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地方競馬にまつわる「ウマいもの」を毎月ご紹介!

2021年2月10日(水)

第113回  船橋競馬場「成田漬物本舗」
漬物各種(600円から)

船橋競馬場は2020年3月から無観客での開催になり、さらにスタンドの建て替え工事がスタート。そのため秋に有観客で開催されたとき、場内に入れるファンは最大でも200人という数字に設定されていました。

そういう状況なので、場内の飲食店は1年以上も休業。廃止になった船橋オートレース場でも営業していたお店にとっては、今回の事態はまさにダブルパンチといえます。

船橋競馬場には飲食店のほかに、お土産用として漬物の売店もありました。本来の拠点は成田山新勝寺の参道近くで、2010年のJBC船橋開催のときに臨時でお店を出したのが常設店舗になったきっかけ。それ以来、とくに最終レース後が賑やかで、漬物を買うために競馬場に来たとおぼしきおじさまの姿もありました。

私がそこでお買い物をしたのは2019年10月30日。はたして「成田漬物本舗」はどうしているのでしょうか?

と心配になったので、初詣シーズンが過ぎた頃に成田山新勝寺にお参りすることにしました。

こんなご時世でも成田駅から伸びる参道には人がたくさん。私は参道ではなく、昭和初期まであった「成田電気軌道」の廃線跡を通って成田山へと向かいました。きれいな青空のもとで歩く道は、人通りがまったくなくていい気分♪

トンネルをくぐって坂を下り、雰囲気的にお寺が近づいてきたと感じたあたりで、大きく手を振っている人が見えました。

むむむ、誰だ?

と思って近づいてみたら、漬物屋さんのご主人、篠塚清さんではないですか!

これって臨時の販売所ですか?

「そうなんです。1月いっぱいはここでお店を出させてもらっているんです」

しかしながら、ここは参道ではないので人通りは少なめ。それでも大きい駐車場の入口にあるので、お参りを終えた人たちが寄ってくれるのだそうです。でもそれは「いつもの年だったら」とのこと。

それでも白い布の上に並べられた漬物の数々は、船橋競馬場で見たものと同様の姿。私が愛用している「しその漬物」もある!

「競馬場には行けないんですが、船橋の常連さんが買いに来てくれました。あと、(場外発売所の)エフケイバ成田で1回だけ出張販売をさせていただいたんですよ」

初詣客ランキングでトップクラスの動員数を誇る成田山新勝寺。それだけに例年との違いはとても大きくなっているのだと思います。それでも成田漬物本舗は明るく元気。成田空港を使う機会も激減してしまいましたが、成田を通るときには積極的に寄ろうと思います。

臨時店舗に続いて、徒歩2分ほどの場所にある本店にも行ってみました。こちらも店頭に並ぶ様子は船橋競馬場で見たものと同じ。

こちらではさっき買うのを忘れた「きゅうりの葉唐辛子漬け」を購入しました。これも私のお気に入り。

さあ、自宅に帰ってごはんを炊きましょう。そして器に移した漬物と、オマケとしていただいた「ゴボウとこんにゃくのおつまみ」を並べたら、とても豪華な感じがするではないですか!

でも帰りの電車のなかで、ひとつ忘れていたものに気付いていたのです。それはナスの漬物。正月でしょ。「一富士、二鷹、三なすび」っていうじゃない!

来年の正月は絶対に買わなきゃ。できれば競馬場で買えますように!

浅野靖典(あさのやすのり)

競馬キャスター・ライターとして活動中。JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、

  • 競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
  • POGの達人
  • JRAホームページ
  • 週刊プレイボーイ
  • WEBハロン

などに寄稿している。

※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。
その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。