注目馬情報 Attention

ブリッツファング

牡3 JRA 大久保龍志厩舎 通算5戦3勝

父:ホッコータルマエ
母:リリーオブザナイル
母の父:バゴ

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兵庫チャンピオンシップ(JpnII・2022年5月園田)で8馬身差の圧勝劇。初の地方参戦だった兵庫チャンピオンシップでは、しっかりと折り合いがついて4コーナー先頭、そこからは後続を引き離す一方という強い勝ち方を見せた。続くジャパンダートダービー(JpnI・2022年7月大井)では1番人気に支持され、2番手から早め先頭に立つ積極的なレースを展開。直線の追い比べで僅差3着に敗れたものの、不良馬場での高速決着を経験した。「ワンターンの競馬よりもゆったり走れるコース向き」という大久保龍志調教師のコメントもあったように、デビューから5戦して唯一崩れたのはワンターンだったヒヤシンスステークス(2022年2月東京)の9着のみ。白山大賞典は過去10年のうちケイティブレイブとグリムが3歳で勝利しており、初の古馬対戦でどこまで戦えるか試金石になる一戦。

過去3走の競走成績

カフジオクタゴン

牡3 JRA 矢作芳人厩舎 通算8戦4勝

父:モーリス
母:メジロマリアン
母の父:メジロベイリー

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2連勝でレパードステークス(GIII・2022年8月新潟)を勝利。2勝クラスへの昇級初戦となった八王子特別(2022年6月東京)は休み明けでプラス10キロ、スタートで大きく躓くアクシデントもあって8着に敗れたが、続く鷹取特別(2022年6月阪神)では動きが一変。4コーナーで先頭に並ぶと直線3馬身突き抜けて快勝した。レパードステークスでは7番人気だったものの、中団から力強い伸び脚を見せて3頭の大接戦を制し、重賞初挑戦にして初制覇を果たした。レパードステークスを勝って白山大賞典へと挑む臨戦過程は、グリムが3歳時に制した時(2018年)と同じ。斤量53キロであり、勢いに乗って3連勝なるか注目の一頭だろう。

過去3走の競走成績

ケイアイパープル

牡6 JRA 村山明厩舎 通算23戦7勝

父:パイロ
母:アルヴェナ
母の父:Seeking the Gold

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今年の佐賀記念(JpnIII・2022年2月佐賀)で初重賞制覇。メイショウカズサが1番人気に支持された佐賀記念で、早め先頭から5馬身の差をつけて圧勝した。その後勝ち星はないが、名古屋大賞典(2022年3月名古屋)ではクリンチャーにアタマ差の2着、平安ステークス(2022年5月中京)ではテーオーケインズの2着と強豪相手に好走している。前走のマーキュリーカップ(2022年7月盛岡)は1番人気に支持されたものの、地元岩手のヴァケーションとの競り合いの末4着に敗れた。中央・地方の様々なコース形態で上位争いを演じており、初の金沢でも不安はない。

セイカメテオポリス

牡4 大井 渡辺和雄厩舎 通算17戦3勝

父:マジェスティックウォリアー
母:ボウピープ
母の父:ディープスカイ

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昨年の戸塚記念(2021年9月川崎)を制覇。デビューから2連勝を果たし、鎌倉記念(2020年10月川崎)で2着と早くから注目を集めたものの、3歳の春シーズンは歯車が噛み合わず重賞で連敗が続いた。しかし2か月の休養を挟んだ戸塚記念ではマイナス14キロと体が絞れ、春先とは動きが一変。鋭い末脚で突き抜けて念願の初重賞制覇を果たした。その後勝ち星はないが、金盃(2022年2月大井)2着、ブリリアントカップ(2022年4月大井)2着、東京記念(2022年9月大井)2着とあと一歩のレースが続いている。確実に伸びて来る末脚が武器で、特に2000m以上の長距離戦を得意とする。今年のダイオライト記念(JpnII・2022年3月船橋)では勝ち馬から0.7秒差の5着で、4着ダノンファラオとはタイム差なし。ダートグレード競走でもヒケを取らない力を示した。

ハクサンアマゾネス

牝5 金沢 加藤和義厩舎 通算23戦16勝

父:シルポート
母:オークヒルズ
母の父:ブライアンズタイム

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地元金沢の女王。デビューから23戦のうち、馬券圏内を外したのはエンプレス杯(JpnII・2021年3月川崎/7着)とJBCレディスクラシック(JpnI・2021年11月金沢/11着)の2回のみという堅実な実績を持つ。全16勝のうち13勝が重賞であり、うち9勝が牡馬との混合戦で挙げた勝利である。3歳の年末に中日杯(2020年12月金沢)を勝ち、長らく金沢の女王として君臨してきた。白山大賞典への挑戦は初だが、同じ距離の百万石賞を連覇しており、舞台に不安はない。今回は休み明けであり、持ち時計も詰める必要があるが、斤量は52キロ。鞍上の吉原寛人騎手とともに、地元代表として注目の存在だろう。

ラーゴム

牡4 JRA 斉藤崇史厩舎 通算14戦4勝

父:オルフェーヴル
母:シュガーショック
母の父:Candy Ride

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芝の実績馬がダートへ転向。きさらぎ賞(GIII・2021年2月中京)で初重賞制覇を果たし、皐月賞(GI・2021年4月中山/13着)や日本ダービー(GI・2021年5月東京/12着)に出走、オープンのアンドロメダステークス(2021年11月阪神)を勝つなど活躍したが、路線変更してダートの仁川ステークス(2022年2月阪神/6着)に挑戦。続く吾妻小富士ステークス(2022年5月福島)では58キロを背負っていたが、気合をつけて先行し、砂を被らないポジションを取る積極的なレース運びでダート戦初勝利を挙げた。プロキオンステークス(GIII・2022年7月小倉)では1番人気に支持されたものの、直線失速して12着と大敗。今回は初の地方ダート、小回りの金沢でのポジション取りがカギになりそう。

過去3走の競走成績

メイショウカズサ

牡5 JRA 安達昭夫厩舎 通算22戦7勝

父:カジノドライヴ
母:プレシャスエルフ
母の父:コロナドズクエスト

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昨年3馬身差のレコード勝ち。初勝利は9戦目と時間が掛かったが、そこからは破竹の勢いで4連勝して一気にオープン入りを果たした。気性の難しさがあり、大きく負けることもある気分屋タイプ。ただし気持ちが乗った時には昨年の白山大賞典(JpnIII・2021年9月金沢)のように圧倒的な強さを見せる。浦和記念(JpnII・2021年11月浦和)では「ゲートの中まで気持ちが前向きではなかった」という川田将雅騎手のコメントがあったが、スムーズに逃げられたことで最後まで粘り通した。今年に入って勝ち切れていないが、リピーターの多いレースであり、当日の気分次第では昨年の再現もありそう。騎乗予定の松山弘平騎手とは6戦4勝の好相性。

(赤見 千尋)

注記

当ページは、9月29日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。