大井
2025年12/30(火) 16:30発走
大井競馬場 ダ1,600m
29日の東京大賞典GI、31日の東京2歳優駿牝馬の間に行われる3歳以上の牝馬によるマイル重賞で、同年の牝馬路線を盛り上げた馬が年齢を超えて集結する。ダノンレジーナとスピーディキック(ともに浦和)は連覇を達成した翌年に、当レースを最後に現役を引退。ここで競馬場に別れを告げて翌年から新たな道に進む馬も多い。ここでは2015〜24年の過去10回の結果から傾向を探る。
出走数が最も少ない浦和がトップの5勝を挙げるが、この中には連覇を達成したダノンレジーナ(2020・21年)とスピーディキック(22・23年)が含まれており、数字を押し上げていることは頭に入れておきたい。地元の大井は出走数最多とはいえ22年を除いて連対し、昨年は藤田輝信厩舎によるワンツー。また、17年1着ニシノラピート、23年3着サルサレイアは2桁人気での激走だった。対して船橋は20年に2番人気・3着だったアクアリーブルを最後に馬券圏内がないうえ未勝利。当レースでは苦戦を強いられている。[表1]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 浦和 | 5 | 0 | 2 | 12 | 26.3% | 26.3% | 36.8% |
| 大井 | 4 | 8 | 4 | 75 | 4.4% | 13.2% | 17.6% |
| 川崎 | 1 | 1 | 2 | 17 | 4.8% | 9.5% | 19.0% |
| 船橋 | 0 | 1 | 2 | 21 | 0.0% | 4.2% | 12.5% |
6勝を含む7連対の1番人気が強く、2勝で続く2番人気も3着内率60.0%と好成績を残している。3着内率40.0%の4番人気は3着のみ4回。連対がないだけに3連単の3着付けなどが面白そう。ちなみに1・2番人気の組み合わせは、ワンツー3回を含む、馬券圏内5回と半数で馬券絡み。1番人気が3着以内を外したのは3回あるが、2017年が11→5→10番人気で3連単240万円、19年が5→9→4番人気で同11万円。大波乱の有無を見極めるには1番人気が信頼できるのかが重要になるのかもしれない。[表2]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 6 | 1 | 0 | 3 | 60.0% | 70.0% | 70.0% |
| 2番人気 | 2 | 2 | 2 | 4 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
| 3番人気 | 0 | 1 | 1 | 8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
| 4番人気 | 0 | 0 | 4 | 6 | 0.0% | 0.0% | 40.0% |
| 5番人気 | 1 | 1 | 0 | 8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
| 6番人気以下 | 1 | 4 | 3 | 97 | 1.0% | 4.8% | 7.6% |
勝利は負担重量55キロ以上とはっきりしており、軽量馬は評価を下げても良さそう。特に57キロは勝率50.0%、連対率60.0%、3着内率70.0%と圧倒的な信頼度で、出走していた年に馬券圏内に入れなかったのは2016、22年の2回のみ。57キロがいれば高確率で上位争いに加わってくると考えていい。勝ち馬が出ていない54キロ以下だが、52キロで3着に入った17年グラスサファイヤ(川崎)は南関東生え抜きで同年の桜花賞2着、ロジータ記念3着の実績馬。53キロで2着の22年トップザビル(川崎)と24年マーブルマカロン(大井)はJRAから転入後、南関東で3着以内を外していなかった。[表3]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 52kg | 0 | 0 | 1 | 7 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
| 53kg | 0 | 2 | 0 | 26 | 0.0% | 7.1% | 7.1% |
| 54kg | 0 | 0 | 0 | 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 55kg | 3 | 2 | 4 | 52 | 4.9% | 8.2% | 14.8% |
| 56kg | 2 | 5 | 4 | 29 | 5.0% | 17.5% | 27.5% |
| 57kg | 5 | 1 | 1 | 3 | 50.0% | 60.0% | 70.0% |
2018年から実施されている東京シンデレラマイルトライアル(今年は準重賞・ローズベール賞)。同レースで3着以内に入り優先出走権を獲得した馬が本番でも馬券圏内に。4着以下からの巻き返しはなし。しかし、トライアル2着馬は5頭が出走して3着以内は0回と不振で、傾向からは1、3着馬が狙い目になる。ただし、1着馬は20年1着ダノンレジーナ(浦和)を最後に連対がないのに対し、3着馬は23、24年に連続連対と、近年の安定感では3着馬が上回る。トライアル組以外からの勝ち馬4頭(18年以降)は、同年のJBCレディスクラシックJpnI出走馬が2頭、3歳で唯一勝利した22年スピーディキックはロジータ記念1着、24年フェブランシェはJRA3勝クラスからの転入初戦。なお20年1着ダノンレジーナは、JBCレディスクラシックJpnI・4着からトライアル1着という戦歴だった。[表4]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| トライアル1着 | 2 | 0 | 2 | 3 | 28.6% | 28.6% | 57.1% |
| トライアル2着 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| トライアル3着 | 1 | 3 | 0 | 1 | 20.0% | 80.0% | 80.0% |
| トライアル4着以下 | 0 | 0 | 0 | 14 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
勝つのはこういう馬!
所属では浦和か大井だが、大井は4勝すべてが異なる馬によるもの。1〜2番人気に推された負担重量56〜57キロの馬が6勝をマーク。トライアル組なら1、3着馬が狙い目になる。
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