注目馬情報 Attention

シャマル

牡4 JRA 松下武士厩舎 通算10戦6勝

父:スマートファルコン
母:ネイティヴコード
母の父:アグネスデジタル

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今年の東京スプリントでダートグレード競走初V。それまで世代重賞の出走もなく、JRA3勝クラスを勝ったばかりだっただけに同レースは4番人気と人気は譲ったが、ダートスプリント界に“新星”誕生を告げる勝利だった。次戦のさきたま杯は3着も、勝ち馬と時計差なし。アタマ、アタマ差の大接戦。デビューから8戦全てが1200mで初めての1400m挑戦だったことを考えれば負けて強しの内容だった。前走のサマーチャンピオンは斤量も57キロに増えた上で2馬身差の完勝。今回は斤量も55キロと有利かつ、舞台も2度目となれば当然有力視だ。

ティーズダンク

牡5 浦和 水野貴史厩舎 通算31戦10勝

父:スマートファルコン
母:ビフォーダーク
母の父:キングカメハメハ

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3歳時は戸塚記念を制覇。東京ダービーでも3着に入るなど、中距離で実績を残したが、古馬になると短距離路線に進出。古馬重賞初制覇こそマイルグランプリだったが、その後は21年ゴールドC、22年プラチナCで1着と浦和1400mが活躍の中心舞台になった。同条件では6戦4勝、2着2回と連対パーフェクト。しかも2度の2着はダートグレード競走と素晴らしい実績を挙げている。今年のさきたま杯は大井の女帝・サルサディオーネをアタマ差捕まえきれず2着だったが、その時から2キロ減の斤量54キロで出走できるここはチャンスだ。

リメイク

牡3 JRA 新谷功一厩舎 通算7戦4勝

父:ラニ
母:サリエル
母の父:キングカメハメハ

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今春、昇竜S、端午Sとオープン連勝を含む3連勝でユニコーンSに挑戦。同レースは6着に敗れたが、騎乗した福永祐一騎手が「あと100mで苦しくなった」と話しており、力負けというより距離適性の問題だった。それでも勝ち馬と0秒2の僅差。重賞級の力はある。前走のクラスターCは左飛節フレグモーネのため競走除外となったが、1400mで斤量52キロと好条件になるここは再度注目だ。アメリカ3冠に挑戦したラニの初年度産駒で、同産駒ではケウ(牝3=川崎・林隆之厩舎)が地方ダート重賞のル・プランタン賞を制している。

プレシャスエース

牡9 浦和 小久保智厩舎 通算45戦10勝

父:マツリダゴッホ
母:プレシャスドロップ
母の父:フレンチデピュティ

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JRA、岩手、浦和と渡り歩いてきた9歳の古豪。20~21年にかけて浦和1400mで4勝を挙げている。さすがに9歳になった今年はまだ勝ち星がなく前走のプラチナCも9着と少々元気がない近況だが、そこは南関リーディング常連の小久保智厩舎。共に同厩舎所属で引退して種牡馬となったノブワイルドとブルドッグボスは8歳時に重賞制覇を成し遂げており、数々の名馬を輩出してきた仕上げの手腕は侮れない。前走のプラチナCや昨年のさきたま杯でもハナを切っており、レース展開の鍵を握る。

(秋田 麻由子)

注記

当ページは、9月15日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。