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レースの見どころ

 毎年ゴールデンウィークに行われる伝統の重賞・かしわ記念。遡ればアブクマポーロ、トーシンブリザード、アジュディミツオー、フリオーソなど船橋が誇る名馬が勝ち馬に名を連ねていますが、過去10年ではコパノリッキーの3勝を含めJRAが9勝と圧倒的優勢。今年も強力な布陣を敷いてきました。昨年の大井JBCが圧巻のキングズソード。フェブラリーSを勝利したペプチドナイル。昨年の2着馬で切れ味抜群のタガノビューティー。スピード非凡で逃げ有力なウィリアムバローズ。迎え撃つ地方勢は吉原騎手を起用してきたミックファイア、3年前の勝ち馬カジノフォンテンなど正にオールスターキャスト。波乱の目も十分にありそうです。

本命

  • 813キングズソード

CHECK!

 昨年のJBCクラシックは4番人気。実績からは妥当な評価ですが、レースは速いペースで引っ張るノットゥルノ、テーオーケインズを3番手でマーク。自力でこれを潰して4馬身差の圧勝。メイショウハリオ、ウィルソンテソーロを含めた最強クラスを完封はインパクト大。続く東京大賞典はヨーイドンの瞬発力勝負に後れを取る格好。フェブラリーSは少々重目に加えて最後の直線で狭くなるシーン。キッチリ仕上げて来た今回、モレイラ騎手に手が戻って緩めずに追って来れば、千六でも押し切れるとみました。

対抗

  • 710ペプチドナイル

CHECK!

 前走まで千七以上を使って7勝。フェブラリーSが初めての千六でしたが、レースは抜群の行きっぷりで先行抜け出し。完全な追い込みペースを凌ぎ切った内容は着差以上。その前の東海Sが折り合いに苦労した分、追って伸びず6着。レースぶりからは本質マイラーの気配。とすればここに駒を進めてきたのも納得。東海Sで敗れたウィリアムバローズの逃げをマークして進む展開を想定すれば、雪辱を果たすとともにフェブラリーSの再現も十分に考えられます。

単穴

  • 56ミックファイア

CHECK!

 ライバル視されたヒーローコールを子供扱い。トーシンブリザード以来となる無傷の3冠達成。一躍脚光を浴びたこの馬。注目の東京大賞典はウシュバテソーロの8着。古馬の壁に跳ね返されましたが、休み明けに加え出遅れが影響したのも事実。前走のフェブラリーSは速いペースの追走に苦労しつつも一団で流れ込んだ中に加わり1秒圏内。一定のメドは立ちました。続けて左回り千六。人気的にも挑戦者で気楽な立場。今回コンビを組む吉原騎手の大胆な騎乗も予想されアッと言わせるシーンも。

連穴

  • 11ウィリアムバローズ
  • 22タガノビューティー
  • 57クラウンプライド
  • 711ギガキング

CHECK!

 ウィリアムバローズは前走の東海Sで重賞初勝利。先行ペースの恩恵もありましたが、スンナリ先行なら容易に崩れない馬。初の千六でもタイプ的には問題なくこなしそう。内枠から逃げの手も十分なら警戒。 典型的なサウスポーのタガノビューティー。前走のフェブラリーSは一旦2番手に上がる見せ場で僅差4着。仕掛け処次第ではもっと際どかったはず。昨年の当レース2着からも上位有力。 船橋では日本テレビ盃2着のクラウンプライド。ここ2戦はひと息でも折り合って先行なら残り目も。 千八のスペシャリスト・ギガキング。ただし、前走は千六の京成盃GM1着で時計は1分39秒5。このレースの想定勝ちタイムを38秒台と読めばもうひと踏ん張りで上位争いも。

提供 ケイシュウNEWS 吉羽 孝

注記

当ページの情報は、4月30日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。