注目馬情報

フィエールマン

牡5 JRA 手塚貴久厩舎

父:ディープインパクト
母:リュヌドール
母の父:Green Tune

通算11戦5勝の5歳牡馬。菊花賞、天皇賞・春2回とGⅠ3勝を誇る長距離砲。10月の天皇賞・秋では追い込んで、勝った最強牝馬アーモンドアイに半馬身差に迫る2着に好走した。昨年の有馬記念は凱旋門賞12着から臨んだ一戦。難しい調整の中、ラスト1ハロンで脚色が鈍ったが勝ちに行く競馬で4着と見せ場を作った。中7週は国内のローテでは最も短い間隔。手塚師は「去年よりいい状態です」と仕上がりに自信を持つ。ルメール騎手が再び手綱を取るのは何よりの大きな味方だろう。国内でコンビを組めば【3・1・1・0】の安定感を誇る。

ラッキーライラック

牝5 JRA 松永幹夫厩舎

父:オルフェーヴル
母:ライラックスアンドレース
母の父:Flower Alley

通算18戦7勝の5歳牝馬。エリザベス女王杯連覇などGⅠ4勝を誇る名牝がラストランを迎える。有終の美を飾るべく上昇気配を示す。栗東Cウッドでの1週前追い切り(16日)は、6ハロン78秒9の猛時計をたたき出した。「今は充実していると思うし、たくましくなった。なかなか追い切りでこれだけの時計も出ない」と松永幹師も驚いた。2500メートルは未知数になるが、2400メートルの香港ヴァーズ2着から問題はないはず。2歳8月のデビューから息の長い活躍を見せて、20年はGⅠ2勝。初参戦の有馬記念で競走生活を締めくくる。

クロノジェネシス

牝4 JRA 斉藤崇史厩舎

父:バゴ
母:クロノロジスト
母の父:クロフネ

通算12戦6勝の4歳牝馬。歴代最多21万4742票を集め、堂々のファン投票1位で出走する。斉藤崇師は「ファンの人に選んでいただけたのは光栄です」と話す。今年の牡牝混合GⅠは84年のグレード制導入後、牝馬が最多の年間8勝と活躍が顕著。同馬も代表格の1頭で宝塚記念を6馬身差の圧勝劇を演じ、天皇賞・秋も3着と力を示した。デビュー12戦して11戦が3着以内。残る1戦も5着と掲示板を外したことがない。欧州血統のバゴを父に持ち、今の時計がかかる中山の馬場は合いそう。昨年のリスグラシューに続く、春秋グランプリ制覇を狙う。

ブラストワンピース

牡5 JRA 大竹正博厩舎

父:ハービンジャー
母:ツルマルワンピース
母の父:キングカメハメハ

通算15戦7勝の5歳牡馬。2年前の覇者。今年は1月のAJCC制覇で幸先のいいスタートを切り、その後のGⅠ3戦は大阪杯7着、宝塚記念16着、天皇賞・秋11着と結果が出なかったが「走ることにネガティブにはなっていない」と大竹師。今回は2戦2勝の中山に替わる。「舞台はこれ以上ない」と復活を信じる。過去、前走2桁着順から有馬記念を制した馬は7頭いる。直近では07年天皇賞・秋15着から臨んだマツリダゴッホ。関東リーディング首位を走る若手の成長株・横山武騎手と新コンビを組み、劇的なドラマへ着々と準備を整えている。

キセキ

牡6 JRA 角居勝彦厩舎

父:ルーラーシップ
母:ブリッツフィナーレ
母の父:ディープインパクト

通算26戦4勝の6歳牡馬。17年菊花賞を勝利。その後は香港ヴァーズや凱旋門賞にも出走。今年は阪神大賞典から始動し、天皇賞・春、宝塚記念、京都大賞典、天皇賞・秋、ジャパンCなど中長距離戦を戦った。前走のジャパンCはアーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの3強に注目が集まる中、大逃げを見せてレースを盛り上げた。有馬記念は過去2年とも5着。出遅れが響いた結果となっているが、直近2走はスタートが決まっている。ジャパンCに続く大逃げが見られるか。

ワールドプレミア

牡4 JRA 友道康夫厩舎

父:ディープインパクト
母:マンデラ
母の父:Acatenango

通算8戦3勝の4歳牡馬。昨年の菊花賞馬。有馬記念は2年連続出走となる。前走のジャパンCは11カ月ぶりとなり6着に敗退も、着外に終わったのはその1回のみと常に上位に顔を出す実力馬。デビューから武豊に背中を預けているため、息もピッタリ。3着に終わったリベンジに燃える。

ラヴズオンリーユー

牝4 JRA 矢作芳人厩舎

父:ディープインパクト
母:ラヴズオンリーミー
母の父:Storm Cat

通算9戦4勝の4歳牝馬。デビュー3連勝で無傷のまま昨年のオークスを制した。今年はヴィクトリアマイルから始動し4走して未勝利だが、中山出走は初めて。大舞台での変わり身を見せる。

サラキア

牝5 JRA 池添学厩舎

父:ディープインパクト
母:サロミナ
母の父:Lomitas

通算19戦4勝の5歳牝馬。重賞は今年の府中牝馬Sを勝利。GⅠ勝利はないが、前走のエリザベス女王杯ではラッキーライラックの2着。後方4番手から上がり最速の33秒7の豪脚で首差まで迫った。乗り替わりとなるが、持ち味を発揮する。

(日刊スポーツ編集部)

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