注目馬情報 Attention

クリソベリル

牡5 JRA 音無秀孝厩舎 通算10戦8勝

父:ゴールドアリュール
母:クリソプレーズ
母の父:エルコンドルパサー

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〝怪物〟がいよいよ戦列復帰する。19年の当レース制覇を含め国内無敗を貫いてきたが、前走のチャンピオンズCで初めての4着敗戦。その後、昨年末に右後肢繋ぎの輪状靭帯を負傷していたことが発表され、今年2月には腱鞘(けんしょう)鏡手術を受けた。デビューから破竹の6連勝でチャンピオンズCを制し、3歳にしてダート界の頂点に立った怪物。初海外のサウジCこそ本調子で臨めなかったこともあり7着に敗れたが、帰国後は帝王賞、JBCクラシックとJpn1を連勝。圧倒的な強さで再びダート界を席巻していた矢先の大ケガだっただけに、待望の復帰戦は注目必至だ。

ノンコノユメ

セ9 大井 荒山勝徳厩舎 通算41戦9勝

父:トワイニング
母:ノンコ
母の父:アグネスタキオン

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G1・2勝を誇る古豪が帝王賞で健在ぶりをアピールした。今年で9歳を迎えたが、前走の帝王賞では後方から直線でオメガパフューム、ダノンファラオ、カジノフォンテンとG1覇者たちを一気に抜き去って2着に食い込んだ。2走前の金盃では勝ち馬と2秒6差の7着と、南関東限定戦では初めて0秒5以上の差をつけられての敗戦。敗因として気持ちが走る方に向いていないことが挙がったが、一旦休養を挟んでリセットすることで輝きを取り戻した。当レースは19年に出走して3着。元々左回りは得意。さらに、以前はマイルがベストだった距離適性も年齢を経た今は2000m前後が適距離と変化しているだけに侮れない。

ダノンファラオ

牡4 JRA 矢作芳人厩舎 通算15戦5勝

父:American Pharoah
母:クリスプ
母の父:El Corredor

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ここまでジャパンダートダービー(JDD)、浦和記念、ダイオライト記念と南関東で3つのタイトルを獲得している。近走はゲートでうるささを見せるなどまだ課題は多いが、地方ダートの適性は高く、気分良く走れたときにはG1級の強さを発揮する。JDDでは後のフェブラリーS馬・カフェファラオを撃破するなど潜在能力は非常に高い。今回は横山武史騎手と初コンビ。JRAの関東リーディングを快走する次世代ホープの手腕にも期待したい。

ラストマン

牡4 JRA 戸田博文厩舎 通算12戦4勝

父:ゴールドアリュール
母:プラセンティア
母の父:トワイニング

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JRAで4勝を挙げ、オープン入り。オープンではここまで2戦して7、5着と現状は〝伏兵〟扱いではあるが、4歳という年齢的にまだ伸びしろはあるし、前走のマーキュリーC5着で地方ダートの適性は見せた。3走前の上総S(3勝クラス、中山ダート1800m)は、中団の前から長くいい脚を使って3馬身半差の圧勝。2勝を挙げている1800mに距離短縮となるのは好材料。

過去3走の競走成績

シュプレノン

牡6 船橋 山中尊徳厩舎 通算27戦8勝

父:キングカメハメハ
母:パノラマビューティ
母の父:ダンスインザダーク

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ダートグレード競走初挑戦だが叩き3戦目の前走で8勝目を挙げており、好調をキープしたまま大舞台に臨む。前走はいつもより後方からの競馬になったが、直線でいい脚を使ってきっちり差し切って見せた。この馬のいいところは相手なりに走れる立ち回りのうまさ。これまで27戦して掲示板を外したのが3戦のみという安定感も、ここから来ている。母パノラマビューティはJRAから船橋に移籍して重賞の東京シンデレラマイルを制した。ダートグレード競走でもクイーン賞とTCK女王盃で3着に食い込む走りを見せており、息子の健闘も期待したい。

(秋田 麻由子)

注記

当ページは、9月23日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。