注目馬情報 Attention

シャマル

牡4 JRA 松下武士厩舎 通算9戦5勝

父:スマートファルコン
母:ネイティヴコード
母の父:アグネスデジタル

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デビューは3歳3月、2戦目で挙げた初勝利は7月下旬と、遅咲きではあったが、初勝利から3連勝で3勝クラスまで上り詰めると、3戦目で勝ってオープン入り。オープン初戦となった東京スプリントでは好ダッシュを決めて3番手外につけると、直線は3頭横並びの大接戦をハナ+クビ差制して重賞初制覇を果たした。続くさきたま杯でも好ダッシュから2番手につけ、4コーナーでは先頭に立つ勢いだったが、サルサディオーネが並びかけられてからの粘り強さを見せ、さらにティーズダンクにも差され3着だったが、着差はわずか。初の1400mだったが、距離が長いというよりは相手を称えるべき一戦だったと言えよう。今回の舞台でも好ダッシュから粘り込みを図る。

コンバスチョン

牡3 JRA 伊藤圭三厩舎 通算7戦3勝

父:ディスクリートキャット
母:スモーダリング
母の父:パイロ

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ダート1400mでデビューから2連勝を果たした3歳馬。3戦目となった兵庫ジュニアグランプリでは強いレースを見せたものの、勝ち馬の器用な立ち回りにクビ差及ばず2着。速い時計での決着となった全日本2歳優駿でも2着と世代上位の力を見せ、3歳になるとヒヤシンスSを勝った。500キロ近い馬体からパワフルな走りを見せ、2歳時の2戦からも地方競馬への適性は高い。前走のユニコーンSは9着に敗れたが、終始よどみのない流れで展開が向かなかっただけだろう。斤量53キロは恵まれたと言えそうで、初の古馬重賞からいきなりの活躍があっても不思議はない。

過去3走の競走成績

レディバグ

牝4 JRA 北出成人厩舎 通算14戦4勝

父:ホッコータルマエ
母:フェバリットガール
母の父:ダンスインザダーク

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2歳時に兵庫ジュニアグランプリで2着。前走のスパーキングレディーカップでも斤量差が3kgあったとはいえ、ショウナンナデシコにクビ差まで迫る2着と、牝馬ながら実績は見劣りしない。この馬の武器はどのポジションからでもしまいに確実に脚を使える点。4勝中3勝が左回りでのもので、今回は右回りに変わるのが一つのポイントとなるが、7〜8枠に入ると(2-1-1-0)。また、直線では外に出されてから伸びるケースが目立つ。仮に内枠を引いても、ダートグレード競走では勝負所で馬群がバラけやすいため、上手く立ち回れる可能性も高い。あとは、3歳牡馬のコンバスチョンが53kgに対し、牝馬の同馬が54kgがどう出るかだろう。

サクセスエナジー

牡8 JRA 北出成人厩舎 通算42戦13勝

父:キンシャサノキセキ
母:サクセスアイニー
母の父:ジャングルポケット

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地方ダート1400mのスペシャリストが今年も参戦する。これまで同条件のダートグレード競走は16戦5勝、2着3回、3着1回。小回りコースに対応できる先行力が武器で、特に砂を被らずに運べる外枠が当たるとより強さを発揮する。一方で、昨年はノド鳴りの手術を実施。復帰戦となったのがこのサマーチャンピオンで、当日はコロナの影響で急遽の乗り替わり、そして1~2コーナーでは砂を被って大きく後退する場面もありながら2着まで挽回した。3走前の黒船賞は内が有利な馬場状態に泣かされ4着、前走のさきたま杯は緩みのないペースで先行馬にはキツい展開で7着。馬場や展開が向けば、まだまだ上位争いに加わるだろう。

ラウダシオン

牡5 JRA 斉藤崇史厩舎 通算19戦5勝

父:リアルインパクト
母:アンティフォナ
母の父:Songandaprayer

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2020年のNHKマイルカップ覇者がダートに初挑戦する。父は3歳時に安田記念を勝ち、古馬になってからはオーストラリアGIを制したリアルインパクト。産駒は上級条件になるほど芝での活躍馬が目立つが、ダートでの勝ち星も芝と同程度あり、地方ではティーズダンキー(名古屋)が重賞を勝っている。ラウダシオン自身は初ダートでどこまで対応できるかに加え、左回りのワンターンで良績を残してきたタイプだけに、小回りでコーナー4回のこの舞台設定も一つのポイントとなるだろう。しかし、父譲りのスピードと500キロ超えの馬体でアッサリ克服する可能性もある。

過去3走の競走成績

コウエイアンカ

セ7 兵庫 保利良平厩舎 通算48戦12勝

父:プリサイスエンド
母:カノヤトップレディ
母の父:キングヘイロー

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近親にアイビスサマーダッシュを連覇した快速馬・カノヤザクラのいる血統で、JRA時代は3勝を挙げた。一昨年の夏に兵庫に移籍し、1400m以下に狙いを定めて出走。昨夏は4連勝で重賞・園田チャレンジカップを勝ち、現在も4連勝中だ。スタートはゆっくりだが、直線で見せる鋭い末脚が何よりの武器。上がり3ハロン36秒台で追い込むことも珍しくなく、昨年の園田競馬場1230m以上で上がり3ハロン36秒台が出たのは6回なのだが、うち3回が同馬がマークしたものだった。流れが速くなりやすいダートグレード競走では道中の位置取りが大きな鍵となるだろうが、前走から6キロも軽い52キロでの出走で、末脚により磨きがかかる可能性も大きいだろう。

リュウノシンゲン

牡4 佐賀 山田徹厩舎 通算21戦13勝

父:グランプリボス
母:ランブルジャンヌ
母の父:Mutakddim

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昨年の岩手二冠馬。昨年の秋に川崎に移籍して、地方全国交流重賞の楠賞(園田)で2着などの成績を残したのち、佐賀へ移籍してきた。佐賀移籍後は今年6月の転入初戦から無敗の3連勝で重賞・吉野ヶ里記念を制覇。佐賀での3戦はいずれも2着と1馬身半以内と小差ではあるが、当地の砂やコース形態にしっかり順応している。3歳時は王道路線に進むため1600m以上の中距離路線を歩んだが、その後は1400mを中心に走り結果を残している。佐賀競馬場で年に2回行われるダートグレード競走の一つとあって、地元大将格として存在感を示したいところだろう。

(大恵 陽子)

注記

当ページは、8月18日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。