予想情報 Prediction

レースの見どころ

ゴールデンウィーク恒例の大一番、かしわ記念に昨年の上位馬が顔を揃えました。地方馬としては10年ぶりの快挙。アブクマポーロ、トーシンブリザード、アジュディミツオー、フリオーソなど偉大な先輩の仲間入りを果たしたカジノフォンテンの連覇達成なるか。ハナ差の2着と涙を呑んだソリストサンダーが、海外遠征などを経てキャリアアップして逆転に虎視眈々。出遅れを挽回して3着に追い上げたインティも健在で、約3年ぶりの復活Vも。そこに大きく立ちはだかるのがテイエムサウスダン。1400mのスペシャリストが、フェブラリーSを2着。距離克服に自信を深めたならアッサリまで。そこにマリーンCを圧勝したショウナンナデシコも花を添え、興味が尽きない一戦。

本命

  • 33テイエムサウスダン

CHECK!

 JRAでは今年の根岸ステークスを制覇。そしてダートの交流重賞は既に4勝の実績。1400mのスペシャリストというイメージが定着していましたが、前走のフェブラリーステークスでは溜めを利かせた逃げを打って2着。折り合い面に進境を示し距離を克服。今回も一見して前走と同様に出たなりに逃げられそうなメンバー構成だけに、単純な力量比較からも最有力。サウスヴィグラス晩年にして最高傑作という評価を不動のモノにしたい処でしょう。

対抗

  • 22ソリストサンダー

CHECK!

 昨年のかしわ記念は、先行ペースを手応え良くマクり上げてカジノフォンテンにハナ差肉薄の2着。少々乗り難しい面はありますが、ハマった際の切れ味は正に格別。以降は、南部杯3着、武蔵野ステークスを1着、海外遠征も含めキャリアアップして再度挑戦。恐らく前に行くであろうテイエムサウスダンとカジノフォンテンのペースになるとどうかですが、ある程度レースが流れるようだとゴール前強襲が怖い。

単穴

  • 46カジノフォンテン

CHECK!

 昨年の川崎記念1着、かしわ記念1着で一躍脚光。そのかしわ記念以降が不本意な結果に終わっていますが、前走の京成盃グランドマイラーズでは58キロを背負って2着という負けて強しの競馬内容。この中間の攻め気配からもここにピークを持ってきた様子。距離は幅広くこなすものの、やはり1600mがベスト。恐らくテイエムサウスダンの逃げをマークする形になりそうですが、地の利を加味すると連覇の可能性十分。今回は本田正重騎手が騎乗ですが、過去に騎乗経験があります。

連穴

  • 813エアスピネル
  • 814インティ
  • 11ショウナンナデシコ
  • 711サンライズノヴァ

CHECK!

 休み休み使われ9歳のエアスピネル。それでも昨年はさきたま杯2着、武蔵野S2着など存在感は薄れていない。今の船橋の、砂の深い馬場への対応がカギ。インティはデビュー2戦目から怒涛の7連勝でフェブラリーS1着。その勢いでかしわ記念をゴールドドリームの2着したのが3年前。以降未勝利は予想だにしませんでしたが、それでも昨年の当レースはスタートで煽りながら3着。チャンピオンズCは3、3、4着と3年連続好走だから極端な衰えはない。要は道中の折り合いひとつ。牝馬交流路線に登場して瞬く間にニューヒロインとなったショウナンナデシコ。逃げるサルサディオーネを自力で潰して圧勝のマリーンカップはインパクト大。ただし、過去10年で牝馬は一度も馬券の対象になっておらず、過剰に人気になると嫌な面も。盛りを過ぎたと思われたところで金沢JBCスプリント2着と大駆けしたサンライズノヴァ。しかし、以降再び低迷と高齢を迎えなかなか弾みがつかない。あくまでも乱戦決着になった際。

提供 ケイシュウNEWS 吉羽 孝

注記

当ページの情報は、5月4日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。