注目馬情報 Attention

ウェルドーン

牝4 JRA 角田晃一厩舎 通算14戦4勝

父:ヘニーヒューズ
母:ツルマルオジョウ
母の父:ダンスインザダーク

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初勝利まで6戦を要したが、その後は高い次元で安定した走りを見せ、3歳3月に1勝クラスを突破。続く鳳雛Sで牡馬を相手に3馬身差で勝利を収めると、関東オークスでは持ち前の器用さを発揮して重賞初制覇。さらにジャパンダートダービーでも同タイムの3着に食い込み、次代のダート路線を担う存在として注目を集めた。前走のクイーン賞こそ10着に大敗したが、レディスプレリュードで3着に食い込んでいるように年長馬が相手でも力は互角。関東オークスで川崎2100mへの適性も示している。立ち直っていれば、あっさり勝ち切る可能性もある。

クリノフラッシュ

牝7 JRA 橋田満厩舎 通算28戦4勝

父:エイシンフラッシュ
母:ホーネットピアス
母の父:サンデーサイレンス

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芝で初勝利を挙げたが、その後の勝ち星は全てダート。徐々に中距離に対応すると、明け7歳を迎えた前走の1800m戦で4勝目を挙げ、ようやくオープン馬の仲間入りを果たした。母のホーネットピアスはJRAの桜花賞で3着など芝で活躍したが、兵庫に所属した半姉のトーコーヴィーナス(父クロフネ)が重賞8勝を挙げたように、地方のダートをこなせる下地は十分。後方から0秒8差の3着に追い込んだ3走前の走りを見れば、位置取りに関係なく力を発揮できるようにもなっている。初めての2100mと川崎のタイトなコーナーに戸惑わなければ、上位争いに加わってくる。

過去3走の競走成績

  • 2022/01/22 中京 左1800m遠州灘S

    1

  • 2021/10/30 阪神 右1800m西脇S

    10

  • 2021/09/26 中山 右1800m内房S

    3

ショウナンナデシコ

牝5 JRA 須貝尚介厩舎 通算18戦5勝

父:オルフェーヴル
母:ショウナンマオ
母の父:ダイワメジャー

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JRAの新馬戦(ダート1800m)で7馬身差の圧勝劇を演じた素質馬。その後は一進一退が続いたが、昨年後半に飛躍的に力をつけると、3勝クラスとオープン特別を連勝。強豪牡馬がそろったベテルギウスSでも2着に踏ん張り、目下の充実ぶりと確かな成長を示した。ダートグレード初参戦となったTCK女王盃では、JBCレディスクラシックを制したテオレーマのクビ差2着と、今後の活躍を予感させるには十分すぎる内容。先行力を武器とした安定感のあるレース運びは、いかにも地方の馬場向きで、2100mにも不安はない。女王不在の今回は最有力の1頭だ。

過去3走の競走成績

メモリーコウ

牝7 大井 鷹見浩厩舎 通算30戦4勝

父:エスポワールシチー
母:メモリーキャップ
母の父:キャプテンスティーヴ

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JRA在籍時に4勝を挙げ、マリーンカップやブリーダーズゴールドカップで2着の実績。牡馬が相手の東海SとマーチSでも3着に健闘するなど、トップクラスとも互角に渡り合ってきた。昨年末に大井に移籍すると、その初戦となった東京シンデレラマイルで2着に食い込み、続くTCK女王盃でも0秒6差の5着。衰えていないどころか、むしろ以前よりも末脚の切れが増している印象を受けた。スパーキングレディーカップで0秒5差の4着があるぶん川崎コースに不安はなく、2000mでの好走歴を見れば、今回の距離にも対応できるはず。悲願の初タイトルを手にできるか。

過去3走の競走成績

プリティーチャンス

牝5 JRA 野中賢二厩舎 通算14戦4勝

父:シンボリクリスエス
母:フューチャサンデー
母の父:サンデーサイレンス

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芝の新馬戦こそ15着に敗れたが、ダートに転じると鋭い末脚を発揮するようになり、成績が安定した。昨年9月に4勝目を挙げてオープン入りを果たすと、みやこSで4着、続くクイーン賞ではドロドロの不良馬場を猛然と追い込んで3着に健闘。強豪がそろった東海Sでも0秒7差に追い上げ、牡馬顔負けの末脚を発揮し続けている。母のフューチャサンデーは、同じ川崎が舞台のスパーキングレディーカップで0秒1差の3着と涙をのんだが、メンバー最速の上がりで猛然と追い上げた走りは、この馬にも受け継がれている。初距離を克服し、母の雪辱を果たせるか。

レーヌブランシュ

牝5 JRA 橋口慎介厩舎 通算15戦4勝

父:クロフネ
母:アンジュエ
母の父:アグネスタキオン

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牝馬ダートグレードの安定勢力。関東オークスで重賞初制覇を飾ると、その後もレディスプレリュード制覇のほか、TCK女王盃で2着など、牝馬トップクラスの力を示している。昨年のエンプレス杯は5着に敗れたものの、リズム良く追走して脚をためられれば、長くいい脚を使うことができ、長距離はむしろ歓迎。関東オークスでの走りを見ても、川崎コースに不安はない。今回は主戦の松山弘平騎手から乗り替わりとなるが、地方のダートグレードで抜群の勝率を誇る川田将雅騎手なら心強い。混迷の牝馬ダート路線から一歩抜け出すことができるか注目だ。

サルサディオーネ

牝8 大井 堀千亜樹厩舎 通算46戦11勝

父:ゴールドアリュール
母:サルサクイーン
母の父:リンドシェーバー

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JRA在籍時からけれん味のない逃げで活躍してきたが、大井に移籍後はさらなるパフォーマンスを示し、地方を代表する快速馬として地位を確立した。昨年はスパーキングレディーカップ制覇を皮切りに、スパーキングサマーカップ、日本テレビ盃と重賞3連勝をマーク。JBCレディスクラシックは不得手な長距離輸送と右回りが響いて10着に敗れたものの、クイーン賞では本来の粘りを見せて2着と、左回りでの安定ぶりを示した。前走の川崎記念は牡馬一線級が相手で、道中のプレッシャーも厳しかったが、牝馬同士なら気分良く逃げられるはず。微妙に長い2100mでも好勝負になる。

ダイアナブライト

牝6 川崎 内田勝義厩舎 通算17戦5勝

父:ディープインパクト
母:チェリーコレクト
母の父:Oratorio

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JRAでデビュー。新馬戦2着のほか、初勝利を挙げたのも芝だったが、ダート転向後に勝ち星を重ねてオープンへ。重賞初挑戦だったレディスプレリュードで4着に健闘した直後に川崎へ移籍した。その初戦となったクイーン賞は直線で抜群の末脚を発揮し、サルサディオーネをゴール寸前でかわす金星。3.5キロのハンデ差があったとはいえ、能力の高さを示すには十分な内容だった。前走は7着に敗れたものの、スローペースに加え、直線で前が壁になる不利があった。それでも0秒7差と大きく負けておらず、スムーズにさばくことができれば巻き返しが可能だ。

(大貫 師男)

注記

当ページは、2月25日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。