注目馬情報 Attention

ブルーサン

牡3 JRA 川村禎彦厩舎 通算9戦3勝

父:モーニン
母:グッドレインボー
母の父:ステイゴールド

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右側にチークPを着けて、右へモタれる面の修正を図りながら、3戦目からはスタートも上達。理想は脚抜きのいい馬場でラチを頼る形だろう。前半はやや力みがちでもラストまで粘り強いように、スピードの持続性が最大の武器。雲取賞の3着サントノーレが続く京浜盃を圧勝。エコロガイア、バロンドールに競り勝ったアンモシエラを7馬身も千切ったことで、雲取賞の評価は更に上がったが、前回でも体を減らしたように神経質な面があるうえ、今回は初めてのナイター競馬。平常心を維持できるか、自身との戦いにもなるだろう。前走後は在厩調整で、プールを併用しながら長めからの追い切りもしっかりと消化。4月16日の計量では516kgまで回復している。

(競馬ブック・橋本篤史)

アマンテビアンコ

牡3 JRA 宮田敬介厩舎 通算4戦2勝

父:ヘニーヒューズ
母:ユキチャン
母の父:クロフネ

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主戦のC・ルメール騎手がドバイでの落馬で休養中。よって今回は川田将雅騎手に乗り替わる。「ズブさのある馬なので、この鞍上なら叱咤激励して上手く走らせてくれる事でしょう」。そう語るのは宮田敬介調教師だ。前走の雲取賞(JpnIII)はスタートで大きく躓いた。「鼻面をつくくらい決定的に躓いたけど、その後、うまくリカバリーして好位で流れに乗ってくれました」と宮田調教師。結果の2着について、次のように続けた。「スタート云々より3角でいつものズブさを見せた分、追い込み切れませんでした」。膝をついたダメージか、中間は少し硬さが出たようだが「牧場で立て直してくれました」と宮田調教師。まだ緩さが残りつつも徐々に体力をつけており、更なる成長があれば前走以上を期待できそうだ。

(平松 さとし)

ハビレ

牡3 JRA 武井亮厩舎 通算5戦2勝

父:ヘニーヒューズ
母:トモトモリバー
母の父:ブラックタイド

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初めての大井競馬場となった前走の京浜盃(JpnII)は最初のコーナーで不利を受ける競馬。管理する武井亮調教師も「あれは痛かった」と唇を噛んだが、その後、次のように続けた。「ただ、その後の走りを見ると、大井の深いダート自体は苦にしていませんでした」。1番人気には応えられず、勝ち馬からも大きく離されてしまったが、それでも地力で3着までは追い上げた。「ただし、距離的には限界を感じました」と語った武井調教師は更に続ける。「今回はもっと距離が伸びるので、そのあたりをどう乗ってくれるかが課題になりそうです」。ちなみに体調面に関しては「前走以上」だそうだ。

(平松 さとし)

アンモシエラ

牝3 JRA 松永幹夫厩舎 通算8戦3勝

父:ブリックスアンドモルタル
母:サンドクイーン
母の父:ゴールドアリュール

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1400mのデビュー戦は6着に終わったが、距離を延ばしつつ、レースにも慣れて一戦毎に内容が良化。ゲートが上達してスムーズに流れに乗れるようになっただけでなく、3戦目からチークピーシズを着用した効果で集中して走れるようにもなっている。船橋のブルーバードカップで3勝目、続く京浜盃ではサントノーレに7馬身離されたものの2着は確保。馬場状態を問わず、渋太く脚を使えるのがいい。大井は前走で経験済みで、距離が少しでも延びるのも好材料。この中間は初めてのプール併用の調整だが、順調に時計を出せていて、14日はビシッと攻めて坂路で50秒7。馬体も動きも変わらず力強い。力を出せる態勢にあると見ていいだろう。

(競馬ブック・西村敬)

