予想情報 Predict Information

レースの見どころ

3歳三冠レースの二冠目となる北海優駿(ダービー)。一冠目の北斗盃が1600mに距離変更された2015年以降は、北海優駿での連対馬はすべて北斗盃の出走馬が絡んでおり、他の路線から挑んだ馬は0頭。2016年スティールキング、2017年ベンテンコゾウ、2019年リンゾウチャネル、2021年ラッキードリームは北斗盃も優勝して二冠馬に輝いた。その4頭の共通点は2歳時に重賞を勝ち、ダートグレード競走に出走の場合は一度でも5着以内の成績がある。今年の北斗盃を優勝したシルトプレは2歳時に鎌倉記念V、全日本2歳優駿(JpnI)で5着と条件は当てはまっているだけに二冠制覇に注目だ。

本命

  • 77シルトプレ

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2歳時に門別で新馬勝ちし、川崎に遠征した鎌倉記念で重賞初制覇。全日本2歳優駿ではJRAの強豪相手に5着に入り、全国レベルの実力を証明。3歳になってからも南関東の重賞で連続入着。門別に戻った緒戦で北斗盃を優勝。2着馬との着差は1馬身もそれ以上の強さを感じさせた内容だった。今回は初対決の馬もいるが、これまでの活躍を見ても力は一枚上の存在といえるし、ここは二冠制覇が濃厚だろう。

対抗

  • 78マナホク

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2歳時は一般の未勝利、アタックチャレンジ(認定未勝利)の2勝止まりだったが、今季は緒戦のひだかオープン(準重賞)を快勝、続く北斗盃では重賞初挑戦ながらも僅差3着。前走は北海優駿を見据えて、古馬相手の1800m戦のA4下特別に挑戦したが、メンバー最速の上がりで差し切り勝ち。ここに来ての地力強化は見逃せないところ。血統背景からも2000mは問題ないし、大一番でも好勝負の期待がかかる。

単穴

  • 33エンリル

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デビュー以来、ここまで8戦4勝、2着2回の成績。連対を外した2回は重めが残ったJBC2歳優駿(13着)と先手が取れなかった兵庫ジュニアグランプリ(5着)だけ。地元馬同士のレースでは連対率10割と一度も崩れていない。今回も先手を取ってどこまで踏ん張れるかにかかるが、2000mなら競り合いはなく、前半のペース次第では渋太く食い下がるシーンも。北斗盃2着馬でもあり警戒が必要。

連穴

  • 11モリデンブラック
  • 55クルードラゴン
  • 66プリサイスニードル

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モリデンブラックは今季緒戦の牡羊座特別でのちの北斗盃2着馬エンリルと0秒2差。前走はA2下の古馬相手に接戦の3着。北斗盃は内回りが合わなかっただけで、外回りなら重賞でもチャンスはある。クルードラゴンは前々走で北斗盃4着のスダワールド、ふたご座特別で北斗盃6着のプリサイスニードルに完勝。重賞初挑戦だが、今季の充実ぶりなら北斗盃組が相手でも上位進出は可能だろう。プリサイスニードルの北斗盃は6着に終わったが、ひと叩きされた前走が2着。去勢の効果が徐々に出ている。鞍上は同馬で3戦10割連対の五十嵐騎手だけに大駆けがあっても驚けない。

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注記

当ページの情報は、6月15日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。