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「強い3歳世代」の大将格。2月の共同通信杯を制してスター街道に乗ると、4月の皐月賞では後続に3馬身差をつける圧勝劇。続く日本ダービーではシャフリヤールにハナ差で屈したが、秋初戦の天皇賞(秋)ではコントレイル・グランアレグリアといった一流古馬を完封。名実ともに日本最強の座に最も近い存在だ。コーナーで瞬時に加速できる器用さが武器で、トリッキーな中山芝2500mはピッタリな印象。国内を使った他の有力馬が秋2~3戦している中、この馬はここが秋2戦目。他馬よりも消耗度が少ない点は、大きなアドバンテージだ。
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今年の牡馬クラシック三冠で3着、3着、4着と全てのレースで掲示板を確保。前走の菊花賞こそ馬券圏内を外したが、これは不良馬場で行われた神戸新聞杯での激走の反動があったからだろう。事実、神戸新聞杯出走馬はその後間隔を開けて出走したシャフリヤール以外は、全て次走は凡走している。本来はどんな流れにも対応できるタイプで、皐月賞の競馬からも小回りの中山は合っているはず。追い切りでは今回から新コンビを組むM.デムーロ騎手が騎乗し、シャープな動きを披露。疲れが残っていた前走時よりも、着実にデキは上向いている。
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昨年の有馬記念で史上11頭目となる春秋グランプリ連覇を達成。そして、今年の宝塚記念も勝利し、グラスワンダー以来となるグランプリ3連覇の歴史的快挙を成し遂げた。この秋はフランス・凱旋門賞へ挑戦したが、最後に直線で伸びを欠き7着。ただ、勝った馬がドイツ調教馬であったように、当日のパリロンシャン競馬場の馬場はかなりタフなコンディションだった。度外視できる一戦だろう。凱旋門賞→有馬記念のローテーションで挑んだ馬は、過去1、2、6、1、3、15、4、5着。海外遠征帰りというだけで、大きく割り引く必要はないだろう。
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今年の菊花賞を制したタイトルホルダーも「強い3歳世代」の一角。無尽蔵のスタミナを有し、タフな中山芝2500mは間違いなく合うタイプだが…。有馬記念での馬番「16」は86年以降で(0・0・0・20)。この枠では評価を下げざるを得ない。アサマノイタズラはツボに嵌った時の末脚は一級品。過去中山ではGII2着1着。一発あるとすればこの馬か。アカイイトは前走が鮮烈。決して展開に恵まれた訳ではなく、牡馬相手のGIでも上位争いができるはず。アリストテレスは年始に不良馬場のAJCCを制覇。スタミナ比べならここでもヒケを取らない。
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