レース紹介 Introduction

2023年までは、TCK女王盃JpnIIIとして、おもに1月下旬に大井1800mで実施されていた。古馬牝馬路線整備の一環で、24年から園田1870mに舞台を移し、兵庫女王盃JpnIIIと名を変え新たな歴史を刻む。前哨戦として、兵庫では年始に4歳以上牝馬による同距離重賞・コウノトリ賞が設けられた。兵庫デビューの牝馬では、アスカリーブルが南関東に移籍後の12年に関東オークスJpnIIを制したことはあるが、地の利を生かした地元勢の活躍に期待したい。(栗田 勇人)

実施日
2024/04/04(木)
競馬場
園田競馬場
距離
ダート右回り 1870m
出走資格
サラブレッド系4歳以上牝馬
1着賞金
3000万円
負担重量
グレード別定(基準重量54kg)
2024年3月29日まで、GI/JpnI競走1着馬2kg増、GII/JpnII競走1着馬1kg増、GIII/JpnIII競走1着馬1kg増(ただし2歳時の成績を除く)

レース体系

体系図の要素説明
兵庫女王盃 体系図

歴史

前身は1998年創設のTCK女王盃。2024年から園田に移り、時期もレース名も変わったが、エンプレス杯JpnII(24年より3月上旬から5月上旬へ移動)の前哨戦という位置づけは変わらない。なお北海道と南関東以外で、牝馬の常設ダートグレードが行われるのは初となる。(栗田 勇人)

コース紹介

園田・右1870メートル

兵庫女王盃 コース

園田コースは1周1051mで、現存する地方競馬ではもっとも小さい。1870mはフルゲート12頭で、三冠目の兵庫ダービーや園田金盃でも使用される園田のチャンピオンディスタンス。2コーナーポケットからスタートしてコーナーを6回まわる。ゴールまでの直線は213mと短いため、直線だけでの追い込みは難しく、勝負どころの3コーナー手前から一気にレースが動く。その向正面から3コーナーにかけては高低差約1.2mの登り坂となっている。(斎藤 修)

アクセス

開催場所
園田競馬場(〒661-0951兵庫県尼崎市田能2-1-1)
公共交通機関
阪急電鉄「園田駅」
⇒無料バス:西口専用バス乗り場乗車
阪神電気鉄道「尼崎駅」
⇒無料バス:北出口阪急バスターミナル5番のりば乗車
JR「尼崎駅」
⇒無料バス:南側バスターミナル乗車
車・タクシー
「大阪国際空港(伊丹空港)」から約15分
東海道新幹線「新大阪駅」から約25分
名神高速道路「豊中I.C.」から約10分
駐車場
1450台(開催日1000円、場外時700円)
HP
http://www.sonoda-himeji.jp/