注目馬情報 Attention

シャマル

牡4 JRA 松下武士厩舎 通算8戦5勝

父:スマートファルコン
母:ネイティヴコード
母の父:アグネスデジタル

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成長著しい新星。デビュー戦こそ大敗したものの、休養を挟んだ2戦目の未勝利戦(2021年7月新潟)から3連勝し、一気に頭角を現した。その後再び休養を挟み、休み明け3戦目で3勝クラスを快勝(4月阪神)。直後に挑んだ東京スプリント(JpnIII・4月大井)では、初ナイター、初地方、初重賞と初ものづくしだった中で、好スタートを決めて楽にいい位置につけると、最後の直線で3頭の追い比べを制し、1:10.5という好タイムで初タイトルを獲得した。まだ4歳であり、先々を期待させる器。左回りは久しぶりだが、新潟で3勝を挙げている。デビューからすべてのレースで1200m戦を走って来たため、初の1400mに対応出来るかがポイントだろう。

過去3走の競走成績

ヘリオス

セ6 JRA 寺島良厩舎 通算24戦7勝

父:オルフェーヴル
母:アンジュシュエット
母の父:フレンチデピュティ

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昨年の秋に休養から復帰した後、5戦すべて連対と堅実な走りを見せている。グリーンチャンネルC(2021年10月東京)、霜月S(2021年11月東京)とオープンで連勝し、根岸S(GIII・1月東京)では4番手から先行馬を交わして2着と健闘した。初の地方遠征だった黒船賞(JpnIII・3月高知)は、高知史上でも稀にみるタフな馬場状態の中、2番手から粘り込んで2着。イグナイターに1馬身差をつけられたものの、小回り適性の高さを示した。続くかきつばた記念でもイグナイターの2着で、着差は同じく1馬身。今回もイグナイターが出走してくるが、走り慣れた左回りに替わるのは歓迎材料だろう。

サクセスエナジー

牡8 JRA 北出成人厩舎 通算41戦13勝

父:キンシャサノキセキ
母:サクセスアイニー
母の父:ジャングルポケット

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ダートグレード競走で6勝を挙げている実績の持ち主。その中の2勝はさきたま杯(JpnII・2018年5月浦和)とテレ玉杯オーバルスプリント(JpnII・2020年9月浦和)であり、浦和1400mでの適性の高さがうかがえる。7歳を迎えた昨年は勝ち切れないレースが続いたが、東京盃(JpnII・10月大井)では好位から直線で抜け出す王道のレース運びで久しぶりの勝利を挙げた。この時、7番人気と人気薄であったが、揉まれずスムーズに運べた時の強さは年齢を重ねても健在であることを証明した。今年に入ってからの3戦は掲示板までだが、リピーターの好走が目立つレースであり、相性のいいコースで一変する可能性がある。

エアスピネル

牡9 JRA 笹田和秀厩舎 通算31戦4勝

父:キングカメハメハ
母:エアメサイア
母の父:サンデーサイレンス

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昨年僅差の2着。芝重賞3勝の実績を挙げた後、一昨年にダートに転向。まだダートでの勝利はないものの、重賞で4度2着に入る活躍を見せている。特に昨年のフェブラリーS(GI・東京)では、9番人気の伏兵ながら、カフェファラオに3/4馬身まで迫る力走を見せた。一走を挟んださきたま杯(JpnII・6月浦和)は初の地方遠征で小回りの浦和だったが、内々をロスなく運び、前が壁になりそうな場面で間を捌いて進出。半馬身差の2着と健闘した。9歳になった今年はフェブラリーS(GI・2月東京)で見せ場なく9着、かしわ記念(JpnI・5月船橋)でも5着と苦戦が続いているが、同じ舞台で結果を出しているだけに、立ち回り一つで昨年同様の走りが見られるのではないか。

ティーズダンク

牡5 浦和 水野貴史厩舎 通算29戦9勝

父:スマートファルコン
母:ビフォーダーク
母の父:キングカメハメハ

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コース適性抜群。門別でデビューした2歳時には1800mのサンライズカップ(2019年10月門別)を勝ち、全日本2歳優駿(JpnI・2019年12月)で0.1秒差の3着に健闘。早くから素質の高さを示していた。浦和移籍後の3歳時には2100mの戸塚記念(2020年9月川崎)で2つ目のタイトルを獲得したが、古馬になって1400m~1600mに路線変更。マイルグランプリ(2021年8月大井)で古馬重賞初制覇を果たすと、テレ玉杯オーバルスプリント(JpnII・2021年9月浦和)ではテイエムサウスダンに唯一食い下がって2着に好走した。昨年末のゴールドカップ(12月浦和)でモジアナフレイバーの追撃を振り切って勝利した後に休養に入り、復帰初戦の京成盃グランドマイラーズ(3月船橋)は8着に敗れたものの、2戦目のプリムローズ賞(4月浦和)を快勝。浦和1400mは4戦して3勝2着1回とパーフェクト連対を果たしている。

ルーチェドーロ

牡4 川崎 池田孝厩舎 通算12戦3勝

父:マクフィ
母:アラフネ
母の父:クロフネ

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JRA所属時代には全日本2歳優駿(JpnI・2020年12月川崎)3着や、端午S(2021年5月阪神)でオープン勝ちを収めた実績の持ち主。川崎移籍初戦の船橋記念(1月船橋)では3ヵ月ぶりの実戦で+13kgということもあり、僅差の4着に敗れたが、続くフジノウェーブ記念(3月大井)では動きが一変。2番手から上がり最速の脚を使って圧勝し、改めて能力の高さを示した。東京スプリント(JpnIII・4月大井)では上位3頭に離されての4着だったが、まだ4歳であり、これからの成長が期待される。左回りは4戦して勝ち星はないものの、器用な走りが出来る馬なので初の浦和も苦にならないだろう。3勝中2勝が1400m戦であり、現状ベスト距離と言える。

サルサディオーネ

牝8 大井 堀千亜樹厩舎 通算48戦11勝

父:ゴールドアリュール
母:サルサクイーン
母の父:リンドシェーバー

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数々のダートグレード競走を制し、2年連続でNARグランプリ4歳以上最優秀牝馬に輝いた女傑。特に昨年は牝馬限定戦のみならず、牡馬との混合戦である日本テレビ盃(JpnII・2021年9月船橋)を逃げ切って見せ、自分の形に持ち込めた時の強さを改めて見せつけた。近走2戦はショウナンナデシコの2着が続いたが、そのショウナンナデシコがかしわ記念(JpnI・5月船橋)を制したとなれば、レベルの高さが伺える。得意の左回りではあるが、今回浦和は初参戦。1400mはJRA在籍時の霜月S(2019年11月・東京)までさかのぼるため、この舞台でも自分の形に持ち込めるかがカギだろう。

(赤見 千尋)

注記

当ページは、5月26日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。