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黒ユリ賞以来久々の重賞挑戦になった前々走のばんえい菊花賞は軽量の恩恵があったとはいえ、障害ひと腰でトップ抜けして他馬をまったく寄せ付けずにそのまま押し切った。前走のばんえいオークスは2着のイオンを11秒3差と大きく引き離して圧勝し、3歳女王に。今回は初めて斤量が700キロを超えるが、障害は巧者だし、今の脚抜きのいい馬場状態なら克服が可能。ひと開催間隔を空けてここに向けてしっかりと調整されており、仕上がりに関しても文句のない状態。重賞3連勝に期待。
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昨年度6勝を挙げたが、その内4勝は年明け後。使われつつ着実に力を付けて2歳三冠最終戦イレネー記念を快勝し、世代チャンピオンに輝いた。今季はばんえい大賞典で2着、ばんえい菊花賞は6着と力を考えれば物足りない結果。ただ、脚抜けが極端に良く、時計の出やすい馬場状態でスピードとキレで勝負したい牝馬に有利な条件だったことも確か。今回は定量戦で今まで課せられたハンデもなくなり、700キロを超える荷物で時計がかかるようなら、力を示しても不思議はない。
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昨年度黒ユリ賞を制して世代女王の座を奪取。今季も一冠目のばんえい大賞典を快勝しているように、牡馬相手でもヒケを取らない。ただ、第1障害から第2障害、第2障害からゴールまでのロータリーハロー掛けが始まった13回開催以降は直線で甘さを見せて本来の走りができずに二冠目の菊花賞は7着と惨敗。近走は馬場にも慣れが見込め、本来の走りができるようになってきた。障害に関しては絶対の自信を持っている馬だし、710キロでも崩れる心配はない。終い踏ん張りが利くようなら押し切りのチャンスも出てくる。
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ミソギホマレは重賞勝ちこそないが、黒ユリ賞2着、イレネー記念で3着、ばんえい菊花賞では2着と常に上位争いしており、力は見劣らない。あとは近2走障害を苦労しているだけに、スムーズに抜けられるかがポイント。ネオキングダムは昨年度の世代三冠戦ですべて2着と安定感抜群。今季は脚抜きのいい馬場での時計勝負に対応できない面もあったが、ロータリーハロー掛けが行われてからは本来の走りができるようになった。登坂力上位で前残りに注意。タカナミは一時期調子を崩していたが、ここにきて3連勝と完全に復調。増量に対応できれば差のない走りも可能。
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