予想情報 Prediction

レースの見どころ

過去5年のデータから。3着以内に入った15頭のうち8頭が、同年に行われたフェブラリーステークスに出走しており、17年、21年は1~3着独占を果たした。また、勝ち馬5頭中3頭が前走、かきつばた記念で掲示板を確保。この2つは重要なステップレースと位置付けることができる。ローテーションに目を向けると、3着以内馬15頭中12頭が年明け後、2~3戦を消化していた。使い過ぎは勿論、休み明けまたは叩き2戦目といったタイプも過信禁物だ。枠順別で見ると8枠の成績が悪く、10頭走って最高着順が4着。割り引いて考えて良さそう。

本命

  • 67エアスピネル

CHECK!

今年のフェブラリーステークスを経験しているのはメンバー中、エアスピネル唯一頭だけ。その前後はチャンピオンズカップ、かしわ記念という最高グレードのレース。成績こそ振るわなかったが、大幅にメンバーが楽になったここでその経験は生きてくるはずだ。昨年のさきたま杯で2着した時も、読売マイラーズカップを凡走した直後だったから、前走の結果を悲観する必要はない。菊花賞3着、マイルチャンピオンシップ2着、フェブラリーステークス2着等、GⅠで輝かしい戦果を挙げた古豪。JpnⅡレベルならまだまだ通用する。

対抗

  • 55ティーズダンク

CHECK!

今年のフェブラリーステークスで2着、かしわ記念で3着に好走したテイエムサウスダンを相手に、昨秋、テレ玉杯オーバルスプリントで2馬身差の2着に善戦したのが同馬。(3・1・0・0)と滅法得意にしている地元1400mなら、JRA勢が相手でも互角に渡り合える。プリムローズ賞はタイムこそ目立たなかったが、その勝ちっぷりは文字通りの楽勝。本番前の予行演習と考えれば、ベストと言える内容だった。今回のメンバーならハイペースになることは間違いなく、仕掛けどころさえ決まれば一気に差し切る場面も考えられる。

単穴

  • 44ヘリオス

CHECK!

かきつばた記念をステップにここへ駒を進めてきたのはヘリオスだけ。そこで2着なのだから、データ通りなら勝利する可能性は十分にある。3歳時に去勢手術を施され友道厩舎から寺島厩舎へ。そこから急成長を遂げて移籍後、昨年末まで6勝の荒稼ぎ。それでも、重賞では及ばなかったのだが、今年はGⅢ、JpnⅢでオール2着。ひと皮剝けて本格化ムードが漂う。右回りより左回りを得意としており、柔軟性のある脚質から浦和のような小回りコースも苦にしない。当初、登録があった天敵イグナイターの回避もこの馬にとっては好都合と言えよう。

連穴

  • 78サクセスエナジー
  • 811ルーチェドーロ
  • 66シャマル

CHECK!

東京スプリントは勝負どころで包まれて不完全燃焼に終わったサクセスエナジー。ただ、道中、スムーズに捌けていた黒船賞でも直線、切れを欠いて馬券に絡めず。年齢的なものが見え隠れする。18年優勝、19年2着とさきたま杯は相性がいいだけに、巻き返しがないとは言い切れないが。1400mに替わって見直せるルーチェドーロはこれまでの戦績を考えれば、この舞台でもヒケを取らない。鬼門の8枠をクリアなら。重賞初制覇で波に乗るシャマルだが、距離も馬場を一周する競馬も未経験。今年、既に4走消化も不安なファクターで△まで。

提供 競馬ブック 善林 浩二

注記

当ページの情報は、5月31日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。