注目馬情報 Attention

チュウワウィザード

牡7 JRA 大久保龍志厩舎 通算23戦10勝

父:キングカメハメハ
母:チュウワブロッサム
母の父:デュランダル

CHECK!

3歳時に名古屋グランプリを制したのを皮切りに重賞6勝、うちGI/JpnIで3勝。国内のレースだけにとどまらず、昨年のドバイワールドカップでも2着に健闘するなど、日本を代表するダートホースとして活躍している。明けて7歳となったが、近走もJBCクラシック(金沢)で3着、チャンピオンズカップ(中京)で2着と、高い次元の走りを披露。合わせて、どんなコースや展開でも力を発揮できるレースセンスの高さを示している。川崎記念は2020年に6馬身差で圧勝した実績。当時と同じローテーションで臨むだけに、今回も主役の走りを見せるに違いない。

カジノフォンテン

牡6 船橋 山下貴之厩舎 通算24戦12勝

父:カジノドライヴ
母:ジーナフォンテン
母の父:ベストタイアップ

CHECK!

母は上山が生んだ名牝ジーナフォンテン。3歳時はもうひと押しのレースが続いたが、4歳の夏に京成盃グランドマイラーズで重賞初制覇を果たすと、秋以降はさらなる成長を遂げて6連続連対。しかもその内訳は、川崎記念とかしわ記念の両JpnIを含む重賞4勝、東京大賞典でもクビ差の2着と、国内屈指の存在としてアピールするには十分すぎる内容だった。前3走は今ひとつだが、帝王賞とJBCクラシック(金沢)は成績ひと息の右回りで、前走は不慣れなJRAの馬場で力を出し切っていない。実績のある川崎コースに替われば、本来の走りができるはずだ。

ヴェルテックス

牡5 JRA 吉岡辰弥厩舎 通算22戦6勝

父:ジャスタウェイ
母:シーイズトウショウ
母の父:サクラバクシンオー

CHECK!

JRAでデビュー後の10戦で7度の2着をマークしたものの、この時点では勝ち星を挙げられず、3歳の秋に兵庫へ移籍。そこで連勝を果たすと再びJRAに籍を移し、今度はわずか4戦でオープンまで駆け上がった。母のシーイズトウショウは芝の1200mで重賞5勝を挙げた生粋のスプリンターだったが、この馬自身は浦和記念で3着、そして前走の名古屋グランプリで重賞初制覇と、ダートの中~長距離で高い能力を誇示。先団で立ち回れる器用さがあり、地方の小回りコースでは優位に立てる強みもある。JpnIで相手は強化されるが、リズム良く先行できれば好勝負になる。

過去3走の競走成績

サルサディオーネ

牝8 大井 堀千亜樹厩舎 通算45戦11勝

父:ゴールドアリュール
母:サルサクイーン
母の父:リンドシェーバー

CHECK!

JRA在籍時から、けれん味のない逃げで牝馬のダートグレード路線をにぎわしてきた。大井移籍後に報知グランプリカップで重賞初制覇を果たすと、その後は牝馬のJpnIIIを3勝。昨秋の日本テレビ盃ではJRA勢を含めた牡馬トップクラスを撃破し、牝馬の枠にとどまらない能力を示した。金沢のJBCレディスクラシックは不得手な右回りと長距離輸送が響いて10着に敗れたが、続くクイーン賞でトップハンデながらクビ差の2着に健闘したように、明け8歳馬でも衰えは感じられない。2100mの克服が鍵を握るが、定量55キロで得意の左回りなら十分にチャンスがある。

タービランス

牡9 浦和 水野貴史厩舎 通算36戦15勝

父:パイロ
母:チャームエンジェル
母の父:Theatrical

CHECK!

2歳時から一線級で戦い続け、ホッカイドウと南関東で重賞7勝を誇る。今年で9歳を迎えたが、使い込まれていないぶん、フレッシュな馬体を保持。年齢を重ねたことで精神面も成長し、一時期のように抜け出してから遊ぶ面も見せなくなってきた。前走の東京大賞典は7着だったが、4コーナーで大きく外に振られる不利がありながら、0秒9差に食い下がる上々の内容。[6-6-0-2]で5着以下がない左回りに替わるのは歓迎で、同舞台の報知オールスターカップを勝った実績もある。昨年(4着)の雪辱を果たし、悲願のダートグレードタイトルを手にできるか。

ヒロイックテイル

牡5 JRA 本田優厩舎 通算14戦5勝

父:スクリーンヒーロー
母:パーソナルレジェンド
母の父:Awesome Again

CHECK!

半姉にダート重賞8勝のミラクルレジェンド、半兄に東京大賞典勝ちのローマンレジェンドがおり、地方競馬にもなじみのある血脈。デビュー当初からダートの中~長距離を中心に使われ、2100mで3勝、2400mでも1勝と、距離適性の高さを示している。その血統背景を見ても地方の馬場でこそ持ち味が生きそうで、馬体を大きく増やしながら3着に踏ん張った前走に着実なパワーアップも見て取れた。今回は重賞初挑戦で、しかもJpnIのメンバーだけに自分の競馬ができるかが鍵だが、逃げか番手の外で気分良く追走できれば、いきなりがあっても不思議ではない。

過去3走の競走成績

  • 2021/11/28 阪神 右2000mカノープスS

    3

  • 2021/10/24 東京 左2100mブラジルC

    13

  • 2021/06/19 東京 左2100mスレイプニルS

    14

エルデュクラージュ

セ8 船橋 川島正一厩舎 通算31戦7勝

父:クロフネ
母:エルダンジュ
母の父:サンデーサイレンス

CHECK!

リステッド競走勝ちを含めてJRAで7勝、昨年のダイオライト記念でも2着に食い込んだ実績の持ち主。先団でリズム良く追走できればしぶとく、理想の位置が取りやすいダート2100mは8戦6連対と抜群の相性を誇っている。船橋への転入初戦だった勝島王冠は11着に敗れたが、続く報知オールスターカップでは本来の行きっぷりと粘りを見せて2着と復調気配を示した。強力な先行馬がそろったぶん、スムーズに先団につけられるかが鍵を握るが、転入3戦目での良化に加え、再度の川崎2100mならコース慣れも見込める。初めてのJpnIでも上位争いに加わりそうだ。

(大貫 師男)

注記

当ページは、1月28日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。