予想情報 Prediction

レースの見どころ

 中距離の主要路線で首位争いを続けてきたベルピット、オーマイグッネスが5走連続5度目の激突。実績面を重視するなら、この2頭の攻防が中心との見方が自然だろう。連勝の勢いに乗るリアルミー、スギノプリンセスや、巻き返しを図るリアルガー、タイガーチャージがどこまで迫れるか、というのが地元勢の構図。能力比較の難しいJRA勢の参戦もあり、今年も混戦模様である。先日行われたエーデルワイス賞では中央勢に複勝圏を占拠される形となっただけに、地元勢としては、ここでその借りを返したいところだ。

本命

  • 711ベルピット

CHECK!

重賞2勝(ブリーダーズゴールドジュニアC、サッポロクラシックC)を挙げ、前哨戦のサンライズCでもハナ差の2着に好走していることから、実績面では最上位の存在と言える。前走でデビュー戦からの連勝が4で止まる形になったが、オーマイグッネスが絶妙なラップ構成で逃げたことを踏まえれば、負けてなお強しの内容と見ていいだろう。この馬の持ち味は鞍上の指示に対して的確に動けるレースセンスの高さにあると言え、レース全体のペースが乱れたとしても、大きく崩れることはなさそうだ。

対抗

  • 44オーマイグッネス

CHECK!

前走のサンライズCで僚馬ベルピットを下し、待望の重賞初勝利を挙げた。直線半ばで1馬身ほど前に出られたところから差し返すという特異なレース内容であり、勝負根性の非凡さを印象付ける勝ちっぷりだった。今回は中央馬の出方次第で先行争いが激化するケースもありそうだが、4走前のパール特別ではハイペースを追走する形で力を発揮しているだけに、その点も問題にしないだろう。降雨の影響で馬場が少し軽くなるのはこの馬にとって好材料。引き続き好勝負に期待できる。

単穴

  • 33リアルミー

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直線で一頭だけ段違いな伸びを見せた前走の勝ちっぷりは秀逸だ。負かしたエイシンケプラーは次戦で南部駒賞を制覇しており、相手に恵まれての勝利でないことは明らか。また、末脚を生かすレースぶりから、外回り1800mに替わって更にパフォーマンスを上げてきそうな感じがある。地元勢のなかでは最もデビューが遅く、キャリアも2戦と少ないが、そのレース内容からは一線級と渡り合えるほどのポテンシャルが窺える。上位2頭に割って入るならこの馬か。

連穴

  • 710エコロアレス
  • 45スギノプリンセス
  • 68タイガーチャージ

CHECK!

中央勢のなかではエコロアレスに注目。初戦は抑え加減で先手を取り切り、3ハロンを34秒8で通過した。スピードを生かしての逃げ切りだっただけに、今回は距離延長が鍵になる。コーナー4つのコース形態に対応できれば、上位を争えそうだ。スギノプリンセスは距離延長をきっかけに軌道に乗り、目下4連勝中。牝馬限定戦とはいえ、重賞で3馬身差の完勝を収めているのだから、その勢いを侮ることはできない。先行抜け出しの勝ちパターンが確立できている点は心強い。タイガーチャージの前走は4角でオーマイグッネス、ベルピットに挟まれる形でプレッシャーを受けた点が、終いに踏ん張りを欠いた原因とも捉えられる。巻き返しに警戒が必要だ。

提供 競馬ブック 岡田 紘幸

注記

当ページの情報は、11月1日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。