| 第7回 2009年2月10日 ロッキーアピール |
千葉県成田市にある成田ゆめ牧場。さまざまな動物たちがお客様と触れ合って日々過ごしています。乗馬エリアには、ダートグレードレースでも大活躍したロッキーアピールが第二の馬生を送っています。一昨年７月に厩舎でお見送りをして以来、ロッキーに会っていません。今はどうしているんだろう・・・
場内を進んでいくと一番奥に乗馬エリアがありました。引き馬をするパドックの隣には馬房が構えてあり、ロッキーアピールと表記されたネームプレートと、競馬ファンの方がプレゼントしたという現役時代の写真が掲げられていました。
「ロッキー、久しぶり！」うれしさのあまり声をかけてはみたものの、馬房にいるロッキーはひたすら下を向いている・・・んっ？飼い葉桶の中身は食べた直後でピカピカ状態。床に落とした乾草を、ずっと食べ続けていたんです。だから、知らん振りだったのか。「食いしん坊なんですよ」と担当している高瀬努夢さん。
寒い時季なので冬毛に覆われてモコモコしたぬいぐるみのようでしたが、健康状態は良好で、食欲も常に旺盛だそうです。
ロッキーがこの地に来たのは一昨年秋。にぎやかになる環境なので、最初は興奮するなどして慣れるまでに時間を要したそうです。じっくり練習をして、昨年春からお客様を乗せるまでになりました。「おとなしくて頭のいい子ですね」と高瀬さんに褒められていましたが、それでも、お客様を乗せるということではまだ新米なので、日々お勉強をしながら頑張っているところだそうです。
開場時間内は、常にロッキーの姿を間近に見ることができます。「ビックリしたよ。子供たちを連れて行ったら、ロッキーアピールがいるんだもの」と以前言っていたのが、レースでライバル関係だったコアレスタイムの伊藤正晴厩務員。そう、こんな感じで気軽に会えちゃう環境なんです（笑）。
ロッキーが引き馬として登場するのは、月曜から金曜まで。もう１頭の引き馬と交代制なので、運が良ければロッキーに乗ることができるそうです（指名はできません）。
「『この馬知ってるよ』とか『馬券を買ったことがある』って言う競馬好きのお客様もいらっしゃいますよ」（高瀬さん）。さきたま杯、かきつばた記念、アフター５スター賞と３つの重賞を制したあの背中を堪能できちゃうなんて、本当にすごいことだと思います。私も次は、ロッキーの背中を味わってみたいです。
ロッキー、これからも元気で！
成田ゆめ牧場のホームページhttp://www.yumebokujo.com/ 詳しいことはご確認下さいね。
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