帯広競馬場 ダ200m ヤングチャンピオンシップ
2021年12月30日(木)19:25発走
生産地別の代表2歳馬が集う
“ばんえい甲子園”の決勝戦
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
5番人気のアルジャンノオーがゴール前の接戦を制して重賞初制覇。4月12日に行われた「第1回能力検査」でトップタイムを記録した素質馬。能力検査から全レースに騎乗した藤野俊一騎手が11年ぶり2度目の優勝を果たした。2着は1番人気のネオキングダム。ナナカマド賞に続き、重賞で2度目の2着。3着は3番人気のカイセキングオー。
データ分析
2歳馬による産地限定特別戦でトライアル競走上位2頭に出走権が与えられる重賞競走。5地区の代表馬が予選を突破し、2歳の頂点を決める「ばんえい甲子園」決勝戦だ。昨年は北見産駒特別2着のアルジャンノオーが優勝。2着は釧路産駒特別1着のネオキングダム。両馬ともに2歳最初の重賞・ナナカマド賞に参戦し、経験を積んでいた。今年はナナカマド賞1着馬キングフェスタが南北海道産駒特別2着、2着馬ヘッチャラが十勝産駒特別1着、3着馬ヤマカツエースが南北海道産駒特別1着。上位馬が予選を勝ち抜き、レースレベルの高さを証明。決勝戦の熱い戦いに注目だ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)1番人気は単勝オッズ1.5倍以下
1番人気が4勝、2着3回、3着1回で勝率40%、3着内率80%。単勝オッズ1.5倍以下なら3勝、2着1回で勝率75%、3着内率100%。2019年は単勝オッズ1.5倍のキョウエイリュウが勝利。トップハンデ620キロを背負い、デビューから無傷の10連勝で重賞2勝目を挙げた。実績の裏付けがあり、単勝オッズ1.5倍以下の1番人気は確勝級だ。2番人気が3勝、3番人気2勝するが、馬券的妙味は5番人気。1勝、2着2回、3着4回で勝率10%、3着内率70%だ。
成績データ
(2)鈴木恵介騎手が通算5勝
鈴木恵介騎手が4勝、2着1回で勝率44.4%、3着内率55.6%。2014年センゴクエース(1番人気)、2015年ホクショウディープ(1番人気)、2016年ホクショウムゲン(2番人気)、2017年オレワチャンピオン(1番人気)で4連覇。重賞競走に格上げされた2008年をホクショウバンク(3番人気)で制し、通算5勝。松田道明騎手は2勝、2着1回、3着2回で勝率25%、3着内率62.5%。2019年キョウエイリュウを1番人気で勝利している。
成績データ
(3)ナナカマド賞出走馬に注目
ヤングチャンピオンシップは年末に行われる2歳重賞第2弾。10月に実施される2歳最初の重賞ナナカマド賞が重要な一戦。ナナカマド賞1着馬は3勝、3着1回で勝率42.9%、3着内率57.1%。2011年ブラックボス(2番人気)、2014年センゴクエース(1番人気)、2019年キョウエイリュウ(1番人気)が両重賞を制した。ナナカマド賞2着馬は1勝、2着3回、3着1回で勝率16.7%、3着内率83.3%。1番人気に推された場合5頭出走し、3着内率100%だ。
成績データ
(4)7、8枠が断然有利
7、8枠が4勝、2着7回、3着6回で勝率10%、3着内率43%。1、2番人気なら3勝、2着3回、3着3回で勝率30%、3着内率90%。2013年は8枠に入ったブラックニセイ(3番人気)、ホクショウマサル(2番人気)が1、2着。2017年は7枠に入ったオレワチャンピオン(1番人気)、ジェイコマンダー(4番人気)が1、2着を独占した。2011年から7、8枠は3着以内に入線しており、外枠有利の傾向だ。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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