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レースの見どころ

今年も日本テレビ盃から「Road to JBC」がスタート。優勝馬には11月3日に盛岡競馬場で行われるJBCクラシックへの優先出走権が付与される。昨年、地方所属馬として初となるJBCクラシック制覇の偉業を成し遂げたミューチャリー、昨年の当レース覇者で今年も既に重賞2勝と衰え知らずのサルサディオーネなど実績十分の南関東勢が出走。対するJRA勢はジャパンダートダービーを制して3歳ダート王者に輝いたノットゥルノを筆頭に今後のダート戦線を担うことを期待されるメンバーが参戦し、古豪たちを相手にどういった走りを見せるのか、目の離せない一戦だ。

本命

  • 57サルサディオーネ

CHECK!

3走前のさきたま杯はティーズダンクやシャマルなどの追撃を抑えて逃げ切りV。前走のビューチフルドリーマーカップでは単勝元返しの圧倒的人気に応えて後続に5馬身差の完勝。力の違いを見せつけた。今年、8歳を迎えたものの、衰えがないことは明白。また、船橋コースは昨年の当レースを含めて重賞4勝を挙げており、相性は抜群だ。今年のメンバーを見渡しても同型は不在でマイペースに持ち込めそう。追い切りの動きも上々で連覇達成を期待したい。

対抗

  • 46クラウンプライド

CHECK!

前走のケンタッキーダービーは大きく敗れたものの、2走前のUAEダービーでは日本調教馬として2016年ラニ以来となる優勝を果たした。今回は帰国緒戦となるが、栗東坂路を中心にしっかり乗り込みを消化。22日の栗東ウッドコースでの併せ馬では古馬オープン馬を追走して先着と上々の内容。いきなりから力を出せる態勢にありそうだ。母エミーズプライドは現役時、船橋・川島正一厩舎に所属して当地で8勝を挙げた。母が走った舞台で日本での重賞初制覇を狙う。

単穴

  • 33ノットゥルノ

CHECK!

大トビで走るタイプで小回りの園田から大井に舞台を変えると大幅にパフォーマンスを向上させてジャパンダートダービーを制覇。ハイペースの中、好位外めを追走して勝ち切った走りは着差以上の強さ。走法的にスパイラルカーブの船橋が舞台であれば初コースでも対応可能。休み明けということもあり、いくらか馬体に余裕があるようだが、乗り込みは入念で栗東からの長距離輸送で馬体も絞れてくるはず。凱旋門賞騎乗のため、フランスへ遠征中の主戦・武豊騎手は騎乗できないが、松山弘平騎手であれば不安なし。当然、争覇圏内の一頭。

連穴

  • 610ギガキング
  • 712ペイシャエス
  • 69フィールドセンス
  • 58ミューチャリー

CHECK!

ギガキングは船橋1800mで3戦全勝。最終追い切りでは水の浮く不良馬場の中、好反応を示すとグイグイと伸びてゴール。前走のマーキュリーカップはスタート後に挟まれる不利がありながら健闘していたし、この舞台なら一発があっても驚けない。ジャパンダートダービーは猛追したものの、勝ったノットゥルノにわずかに及ばなかったペイシャエス。今回は2キロの斤量差があり、逆転の目も。フィールドセンスは前走のスパーキングサマーカップで重賞初制覇。状態は安定しており、持ち味である末脚を生かせる展開になれば浮上余地。実績上位のミューチャリーだが、調教を見る限りではまだ完調手前の印象を受ける。今回は底力に期待。

提供 競馬ブック 髙橋 佑典

注記

当ページの情報は、9月27日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。