注目馬情報 Attention

オマツリオトコ

牡2 JRA 伊藤圭三厩舎 通算4戦3勝

父:ヴィットリオドーロ
母:マツリバヤシ
母の父:スマートボーイ

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前走・兵庫ジュニアグランプリ(JpnII、園田1400m)は課題だったスタートもうまく出て好位3番手の外で折り合い、4コーナー手前で前2頭を早々と抜き去って4馬身差快勝。ダートグレード競走初制覇を飾った。2戦目の芝の函館2歳S3着を除けば、ダートは3戦全勝。ギアが上がってから長く脚が続くのが長所で底を見せていない魅力がある。前走直後に全日本2歳優駿への参戦を表明。伊藤圭師は「距離は延びても対応できると思う」とマイル克服の手応えも得ている。左回りは3戦目の中京のヤマボウシ賞(1着)でクリア。JRA勢では主役級の存在だ。

過去3走の競走成績

(小田 哲也)

ペリエール

牡2 JRA 黒岩陽一厩舎 通算2戦2勝

父:ヘニーヒューズ
母:ソフトライム
母の父:フジキセキ

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現在、ダート2戦2勝。札幌新馬戦(ダート1700m)で2着に負かしたユティタムが12月阪神未勝利戦を8馬身差圧勝。2戦目のオキザリス賞(東京ダート1400m)は道中5番手からあっさりと抜け出し、単勝2.3倍の1番人気に応えた。道中で砂をかぶっても問題なく、ギアを上げてからしっかり脚を使えていた点は高く評価できる。今回は1600mに延びるが、新馬戦の内容から問題なさそうだ。母系をたどるとスキーパラダイス(ムーランドロンシャン賞優勝)もいる良質母系。3戦連続で福永騎手が騎乗するのも大きく、自在に運べる強みを武器に好勝負。

過去3走の競走成績

  • 2022/11/12 東京 左1400mオキザリス賞

    1

  • 2022/08/27 札幌 右1700m2歳新馬

    1

(小田 哲也)

ヒーローコール

牡2 浦和 小久保智厩舎 通算6戦5勝

父:ホッコータルマエ
母:アインライツ
母の父:ティンバーカントリー

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4連勝で鎌倉記念を制覇。南関東2歳馬の大将格として臨む。これまで唯一敗れた2戦目は、先頭に立って馬が遊んでいたところを間に1頭挟んでさらに外から伸びて来た馬にハナ差、差されたというもの。見えないところからヒュッと来た分で、並んでいたら違う結果だっただろう。力負けではない。鎌倉記念も左海誠二騎手が終始、馬が気を抜かないようおっつけていたように、ここまでまだ一度も本気で走っているようには見えない。馬体重も新馬戦から前走は23キロ増と順調に成長しており、かなりのスケールの大きさを感じさせる。

(秋田 麻由子)

スペシャルエックス

牡2 北海道 田中淳司厩舎 通算5戦3勝

父:ダノンレジェンド
母:ファーマクリーム
母の父:スニッツェル

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デビューから3連勝でイノセントCを制覇。鎌倉記念、兵庫ジュニアグランプリで2着と、相手を強化しながらパーフェクト連対を続けている素質馬。5戦全てで逃げており、今回もレースのペースを握ることになりそうだ。鎌倉記念はヒーローコールに2馬身離されたが、3着デステージョには5馬身突き放した。デステージョは兵庫ジュニアグランプリでも3着と鎌倉記念自体のレベルも高かった。この馬自身も兵庫ジュニアグランプリは道中でハミを取らずフワフワ走る子どもっぽい面を見せており、伸びしろは十分。川崎を経験しているのは好材料の一つだ。

(秋田 麻由子)

オーマイグッネス

牡2 北海道 角川秀樹厩舎 通算7戦2勝

父:マクフィ
母:ブライズメイト
母の父:エイシンサンディ

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2008年東京プリンセス賞馬ブライズメイトの息子が母も走った川崎(関東オークス3着)に登場。前走のJBC2歳優駿は4着と7戦目で初めて馬券圏内を外したが、出遅れて中団からの競馬になったデビュー戦以来、その時以上に最内でもまれる展開を耐えての結果。直線は外にヨレながらもしぶとく脚を伸ばした。それまで逃げか外2番手のもまれない展開でレースをしてきたことを考えればいい経験になった。崩れなかったのも収穫で、阿部龍騎手が「いつも力を出し切ってくれる馬」と評するように改めて勝負根性の強さを見せてくれた。

