注目馬情報 Attention

コンバスチョン

牡2 JRA 伊藤圭三厩舎 通算2戦2勝

父:ディスクリートキャット
母:スモーダリング
母の父:パイロ

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デビューから好パフォーマンスを披露しての2戦2勝で、堂々と参戦してくる。新馬戦では徐々にギアを上げていくと、直線では余裕たっぷり。並ぶ間もなく交わすと、2着馬に4馬身差をつけて快勝。そして、2戦目のヤマボウシ賞は馬込みの中から進出し、直線では前を射程圏に入れ、あとは激しいゴール前の競り合いを制した。勝ち時計の1分23秒9はコースレコードにコンマ3秒差の好タイム。砂をかぶっても怯むことはなく、最後には素晴らしい勝負根性を誇示。2歳馬とは思えぬレースぶり。初の右回りへの対応は鍵でも、上位の一角だ。

過去3走の競走成績

  • 2021/09/20 中京 左1400mヤマボウシ賞

    1

  • 2021/06/27 東京 左1400m2歳新馬

    1

ヒストリックノヴァ

牝2 大井 渡邉和雄厩舎 通算4戦1勝

父:ドレフォン
母:ハナズリベンジ
母の父:ハーツクライ

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牝馬とはいえ侮れない。JRAデビューで、最初の2戦は芝で4、5着。3戦目にダートへチャレンジすると、これが見事にハマった。外、外を回す形にはなったものの、最後は余裕たっぷり。1分11秒3という好時計をマークし、7馬身差をつけて圧勝した。スピードはかなりのもの。前走のエーデルワイス賞は2着に敗れたものの、しっかりとレースを作れていた。その後に大井・渡辺和厩舎へ移籍。初戦になるが、この実績なら引けは取らない。器用さも備え、小回りも歓迎となる可能性を秘める。不気味さを漂わす1頭であることは間違いない。

過去3走の競走成績

セキフウ

牡2 JRA 武幸四郎厩舎 通算4戦2勝

父:ヘニーヒューズ
母:シヤボナ
母の父:Kingmambo

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ダート路線へ切り替えてから頭角を現してきた。初戦の芝では6着で敗れた後にダート戦へと矛先を向けた。2戦目の未勝利戦は3着も、上がり最速をマーク。レースぶりに進境がうかがえた。3戦目で勝ち上がりに成功し、前走のなでしこ賞では存分に持ち味を発揮。出遅れて、位置取り的にも厳しい状況だった。だが、3、4角で外に持ち出すと、絶品の末脚で差し切った。交流戦の流れなら、後方に置かれることはない。頭数的にも、そこまでもまれ込む心配もなさそう。連勝で勢いに乗っての参戦。強烈な決め脚を武器に好勝負へと持ち込むか。

過去3走の競走成績

  • 2021/10/24 阪神 右1400mなでしこ賞

    1

  • 2021/10/10 阪神 右1400m2歳未勝利

    1

  • 2021/09/25 中山 右1200m2歳未勝利

    3

プライルード

牡2 大井 藤田輝信厩舎 通算3戦1勝

父:ラブリーデイ
母:アンソロジー
母の父:サクラバクシンオー

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デビュー戦でマークした1分0秒0の走破時計はかなり優秀なもの。相当なスピードを誇る1頭なのは間違いない。栄冠賞、イノセントカップはともに2着に敗れはしたが、センスの良さを疑う必要はないだろう。その後は南関東の大井・藤田輝厩舎へと移籍。これまでの内容から1ハロンの距離延長は苦にしないはず。控えてもやれるのはこういう舞台でこそ生きてくる。今回は間隔が空いての一戦に加え、相手にはJRA勢の存在。高い壁となりそうだが、それを乗り越えるだけのポテンシャルを秘めている。怖い存在となってきそうだ。

イチローイチロー

牡2 JRA 北出成人厩舎 通算3戦1勝

父:カレンブラックヒル
母:クリンゲルベルガー
母の父:スウェプトオーヴァーボード

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初ダートで変わり身を見せるか。新馬戦では追っつけながらの追走になりながらも、最後までしぶとく脚を使えていた。ゴール前では4頭横並びの激戦の中をハナ差抜け出しての価値あるデビュー勝ち。決して派手なパフォーマンスではないが、この根性は見逃せない。その後は函館2歳Sを粘り強い走りで4着。前走のクローバー賞こそ精彩を欠いて10着に崩れたが、この一戦だけで、評価を下げるのは危険極まりない。カレンブラックヒル産駒ということで、初砂で新味を出すことも十分に考えられる。意外性は十分なだけに、警戒は怠れないか。

過去3走の競走成績

ネフィリム

牡2 JRA 武幸四郎厩舎 通算2戦1勝

父:カリフォルニアクローム
母:ライクアミリオン
母の父:ストリートセンス

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芝でのデビュー戦は出遅れが響いたこともあり、後方のまま見せ場なく敗れた。そこで、2戦目に選択したのはダート戦。これが功を奏した。初戦と同様に発馬で後手に回り、苦しい位置取りに。砂をかぶり、頭を上げて嫌がる素振りも。だが、鞍上が外へ進路を取ると、グイッと加速。そこからポジションを上げていくと、最後までしぶとく伸ばして差し切った。まだまだ課題はあるが、粗削りな中でも勝ち切った点は大いに評価できる。これから良くなる余地はかなりありそうなのも確か。雄大な馬格から繰り出すパワフルな末脚で一掃のシーンも。

過去3走の競走成績

  • 2021/09/19 中山 右1800m2歳未勝利

    1

  • 2021/09/05 小倉 芝右1800m2歳新馬

    10

エンリル

牡2 北海道 角川秀樹厩舎 通算5戦3勝

父:アジアエクスプレス
母:コスモメルベーユ
母の父:Fasliyev

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もまれた経験は必ず生きてくる。前走のJBC2歳優駿は実に厳しい競馬を強いられた。先手を主張したものの、終始、突かれる形に。息も入りづらく 、こうなってしまっては仕方なし。3角過ぎに馬群にのまれて後退。13着と大敗を喫してしまった。しかし、初距離や、強敵を相手にした実戦経験は貴重なもの。それまでには金沢の重賞・兼六園ジュニアカップを制すなど、地力は証明済み。距離短縮はプラスに働くだろうし、長距離輸送も克服済み。小回りの園田コースなら存分にスピードも生かせる。今回も難敵はそろうが、面白い存在になる。

バウチェイサー

牡2 兵庫 新子雅司厩舎 通算8戦2勝

父:エスポワールシチー
母:エンジェルズソング
母の父:フレンチデピュティ

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道営での認定新馬勝ちの実績を引っ提げて 、兵庫へと移籍してきた。転入初戦となった前走は1.6倍という圧倒的な人気に支持された。もちろん何ら危なげのないレースぶりで、圧倒的なパフォーマンスを見せた。2着馬に1秒8差をつけての大差勝ち。まだまだ余力たっぷりで、さらなる良化が見込める好素材。中間はここに絞って調整をされた。伸びシロという点でもかなりありそう。JRA、道営、南関東勢が参戦とあって、一気に相手は強化された。これまでのようにはいかぬだろうが、地元のエース格としてどんな走りをするのか 注目だ。

(桑原 勲)

注記

当ページは、11月20日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。