レース概要
JBC競走の基となるアメリカのブリーダーズカップ同様に、2011年に3競走目として創設された。 繊細な牝馬同士のレース。これまでの過程や、体調管理も重要なファクターになりそう。
日本グレード格付け管理委員会の規定により、12年までは格付けのない重賞として施行。金沢開催の13年に、ダートの牝馬戦としては初となるJpnIに格付けされた。他のJBC競走と同じく開催場は持ち回り。創設年は大井1800mで実施され、15、17年も同コースで施行。ほか川崎1600mで2回、金沢1500m、盛岡、JRA京都の各1800m、浦和1400mで各1回と、多彩な設定で行われている。
このレースの誕生により、夏から秋にかけての牝馬路線が充実。過去には地方所属のララベルが勝利し、昨年は3度目のチャレンジでファッショニスタがアタマ差で念願の勝利を果たすなど、様々なドラマが生まれるのもこのレースの良さ。今年はどんな熱いレースになるのか。
(中村 勇好)
- 実施日
- 2021年11月3日(祝水)
- 競馬場
- 金沢競馬場
- 距離
- ダート右回り 1500m
- 出走資格
- サラブレッド系 3歳以上牝馬
- 1着賞金
- 4100万円
- 負担重量
- 定量(3歳54kg、4歳以上55kg)
コース紹介
JBCレディスクラシック(金沢・右1500m)
4コーナー奥ポケット地点からの発走で、最初のコーナーまで300m以上もあり、ポジション取りは比較的決まりやすく、スプリントで使用される1400mよりは先行争いは落ち着く傾向。
下級条件では差し馬の台頭も見られるが、ここに駒を進める各馬は、スピードだけではなく、スタミナも備えた猛者ばかり。テンのペースが落ち着くこともあり、前が止まらない馬場もプラスされると、先行馬有利のレースとなりそう。また、今年4月にJRA未勝利馬との交流レースで、20年間破られなかったレコードを更新されたが、その時以上の激しいレース、そして大幅なレコード更新の期待がかかる。
(中村 勇好)
レース体系

過去3年の競走成績
アクセス
- 開催場所
- 金沢競馬場
(石川県金沢市八田町西1) - 公共交通機関
- JR、IRいしかわ鉄道「金沢駅」
無料バス:金沢港口(西口)バスターミナル1番乗り場乗車 - 車・タクシー
- 「小松空港」から約40分
- 北陸新幹線「金沢駅」から約20分
- 北陸自動車道「金沢東I.C.」から約6分
- 駐車場
- 約5000台(無料)