなく個々のポテンシャルが最大限に発揮されやすい舞台、長い直線にある急坂(高低差4.4m)過ぎから状況一変のシーンが多く70秒間、一時も目が離せない一戦。

本命

  • 11ダンシングプリンス

CHECK!

 デビューから3戦、芝では芽が出ず船橋へ転籍、条件戦ではあるが圧倒的なスピードで3連勝のちJRAへ復帰しレコード勝ちを含め3勝クラスまで一気に勝ち上がってきた。オープン入り後カペラS、大和Sと連敗も京葉S以降現在まで4連勝と文句のつけようがない快速ぶりを発揮中で、初海外となった2月のサウジアラビア・リヤドダートスプリントでも5馬身以上突き放す逃げ切り勝ちを収め現時点でこの馬のスピードに真っ向勝負できる馬がいない。スピードの持続力があるこの馬にとって絶好の舞台なのは確か、このままスプリント界の頂点に君臨する可能性は十分にある。

対抗

  • 814リュウノユキナ

CHECK!

 昨年と同じローテーションで連覇を狙ってきた。昨年は流れがマッチして馬場の特性をうまく読み切った柴田騎手の好プレーではあるが1分11秒台決着というレースレベルにちょっと疑問符が残る。スプリント路線のグレードレースでは常に好勝負を演じている馬だが今年は時計が出やすい走路状況ゆえ高速決着に対応できるかどうかが鍵となりそう。あとは昨年のクラスターC以降未勝利という現実、7歳馬の優勝は2007年水沢でのメイショウバトラー以降出ていないだけに対抗格まで。

単穴

  • 34リメイク

CHECK!

 まずは斤量51キロで川田騎手が乗ってきた…それだけでこの馬への期待感をすごく感じさせる。ジャスティンとの斤量差7キロ、前走まで56あるいは57キロ出走してきたのだから恵まれた条件であるのは間違いない。あとはこのメンツに入っての力関係という事になるが、前走ユニコーンSはゲートに突進、直後躓きながらリカバリーした内容だけに悲観する事はない。まだキャリア7戦と今後化ける要素はたっぷり、第1回トキオクラフティー以来の3歳馬優勝となるか?距離短縮で一変を期待したいところ。

連穴

  • 711ジャスティン
  • 813オーロラテソーロ

CHECK!

 58キロを背負う事になったジャスティン、ポテンシャルの高さは認めるが昨年4着、今年は休み明けと割り引かざるを得ない材料が多い。鞍上に横山武を迎えただけに軽くも扱えない気はするが絶好枠を引いたダンシングプリンスとの先行争いを制する事ができるかどうかに尽きる。オーロラテソーロは中京・松風月Sでオープン2勝目と実績は積んできた。ただ交流重賞ともなれば相手関係がかなり強化され、力関係という点でやや劣勢ムード。今のデキの良さで一角崩しを狙えるかどうか。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、8月15日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ふるさと夏うま祭オンライン
トップページはこちら