Road to JBC
レディスプレリュード

10月7日(木)大井 右1800m 20:10発走JpnII

レディスプレリュード

Data Analysis データ分析

ダート名牝への前奏曲

プレリュード(前奏曲)というレース名通り、JBCレディスクラシックJpnIの前哨戦としてダート牝馬の有力馬が集結。ここでは過去10年のデータから傾向を分析していく。

4、5歳馬が好成績

4歳馬が3勝、5歳馬が5勝を挙げており、勝率はそれぞれ8.3%、10.6%。3着内馬30頭中23頭を4、5歳馬が占めている。優勝馬は3~6歳馬までそれぞれの世代から出ているが、6歳になると勝率が3.7%と急に下がることから、なるべく若い馬を優先したい。[表1]

[表1]年齢別成績(過去10年)

年齢 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
3歳 1 0 2 14 5.9% 5.9% 17.6%
4歳 3 3 2 28 8.3% 16.7% 22.2%
5歳 5 6 4 32 10.6% 23.4% 31.9%
6歳 1 2 0 24 3.7% 11.1% 11.1%
7歳 0 0 1 10 0.0% 0.0% 9.1%
8歳以上 0 0 0 0 0.0% 0.0% 0.0%

注記
2016年は2着同着。

JRA馬優勢も穴は地方馬

優勝馬はすべてJRA馬。地方馬は11年3着のエーシンクールディ(笠松)、16年2着同着のトーコーヴィーナス(兵庫)、18年2着のブランシェクール(大井)、同3着のアルティマウェポン(北海道)と、4頭が馬券に絡んでいる。ただし兵庫生え抜きのトーコーヴィーナス以外の3頭はいずれもJRAデビュー馬だった。[表2]

[表2]所属別成績(過去10年)

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
JRA 10 9 7 23 20.4% 38.8% 53.1%
大井 0 1 0 31 0.0% 3.1% 3.1%
川崎 0 0 0 5 0.0% 0.0% 0.0%
船橋 0 0 0 14 0.0% 0.0% 0.0%
浦和 0 0 0 3 0.0% 0.0% 0.0%
その他地方 0 1 2 32 0.0% 2.9% 8.6%

注記
2016年は2着同着。

上位人気安定でも波乱の年も

1番人気は5勝、2着3回、3着0回で3着内率80%と安定。1着馬はすべて4番人気以内で、1、2番人気が揃って2着以内を外したことはない(※16年は2着同着)。ただし6番人気以下が6頭馬券に絡んでおり、18年は2→6→13番人気の決着で3連単143万1700円の大波乱となった。[表3]

[表3]単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 5 3 0 2 50.0% 80.0% 80.0%
2番人気 3 2 1 4 30.0% 50.0% 60.0%
3番人気 1 3 1 5 10.0% 40.0% 50.0%
4番人気 1 0 3 6 10.0% 10.0% 40.0%
5番人気 0 0 1 9 0.0% 0.0% 10.0%
6番人気以下 0 3 3 82 0.0% 3.4% 6.8%

注記
2016年は2着同着。

枠順の有利不利はない

勝ち馬1~8番と9~16番が5頭ずつ、馬券に絡んだ30頭で見ても、1~8番が16頭、9~16番が14頭とそれほど大きな差はない。スタートから最初のコーナーまで十分に距離があり、枠順の有利不利のないフラットなコース。[表4]

[表4]3着以内馬の馬番(過去10年)

11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
頭数 16頭 13頭 13頭 10頭 14頭 14頭 16頭 14頭 12頭 16頭
1着 15 7 8 6 12 3 15 9 2 10
2着 6 13 11 3 4 8/11 5 12 10 12
3着 5 8 1 4 10 10 7 8 13

注記
2012年は6番出走取消。2016年は2着同着。

有力ステップは2つ

同年のスパーキングレディーカップ組、もしくはブリーダーズゴールドカップ組が、馬券に絡んだ30頭中21頭を占めている。内訳はブリーダーズゴールドカップ組が5勝、2着3回、3着3回、スパーキングレディーカップ組が3勝、2着5回、3着4回(両レースに出走した重複あり)。1着馬で見ても10頭中7頭が該当しており、有力ステップと言える。

勝つのはこういう馬!

『4、5歳のJRA馬』で、スパーキングレディーカップ組かブリーダーズゴールドカップ組が最有力。JRAの条件戦から出走してくるケースでは、12年の3着馬ダートムーア、16年の優勝馬タマノブリュネットはともに前走2勝クラスで善戦しており、2勝クラス以上がレベルの目安となる。11年の優勝馬ミラクルレジェンドは前走でJRAのOP勝ち、20年の優勝馬マルシュロレーヌは3勝クラスを勝っていた。『3勝クラスまたはOP勝ち』は有力と考えたい。また、地方馬ではJRAからの移籍馬が人気薄で穴になる。

(栗田 勇人)

過去8年の所属別成績

1着
2着
3着

注記
ダートグレード競走に格付けされた2013年からのデータとなります。2016年は2着同着。

注記
当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。