名古屋競馬場 ダ1,400m 名古屋記念
2022年1月4日(火)15:50発走
常連勢の好走が目立つ
4歳以上の古馬1400m戦
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
2番人気のアドマイヤムテキ(名古屋)が好位3番手から抜け出し優勝。前走の笠松グランプリ(8着)から状態を上げて、2連覇を果たした。4番人気のカツゲキキトキト(名古屋)が中団から差し脚を伸ばして2着。重賞19勝の実力馬が復活した。3着は7番人気サンデンバロン(名古屋)。1番人気のニュータウンガール(当時は笠松)は4着に終わった。
データ分析
東海地区(名古屋・笠松)の年始を飾る古馬短距離重賞。前年11月に行われた笠松グランプリ(笠松、地方全国交流重賞)と同じ1400mで行われる。2021年笠松グランプリはダノングッド(高知)が優勝し、重賞4勝目。1~4着を他地区の重賞ウイナーが占める中、転入2戦目のタイセイサクセサー(笠松)が5着健闘。秋の鞍(名古屋、地方全国交流重賞)を制した東海ダービー馬トミケンシャイリ(名古屋)が6着。出走すれば他地区の強豪と揉まれた経験が生きるはずだ。リピーターが来るレース傾向からは2連覇中のアドマイヤムテキも有力候補だ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)1番人気は単勝オッズ1.4倍以下
1番人気が7勝、2着1回、3着1回で勝率70%、3着内率90%。単勝オッズ1.4倍以下で5勝、勝率100%。2017年カツゲキキトキトから2020年アドマイヤムテキまで単勝オッズ1.4倍以下の1番人気が4連勝。1番人気は単勝支持率が高いほど信頼度が増す。2、3番人気は3勝、2着7回、3着2回で勝率15%、3着内率60%。4番人気以下は0勝、2着2回、3着7回で3着内率13.4%。波乱要素は少なく、上位人気で決まる場合が多い。
成績データ
(2)角田輝也調教師が活躍
角田輝也調教師が4勝、2着1回、3着1回で勝率50%、3着内率75%。2014、2015年サイモンロードが2連覇。2020、2021年はアドマイヤムテキが2連覇達成。アドマイヤムテキは地方交流重賞・笠松グランプリ(過去2回2、8着)出走後、地元重賞で勝利した。錦見勇夫調教師は2勝、2着2回で勝率18.2%、3着内率36.4%。カツゲキキトキトが3度参戦し、2017年1着、2019年1着、2021年2着。リピーターの好走が目立つレースだ。
成績データ
(3)5、6歳馬が地力発揮
5、6歳馬が6勝、2着2回、3着5回で勝率15%、3着内率32.5%。サイモンロードは6歳で初制覇。前年かきつばた記念(JpnIII)で3着し、東海菊花賞を制覇。交流重賞・名古屋グランプリで地方馬最先着(6着)と健闘し、本格化した。充実期を迎えた5、6歳馬が有利だ。2021年は8歳馬が1、2着。しかし、9歳以上は0勝、2着1回、3着1回で3着内率18.2%。実績は認めても高齢馬は割引が必要だ。
成績データ
(4)牡馬断然有利
牡馬が8勝、2着6回、3着7回で勝率12.3%、3着内率32.3%。2019年までハンデ戦だったが、2020年は定量、2021年から別定戦に変わった。2021年は牡馬が1~3着独占。牝馬は1番人気ニュータウンガールが4着、2番人気ゴールドリング(11着)が最下位。牝馬は1勝、2着3回、3着3回で勝率3.7%、3着内率22.2%。2012年1着スウィングダンスはハンデ戦で最軽量52キロ。別定戦では牡馬が断然有利だ。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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