ティントレット

牡3 大井 荒山勝徳厩舎 通算8戦3勝

父:ホッコータルマエ
母:マニエリスム
母の父:ゼンノロブロイ

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デビュー地の門別では1勝止まりだったが、大井転入後に2連勝。他馬を問題にしない走りで、南関3歳での力上位を示した。京浜盃は抜群の手応えで2番手を追走し、4コーナーではあわやと思わせたが、直線で追い出されるとソラを使って5着。荒山勝徳調教師は「繊細な部分がある馬。2走前のときは相手の動きを見ながら徐々に追い出して勝ったけど、京浜盃は急に追い出したことで遊んでしまったのではないかな。ただ、そのぶんダメージなく調整できているから、今回は少しずつ加速させていくような競馬をさせる。力を出し切ってほしい」と巻き返しを狙う。ダートグレードでもスピードは互角で、血統面からは距離もOK。前走だけで見限るのは早計だ。

(大貫 師男)

マッシャーブルム

牡3 大井 坂井英光厩舎 通算3戦2勝

父:モーニン
母:アサカラヴァーズ
母の父:キングヘイロー

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転入初戦のスターバーストカップを制したが、クビ差の勝利に能力を出し切っていないと判断したトレーナーが「一からの作り直し」を宣言。その成果を見るために選んだのが、前走の京浜盃だった。結果は6着。これに坂井英光調教師は「血統面からも、あまり長い距離は向いていない可能性がある」と判断。しかし、転入当初の目的である羽田盃は1800mだ。これを克服するため、展開を味方につけて勝利を狙う。「道中で砂をかぶるぐらいのほうが遊んで脚がたまるかもしれない。もともとスピードがあるので、それを直線で発揮させる」。もちろん、これはザックリとしたもの。前回の大井開催でブリリアントC、東京スプリントと2日間連続の重賞制覇を果たしたばかりの頭脳派の指揮官が、当日まで練る作戦が、どんな結果をもたらすか。

(スポーツ報知・志賀浩子)

フロインフォッサル

牡3 船橋 山下貴之厩舎 通算6戦2勝

父:ドレフォン
母:ウィンクルム
母の父:キズナ

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デビューから6戦全てで5着以内と、堅実に走るタイプ。ニューイヤーカップで0秒9差の5着に食い込むと、続く雲取賞は後方から鋭く5着に追い上げ、ダートグレードでも互角の力があることを証明した。「雲取賞はじりじりと伸びて、上々の走りを見せてくれた。その後は放牧に出したけど、帰厩後も追い切りの本数を重ねているし、中間の動きもいい。まだ未完成で緩さもあるけど、徐々に馬体に幅が出てきてパワーアップしている。東京ダービーの権利は欲しいところ」と山下貴之調教師。まだ緩さが残っているため、急がせるような競馬は良くないが、大井の外回り1800メートルならじっくりと構えることができる。展開次第で前走以上の結果が望める。

(大貫 師男)

ムットクルフェ

牡3 大井 的場直之厩舎 通算15戦4勝

父:トビーズコーナー
母:リンデンブリューテ
母の父:キングカメハメハ

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前走は羽田盃指定競走のクラシックチャレンジ参戦。道中は3、4番手で運び、直線ではともに馬群から抜け出したスマイルモアとの一騎打ちに。長い接戦となったが、これを半馬身差で競り落とした。この勝利でダート3冠第1戦目の選定で、ライバルたちに一歩リード。本番と同じ大井1800mへのめども立てた。的場直之調教師は「前走の走りは良かったが、羽田盃のメンバーは強い。もう一段力をつける必要はある」と冷静に現状を分析。そのうえで、「前走の走りは良かったし、一戦ごとに力をつけてきた。持久力があって、性格的に安定した走りはできる」と能力を評価している。大井転入後は【3・3・1・0】と底らしい底は見せていない。初のJRA勢力との戦いで、どんな走りをするか注目だ。

(スポーツ報知・志賀浩子)

注記

当ページは、4月19日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。