帯広競馬場 ダ200m  ばんえいダービー
2021年12月29日(水)19:25発走
世代チャンピオンの座をかけた
ばんえいクラシック三冠最終戦
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
1番人気のキョウエイリュウが激戦を制し、重賞4勝目。ばんえい菊花賞に続き、3歳2冠を達成。管理する村上慎一調教師は、ばんえいダービー初勝利。騎乗した松田道明騎手は10年ぶり3度目の優勝を果たした。3番人気のヤマトタイコーが2着。ばんえい菊花賞5着後、4戦3勝2着1回と上り調子だった。3着は4番人気のカイセドクター。
データ分析
ばんえいダービーは、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞に続く、3歳3冠最終戦。1冠目のばんえい大賞典は2番人気のイオン(牝馬)が勝利。黒ユリ賞に続く、重賞2勝目を飾った。2冠目のばんえい菊花賞は1番人気のサクラヒメ(牝馬)が4連勝で重賞初制覇。12月5日ばんえいオークスでイオンとサクラヒメが激突。1番人気のサクラヒメが先行したイオン(2着)を差し切り、3歳牝馬の頂点に立った。サクラヒメは、ばんえいダービーに出走予定。牝馬は2005年エンジュダイヤを最後に勝ち星がない。16年ぶりの牝馬ダービー制覇に期待がかかる。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)1番人気は単勝オッズ1.6倍以下
1番人気が5勝、2着2回、3着1回で勝率50%、3着内率80%。単勝オッズ1.6倍以下なら4勝、3着1回で勝率80%、3着内率100%。2020年は単勝オッズ1.6倍の1番人気キョウエイリュウが優勝。ばんえい菊花賞に続き、3歳2冠を制した。2019年は単勝オッズ1.2倍の1番人気メムロボブサップがばんえい大賞典、ばんえい菊花賞に続く、史上5頭目の3歳3冠を達成。単勝オッズ1.6倍以下の断然1番人気は確勝級だ。
(2)上位拮抗なら2番人気の逆転あり
2番人気が5勝、2着2回、3着2回で勝率50%、3着内率90%。1、2番人気が勝利を分け合い、3番人気以下は未勝利。2018年は単勝オッズ2.0倍の2番人気アアモンドグンシンが勝利。ばんえい大賞典に続く重賞2勝目。ばんえい菊花賞(2着)でミスタカシマ(4着)に敗れた分、1番人気を譲ったが、単勝オッズ(1.9倍)は遜色なかった。1、2番人気の単勝オッズが接近したときは、2番人気を1着付けで狙うのが有効だ。
成績データ
(3)阿部武臣、鈴木恵介騎手に注目
阿部武臣騎手が3勝、3着1回で勝率50%、3着内率66.7%。2014年ホクショウマサル(2番人気)で初勝利後、2018年アアモンドグンシン(2番人気)、2019年メムロボブサップ(1番人気)で2連覇。2020年も4番人気カイセドクターで3着好走。上位人気馬に騎乗したときの信頼度は高い。鈴木恵介騎手は3勝、2着1回、3着2回で勝率33.3%、3着内率66.7%。2019年は5番人気ジェイエースを3着激走。通算4勝の名手は穴馬でも注目だ。
成績データ
(4)7枠8番がラッキーナンバー
7枠が4勝、2着2回、3着2回で勝率23.5%、3着内率47.1%。特に7枠8番なら4勝、2着1回、3着1回で勝率40%、3着内率60%。2017年から1、3、1、2着と4年連続3着以内に入線。2015、2017、2019年と隔年で勝利しているラッキーナンバーだ。続いて3枠が3勝、2着2回で勝率30%、3着内率50%。2020年は3枠キョウエイリュウが1番人気で優勝。枠連3-7の決着は2014、2017、2020年の3回ある「強運の出目」だ。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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