(秋田 麻由子)

デルマソトガケ

牡2 JRA 音無秀孝厩舎 通算5戦2勝

父:マインドユアビスケッツ
母:アムールポエジー
母の父:ネオユニヴァース

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デビュー2戦の芝では6、4着と勝ち切れなかったが、ダートに転向して躍進。通算4戦目の中京未勝利戦(1800m)は4馬身差楽勝で初白星。次走・もちの木賞(阪神1800m)は好位イン4番手から内寄りを縫って、コンティノアールにハナ差競り勝って2連勝を飾った。その前走で負かしたコンティノアールが次走のカトレアS(東京)を勝った点でも価値がある。母アムールポエジーは13年関東オークス(JpnII、川崎2100m)の優勝馬で初の川崎は血統的にプラスに出そうだ。1F短縮は鍵になるが、馬群を苦にしない根性と競り合いの強さはここでも強調できる。

過去3走の競走成績

  • 2022/11/06 阪神 右1800mもちの木賞

    1

  • 2022/10/02 中京 左1800m2歳未勝利

    1

  • 2022/09/03 小倉 右1700m 2歳未勝利

    3

(小田 哲也)

リアルミー

牡2 北海道 田中淳司厩舎 通算3戦2勝

父:トランセンド
母:テラザパピヨン
母の父:トワイニング

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ホッカイドウ競馬勢としては遅い8月下旬デビューだったが、重賞初挑戦、それもダートグレードのJBC2歳優駿で3着に好走。一戦ごとに距離を延ばしての成績で素質の高さを感じさせる。JBC2歳優駿はゲートを出てすぐに大きくつまずく不利。道中は最後方、それも向正面では馬群から10馬身以上離れており、4角でもまだ11番手。普通の2歳馬なら絶望的な位置から、もの凄い末脚を繰り出して3着に追い込んだ。上がり3Fは当然ながらメンバー最速。負けはしたがとんでもないレースをしている。直線の短い川崎がどうかだが、侮れない。

(秋田 麻由子)

マルカラピッド

牝2 JRA 今野貞一厩舎 通算4戦2勝

父:マインドユアビスケッツ
母:ヴェルメンティーノ
母の父:ダイワメジャー

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中団を追走した前走・兵庫ジュニアグランプリ(4着)は道中でおっつけ通し。前の馬の砂を嫌った影響もあったかもしれないが、直線で伸びを欠いた。ただ、2走前のエーデルワイス賞(JpnIII、門別1200m)は道中6番手から一気に伸びて快勝し、潜在能力は十分秘めている。血統的には母ヴェルメンティーノがJRAのダート1800mで2勝の実績。父マインドユアビスケッツの産駒は1600mや1800mで好成績を挙げ、これまでの2勝は1200mでもマイルをこなせる下地はある。エーデルワイス賞のように、最後に決め手を生かせれば、上位争いも十分。

(小田 哲也)

プルタオルネ

牡2 北海道 小国博行厩舎 通算5戦2勝

父:リアルインパクト
母:サクラカンパネラ
母の父:サクラバクシンオー

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重賞初制覇の前走・平和賞は勝利が新馬戦のみだったことと、知床賞(盛岡)が挫跖で出走取り消しだったこともあってか5番人気と伏兵扱いだったが、4番手から抜け出して2着に2馬身差をつける快勝劇だった。レースぶりはゲートの出はそれほど速い方ではなかったものの二の脚は悪くなく、終始外を回って抜け出したように、スタミナ豊富で距離はもっと延びても良さそうなタイプだ。道中は遊んでいたし、エンジンがかかるまでにまだ時間がかかる。それでいて初物づくしの舞台での重賞制覇だから来年が楽しみな一頭。

過去3走の競走成績

(秋田 麻由子)

注記

当ページは、12月8日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。