注目馬情報 Attention

シャルフジン

牡2 北海道 田中淳司厩舎 通算4戦2勝

父:ヘニーヒューズ
母:シャーペンエッジ
母の父:クロフネ

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4月1日の能力検査では47秒7という伝説級のタイムで1着。迎えたデビュー戦は当然のことながら1.1倍の1番人気となり、2着を9馬身と千切り捨てた。 続く栄冠賞でも1番人気に推されたが、よもやの4着。先行勢にやや厳しい流れだったことに加え、ラップの速い2ハロン目に相手を見ながら押し上げたぶん、最後にツケが来た可能性もある。 ブリーダーズゴールドジュニアCでは人気を落としていたが、見事な復活を見せた。スピードの違いでハナへも行けるところを2番手で待機し、序盤は鞍上がなだめながらの競馬。向正面では折り合いもつき、直線入り口で逃げたモーニングショーを捕まえると、あとは独壇場だった。ラスト1ハロンでのストライドを見ると、距離があってこそ良さの出る馬という印象も受ける。 前走のサンライズCではナッジの2着に敗れたが、JBCを見据えてやや余裕残しの面もあったようなので、使われての上積みが期待できる。折り合い面もブリーダーズゴールドジュニアCより良くなっていたので、本番はそれを生かしたい。

ナッジ

牡2 北海道 田中正二厩舎 通算8戦4勝

父:フェノーメノ
母:エーシンジョイフル
母の父:オペラハウス

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デビュー戦は7番人気6着、2戦目は6番人気5着とキャリアのスタートは全く目立たないものだった。3戦目の未勝利を勝ったあたりから内容が良化し、アタックチャレンジ3着→2着→1着で認定勝ち。続くウィナーズチャレンジでは出遅れ気味のスタートだったが、3~4コーナーで内からするすると上昇し、直線は外に出して2着以下を突き放した。 前走のサンライズカップは中団でレースを進め、3~4コーナーでは良い手応えで進出。前にいた馬たちからシャルフジンが抵抗したが、最後は突き放して1馬身半差の勝利。3連勝となった。 ここまでの成績を振り返ると距離が伸びて良化、時間が経って良化という内容で、フェノーメノ×オペラハウスという血統から考えると合点がいく。3連勝はいずれも脚抜きの良い馬場だったので乾いたときにどうかという課題はあるが、そこまで深刻なリスクではないように思える。先日種牡馬引退となった父に、初のダートグレード優勝を報告したい一戦だ。

リコーヴィクター

牡2 北海道 川島雅人厩舎 通算5戦3勝

父:クリエイターII
母:リコーフィオラノ
母の父:シンボリクリスエス

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本馬の父クリエイターIIは現3歳世代が初年度産駒。種牡馬としてはかなりキャラクターがはっきりしており、JRAでは10月20日現在、ダート9勝に対して芝0勝。ダートでも1200m以下の勝ち星はなく、9勝のうち2勝が1700m、5勝が1800mとなっている。アーカンソーダービー(10F)とベルモントS(12F)を制した父からイメージされる通り、産駒はダートで距離のあるレースを得意としている。 そう考えると本馬が能力検査1着から1000mのフレッシュチャレンジ1着と進んだことは貴重というか、能力の高さゆえというように感じられる。栄冠賞は一線級メンバーの1200mだと距離不足だったと解釈できる。 サッポロクラシックカップとサンライズカップはともに3コーナーからおっつけ通しになり、前者では最後エンジンがかかって差し切ったが、後者では不完全燃焼ぎみの3着に終わった。1800mという距離に問題はないはず。鞍上の指示に対し瞬時に反応できるかどうかが、今回に限らず今後の課題となる。

アイスジャイアント

牡2 JRA 高柳瑞樹厩舎 通算1戦1勝

父:ダンカーク
母:アイスドール
母の父:キャプテンスティーヴ

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本馬の母アイスドールは現役時代JRAで6勝。キャリア初期には芝でも新馬・特別を勝っているが最終的にはダートを得意とし、オープン特別のエニフSに優勝している。 前走の新馬戦は、3頭雁行の形で1コーナーを回り、内の馬を行かせてまずは2番手で待機。3コーナーで外から捲ってきた馬を見ると切り替えてそちらを追走し、直線へ向かった。直線半ばでは差してきた馬に寄られるシーンもありいったんは前に出られたが、めげずに対抗してそれをはねのけ、捲って先頭に立っていた馬と一騎討ちの形に。最後はこちらも競り落として見事新馬勝ちを決めてみせた。 デビュー戦ということでバタバタした競馬になる出走馬もいた中、初戦から落ち着いて状況ごとに対応できていたという印象。キャリア1戦だが心身ともに完成度が高い。勝ちタイムの1分52秒9は、前日にやや重でマークされた2歳コースレコードと同タイム。この開催はのちに重馬場で2回レコードが更新されており路面そのものが速かった感もあるが、それでも優秀なタイムだ。

