帯広競馬場 ダ200m 天馬賞
2022年1月3日(月)18:25発走
三が日を飾るばんえい重賞
明け5歳馬のチャンピオン決定戦
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
1番人気のメムロボブサップがスタートからゴールまで先頭を譲らず完勝。4歳路線3冠制覇を達成。前年度の3歳路線でも3冠を成し遂げ、ばんえい史上初となる3、4歳路線の連続3冠を獲得した。2着は2番人気のアオノブラック。世代ナンバー2の実力を示した。3着は5番人気のジェイエース。3番人気のコマサンブラックは7着に終わった。
データ分析
柏林賞、銀河賞に続く、4歳(明け5歳)世代の3冠競走最終戦。昨年はメムロボブサップが柏林賞、銀河賞、天馬賞を制し、4歳路線3冠制覇。今年度1冠目の柏林賞は3番人気のゴールドハンターが勝利。デビュー1年目の金田利貴騎手は重賞初制覇。2冠目の銀河賞は7番人気のヤマトタイコーが重賞初制覇。柏林賞3着から体調が良化していた。2010年にデビューした渡来心路騎手はこれが重賞初勝利。最初の2冠は柏林賞が3→7→6番人気、銀河賞が7→10→6番人気と1~3着は波乱の決着。昨年のメムロボブサップのような抜けた存在はいない混戦模様だ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)1番人気は単勝オッズ2.2倍以下
1番人気が6勝、2着2回、3着1回で勝率60%、3着内率90%。単勝オッズ2.2倍以下なら6勝、2着2回で勝率75%、3着内率100%。2021年は単勝オッズ1.6倍の1番人気メムロボブサップが勝利。柏林賞、銀河賞に続く4歳(明け5歳)3冠を達成。単勝オッズ2.2倍以下の1番人気は堅軸だ。2番人気は1勝、2着4回、3着2回で勝率10%、3着内率70%。堅実な反面、勝ち切れない。1番人気が信用できない場合、4番人気1勝、6番人気2勝と伏兵が狙い目だ。
成績データ
(2)鈴木恵介騎手が通算5勝
鈴木恵介騎手が4勝、2着1回、3着2回で勝率44.4%、3着内率77.8%。2009年アローファイター(1番人気)で初勝利後、2013年オイドン(1番人気)、2015年オレノココロ(1番人気)、2016年キサラキク(2番人気)、2017年センゴクエース(1番人気)で通算5勝。2021年は5番人気ジェイエースを3着に導き、天馬賞男が手腕を発揮した。藤本匠騎手は2勝、2着2回、3着1回で勝率22.2%、3着内率55.6%。通算3勝のベテランも健在だ。
成績データ
(3)槻舘重人調教師に注目
槻舘重人調教師が3勝、3着1回で勝率33.3%、3着内率44.4%。2015年1着オレノココロ(1番人気、単勝オッズ2.2倍)は天馬賞前までに世代重賞3勝。2017年1着センゴクエース(1番人気、単勝オッズ1.2倍)はばんえい菊花賞、ばんえいダービーなど世代重賞8勝。2018年マルミゴウカイ(1番人気、単勝オッズ1.4倍)は柏林賞、銀河賞を制し、天馬賞で4歳(明け5歳)3冠達成。1番人気に応え、実力を引き出した調整力は天下一品だ。
成績データ
(4)牡馬断然有利
牡馬が9勝、2着9回、3着7回で勝率13%、3着内率36.2%。2017年から牡馬が5年連続勝利。2020年2着アアモンドグンシン(セン馬)を含めて、牡・セン馬が1~2着を占めた。牡馬は斤量760キロ、牝馬は740キロだが、牡馬が断然有利。牝馬は1勝、3着3回で勝率3.8%、3着内率15.4%。2016年キサラキク(2番人気)が牝馬で初勝利。ばんえい菊花賞、ばんえいダービーで2着し、牡馬相手でも通用する実力があった。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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