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地方競馬にまつわる「ウマいもの」を毎月ご紹介!

2021年3月10日(水)

第114回  姫路競馬場「連勝屋」
やきめし(500円)

昨年の1月に7年ぶりの開催で賑わった姫路競馬場。今年は昨年よりも開催期間が伸びて、そして無観客開催にならずに続けられています。

その昨年は1月の場外発売中に行き、続いて2月の開催日に行きましたが、1月の閑散した姿を見ていた私は2月の大繁盛ぶりにビックリ。入場口の左側にある食堂街も大賑わいでした。

さて、再開2年目はどんな雰囲気なのかしら?

無料バスで姫路競馬場に着いて、額で検温されて手のひらに消毒液をかけられて無料で入場。さっそく食堂街に行くと……

お店が2つしか開いていない!

昨年の2月はたしか5店舗が営業していたはず。今回も前回もド平日の訪問でしたから、昨年は7年ぶりのオープン特需だったということ?

今回の訪問日に営業していたうちのひとつは、昨年も伺った「連勝屋」さん。そこで「あら、お久しぶり」と言われたら、ここに座るしかありません(汗)。

でも個人的には「連勝屋」のみなさんが元気かどうか確認したい思いもあったので、お店が開いていてよかったという安堵感がありました。

「園田は9月まで入れなかったけれど、姫路は7月に場外発売が再開されたんですよ。だから休んでいたのは4か月くらい。でも店を再開した最初のころは疲れちゃってねえ。やっぱり休みすぎるとダメね」

とのこと。秋はJRAの場外発売も再開されたので土日も営業したそうですが、JRAが場外発売を休止した昨年末以降は平日だけになっています。

「いろんな人に気をつけてねと言われていますよ。だって私たちは年齢的に“リスクが高い”わけですからね(笑)」

でも皆さんの雰囲気は昨年とあまり変わっていない印象でした。食堂街の様子も座席数が1テーブルにつき2つになっていることを除けば以前と同じ。店の数は少なかったですが……

さて本題の「馬美味」メニュー。店頭の短冊で目についた「やきめし」にしてみました。「やきめし」は佐賀競馬場にありますが、近畿地方との違いはあるかしら?

見た目はあまり変わらないけれど、こちらのほうが『チャーハン』に近いかな?

さっそくいただくと、塩の具合もちょうどよくて、油っぽさが口に残らない点が好印象。これは厨房にいるベテラン料理人の腕ですね。

「できるだけ長く続けられるように頑張りますよ。また来てくださいね」

2021年の姫路開催は4月8日まで。こういう時期ではありますが、ご近所のかたを中心に「私が選ぶ、現在の日本で観客エリアから迫力が感じられる第1位」の姫路競馬場で、レースと食事を楽しんでいただけたらと思います。

ちなみに姫路競馬場は園田競馬場と同じく、無料のお茶がウマいんです!

浅野靖典(あさのやすのり)

競馬キャスター・ライターとして活動中。JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、

  • 競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
  • POGの達人
  • JRAホームページ
  • 週刊プレイボーイ
  • WEBハロン

などに寄稿している。

※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。
その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。