過去3走の競走成績

  • 2021/09/12 中京 左1800m2歳新馬

    1

エンリル

牡2 北海道 角川秀樹厩舎 通算4戦3勝

父:アジアエクスプレス
母:コスモメルベーユ
母の父:Fasliyev

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3月11日の能力検査ではゲートこそ速かったものの、そこまで強くアピールする内容ではない3着。それもあってか7月のデビュー戦では2番人気止まりだったが、好スタートからスピードを生かして先頭にたつと、後続になにもさせず9馬身差で優勝した。 オープン2着を経て迎えたサードニクス特別では後続を離しての逃げを打ち、4コーナーでいったん詰め寄られたものの直線突き放して2勝目。コーナー4つの競馬にも対応できた。4戦目には金沢の兼六園ジュニアカップを選び、単勝1.2倍と圧倒的な支持を集めた。スタートを決めると楽にハナに立ち、その後は終始エムティアンジェに食い下がられる形になったものの、これを問題にせず初重賞勝ちを収めた。 道営の一線級とまだ対戦していないこと、これまでの競馬がすべて逃げであること、距離延長かつ経験したところから+300mの初距離になることなど課題は多い。それでも4戦3勝はやはり魅力。遠征を克服したことは精神力を証明しているし、自身の経験値になって地元でも生きるはずだ。

スピーディキック

牝2 北海道 石本孝博厩舎 通算6戦3勝

父:タイセイレジェンド
母:デザートフラワー
母の父:サイレントディール

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5月11日の能力検査ではゲートから数秒間出ずに不合格。タイムは52秒0だったのだから、いまにして思えばスピードを示していた。仕切り直した6月15日の検査に合格してデビューしたが、その後もスタートとダッシュはいまひとつの競馬が続いた。それでも連続連対を続けてきたのだから、能力が高いということに他ならない。 重賞初挑戦のリリーカップも後方からの競馬になったが、3~4コーナーでスピードに乗ると、まさに豪脚炸裂と呼ぶべき脚で大外を一気に差し切った。続くエーデルワイス賞はこの馬にしては悪くないスタート。中団やや後方を進み、直線は馬ごみを縫うように進路を探してゴール寸前差し切っている。 重賞2戦はいずれも1200m戦の2歳牝馬とは思えない内容で、今後どういう競走馬に育つのか本当に楽しみだ。今回は一気の距離延長や相手関係の強化という課題はあるが、1800mの方がスタートのマイナスを補いやすいという可能性もある。展開待ちにはなるが、どんな差し脚を繰り出すのか期待したい。

コマノカモン

牡2 JRA 伊藤圭三厩舎 通算2戦1勝

父:ルーラーシップ
母:コマノスクアーロ
母の父:ゼンノロブロイ

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デビュー戦では好スタートを決めると、最初のスタンド前では2頭の先行争いに。コーナーワークで相手を振り切って単騎の逃げに持ち込むと、3ハロン目からぐっとペースを落として自身のスタミナ温存に成功した。4コーナーでは追走する馬の手ごたえが先に怪しくなり、本馬は持ったまま直線へ。そのまま楽な手応えで逃げ切り、2着に4馬身差で新馬勝ちを収めた。 2戦目のプラタナス賞はスタートこそ互角に出たものの、芝部分のダッシュで遅れをとり、5~6番手からの競馬に。砂をかぶって折り合いを欠くシーンもあり、思うように道中を進められなかった。直線はそれなりに伸びているのだが全馬脚色が同じような形になり、5着という結果に終わった。 デビュー戦が相手関係に恵まれたという可能性もあるものの、プラタナス賞は条件替わりがマイナスに働いた面もある。スタート地点がダートでコーナー4つの競馬に戻り、ハナか砂をかぶらない外の好位がとれれば、また変わってくる可能性もあるだろう。

過去3走の競走成績

  • 2021/10/16 東京 左1600mプラタナス賞

    5

  • 2021/09/12 中山 右1800m2歳新馬

    1

(須田 鷹雄)

注記

当ページは、10月28日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。