JRAx地方競馬 ALL JAPAN KEIBA DRAMA 2025-2026 2025年12月21日(日)〜2026年1月4日(日)

東京シンデレラマイル

大井

2025年12/30(火) 16:30発走

大井競馬場 ダ1,600m

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データ分析

南関東トップクラスの
牝馬が年末に集う

29日の東京大賞典GI、31日の東京2歳優駿牝馬の間に行われる3歳以上の牝馬によるマイル重賞で、同年の牝馬路線を盛り上げた馬が年齢を超えて集結する。ダノンレジーナとスピーディキック(ともに浦和)は連覇を達成した翌年に、当レースを最後に現役を引退。ここで競馬場に別れを告げて翌年から新たな道に進む馬も多い。ここでは2015〜24年の過去10回の結果から傾向を探る。

大井が9回で連対と優秀

出走数が最も少ない浦和がトップの5勝を挙げるが、この中には連覇を達成したダノンレジーナ(2020・21年)とスピーディキック(22・23年)が含まれており、数字を押し上げていることは頭に入れておきたい。地元の大井は出走数最多とはいえ22年を除いて連対し、昨年は藤田輝信厩舎によるワンツー。また、17年1着ニシノラピート、23年3着サルサレイアは2桁人気での激走だった。対して船橋は20年に2番人気・3着だったアクアリーブルを最後に馬券圏内がないうえ未勝利。当レースでは苦戦を強いられている。[表1]

[表1]所属別成績(過去10回)
1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
浦和 5 0 2 12 26.3% 26.3% 36.8%
大井 4 8 4 75 4.4% 13.2% 17.6%
川崎 1 1 2 17 4.8% 9.5% 19.0%
船橋 0 1 2 21 0.0% 4.2% 12.5%

1番人気は強いが崩れれば大波乱?

6勝を含む7連対の1番人気が強く、2勝で続く2番人気も3着内率60.0%と好成績を残している。3着内率40.0%の4番人気は3着のみ4回。連対がないだけに3連単の3着付けなどが面白そう。ちなみに1・2番人気の組み合わせは、ワンツー3回を含む、馬券圏内5回と半数で馬券絡み。1番人気が3着以内を外したのは3回あるが、2017年が11→5→10番人気で3連単240万円、19年が5→9→4番人気で同11万円。大波乱の有無を見極めるには1番人気が信頼できるのかが重要になるのかもしれない。[表2]

[表2]単勝人気別成績(過去10回)
1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 6 1 0 3 60.0% 70.0% 70.0%
2番人気 2 2 2 4 20.0% 40.0% 60.0%
3番人気 0 1 1 8 0.0% 10.0% 20.0%
4番人気 0 0 4 6 0.0% 0.0% 40.0%
5番人気 1 1 0 8 10.0% 20.0% 20.0%
6番人気以下 1 4 3 97 1.0% 4.8% 7.6%

勝利は55kg以上、
57kgは高確率で上位争い

勝利は負担重量55キロ以上とはっきりしており、軽量馬は評価を下げても良さそう。特に57キロは勝率50.0%、連対率60.0%、3着内率70.0%と圧倒的な信頼度で、出走していた年に馬券圏内に入れなかったのは2016、22年の2回のみ。57キロがいれば高確率で上位争いに加わってくると考えていい。勝ち馬が出ていない54キロ以下だが、52キロで3着に入った17年グラスサファイヤ(川崎)は南関東生え抜きで同年の桜花賞2着、ロジータ記念3着の実績馬。53キロで2着の22年トップザビル(川崎)と24年マーブルマカロン(大井)はJRAから転入後、南関東で3着以内を外していなかった。[表3]

[表3]負担重量別成績(過去10回)
1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
52kg 0 0 1 7 0.0% 0.0% 12.5%
53kg 0 2 0 26 0.0% 7.1% 7.1%
54kg 0 0 0 8 0.0% 0.0% 0.0%
55kg 3 2 4 52 4.9% 8.2% 14.8%
56kg 2 5 4 29 5.0% 17.5% 27.5%
57kg 5 1 1 3 50.0% 60.0% 70.0%

トライアル1、3着馬が狙い

2018年から実施されている東京シンデレラマイルトライアル(今年は準重賞・ローズベール賞)。同レースで3着以内に入り優先出走権を獲得した馬が本番でも馬券圏内に。4着以下からの巻き返しはなし。しかし、トライアル2着馬は5頭が出走して3着以内は0回と不振で、傾向からは1、3着馬が狙い目になる。ただし、1着馬は20年1着ダノンレジーナ(浦和)を最後に連対がないのに対し、3着馬は23、24年に連続連対と、近年の安定感では3着馬が上回る。トライアル組以外からの勝ち馬4頭(18年以降)は、同年のJBCレディスクラシックJpnI出走馬が2頭、3歳で唯一勝利した22年スピーディキックはロジータ記念1着、24年フェブランシェはJRA3勝クラスからの転入初戦。なお20年1着ダノンレジーナは、JBCレディスクラシックJpnI・4着からトライアル1着という戦歴だった。[表4]

[表4]東京シンデレラマイルトライアル着順別成績(過去7回)
1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
トライアル1着 2 0 2 3 28.6% 28.6% 57.1%
トライアル2着 0 0 0 5 0.0% 0.0% 0.0%
トライアル3着 1 3 0 1 20.0% 80.0% 80.0%
トライアル4着以下 0 0 0 14 0.0% 0.0% 0.0%

PICK UP 勝つのはこういう馬!

所属では浦和か大井だが、大井は4勝すべてが異なる馬によるもの。1〜2番人気に推された負担重量56〜57キロの馬が6勝をマーク。トライアル組なら1、3着馬が狙い目になる。

(文・スポーツ報知 浅子 祐貴)

※当ページの情報は、
特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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