注目馬情報 Attention

カフェファラオ

牡5 JRA 堀宣行厩舎 通算12戦6勝

父:American Pharoah
母:Mary's Follies
母の父:More Than Ready

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前走の安田記念は芝への適性の違いを感じさせられた17着。デビュー3連勝でユニコーンステークスを制し、ジャパンダートダービー7着後にシリウスステークスを勝利。4歳で迎えたフェブラリーステークスは好位から楽に抜け出して勝利。良馬場1分34秒4のタイムも優秀。その後3走は結果を残せずも、今年のフェブラリーステークスはラスト2ハロン地点で仕掛けてからの反応も素晴らしく、重馬場1分33秒8で2馬身半差をつける圧勝で連覇達成。東京ダート1600メートルがベスト条件ならばワンターン盛岡が舞台でも最高のパフォーマンスが期待できそう。

シャマル

牡4 JRA 松下武士厩舎 通算11戦7勝

父:スマートファルコン
母:ネイティヴコード
母の父:アグネスデジタル

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デビューは3歳3月と遅く2走目の7月新潟で初勝利。その後は順調に勝ち星を挙げて、今年4月の大井・東京スプリントで、リュウノユキナ、ギシギシとの激しい叩き合いを制して初出走となったダートグレード競走でいきなり勝利した。浦和・さきたま杯はサルサディオーネの粘り強さもありアタマ+アタマ差の3着。佐賀・サマーチャンピオンは余裕の手応えで完勝。続く浦和・テレ玉杯オーバルスプリントは、直線抜け出すと急追してきたリメイクを振り切ってハイアベレージの成績が物語るように充実ぶりは目を引く。今回のポイントは初距離となるマイル戦への対応だろう。

アルクトス

牡7 JRA 栗田徹厩舎 通算23戦10勝

父:アドマイヤオーラ
母:ホシニイノリヲ
母の父:シンボリクリスエス

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マイルチャンピオンシップ南部杯は4年連続の出走で19年は2着。20年は本降りの雨となり、1分32秒7の日本レコードでの決着を見事に制し、プロキオンステークス以来の重賞2勝目をあげた。昨年は、さきたま杯を勝利して挑み大外16番枠も気にすることなく2着馬ヒロシゲゴールドに2馬身半をつけて楽勝で2連覇。今年は2月のフェブラリーステークス以来と昨年以上に間隔があいているが、いつも通り坂路中心にウッドチップコース併用で調整されている。マイルチャンピオンシップ南部杯3勝馬はエスポワールシチー、そして3連覇達成となるとブルーコンコルド以来2頭目。快挙達成なるか今回注目である。

イグナイター

牡4 兵庫 新子雅司厩舎 通算15戦8勝

父:エスポワールシチー
母:ビアンコ
母の父:ウォーニング

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JRAデビュー戦勝ち、僅か2走で南関東へ移籍。初戦となった京浜盃は2着も羽田盃、ユニコーンステークスは結果を出せず。昨年夏に兵庫へ移籍し、古馬の条件戦をポンポンと連勝して挑んだ名古屋・秋の鞍2着、11月に地元重賞・楠賞を逃げ切り圧勝で初タイトル。12月の兵庫ゴールドトロフィーでテイエムサウスダン、ラプタスに次ぐ3着。今年は高知・黒船賞、名古屋・かきつばた記念を制し、ダートグレード競走で目下2連勝と充実ぶりをアピールする4歳。久々の左回りでもマイルチャンピオンシップ南部杯を3勝したエスポワールシチー産駒だけに休み明けでも期待したい。

ヘリオス

セ6 JRA 寺島良厩舎 通算25戦7勝

父:オルフェーヴル
母:アンジュシュエット
母の父:フレンチデピュティ

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デビュー2戦目で初勝利も、その後は苦戦。4歳1月に1勝クラスを勝利後、その年の秋にはオープン勝ちを果たし一気に素質開花。昨年は根岸ステークスやフェブラリーステークスに出走し結果は出ずも、オープンで2勝と勝ち星を積み重ねた。今年は今までとはひと味違う走りで根岸ステークス、高知・黒船賞、名古屋・かきつばた記念をいずれも2着とダートグレード競走制覇も見えてきた成績。最近は砂の深い地方ダートに積極的に参戦、それが好走が続く要因か。スピードと粘り強さを持ち味としており、盛岡と相性のいい武豊騎手に託してみたい。

ソリストサンダー

牡7 JRA 高柳大輔厩舎 通算31戦6勝

父:トビーズコーナー
母:ラヴソースウィート
母の父:スペシャルウィーク

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昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯は前が止まらぬ流れで好位からしぶとく脚を伸ばしてアルクトス、ヒロシゲゴールドに次ぐ3着もコース経験があるのは強み。ダートグレード競走勝ちは昨年11月の武蔵野ステークス。21年のJpnIかしわ記念は地元船橋カジノフォンテンにハナ差の大接戦2着。今年3月のUAE・ゴドルフィンマイル(4着)への遠征後、リベンジに挑んだかしわ記念は逃げたショウナンナデシコを差し切れなかったが2年連続の2着とGI/JpnI制覇も見えてきた進化を続ける7歳。休み明けでも能力発揮できるタイプだけに昨年以上にレースが流れてくれるようなら。

過去3走の競走成績

タイムフライヤー

牡7 大井 村上頼章厩舎 通算33戦5勝

父:ハーツクライ
母:タイムトラベリング
母の父:ブライアンズタイム

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JRA在籍時は昨年あたりから伸び悩む成績が続くも、今年のフェブラリーステークスは直線でジリジリと脚を伸ばして5着と、先行馬決着を考えればパフォーマンスは悪くない。その後、鳴り物入りで南関東に移籍。かしわ記念は9着と惨敗も大井記念4着、マイルグランプリ3着と徐々に良さが出る。2歳時にホープフルステークスで今をときめくジャンダルムを一蹴した素質の持ち主。4歳夏以降からダートへ参戦して19年に武蔵野ステークス2着、20年にエルムステークスを勝利と底力もあることから盛岡の馬場があえば好勝負に持ち込んでも不思議ではない。

ヴァケーション

牡5 岩手 畠山信一厩舎 通算23戦6勝

父:エスポワールシチー
母:テンノベニバラ
母の父:サッカーボーイ

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今年春に南関東から岩手入り。休み明けだった赤松杯は半信半疑の出走で4番人気も底力を発揮して2着。ひと叩きされたシアンモア記念は着差以上の強さで復活アピール。この馬の能力の高さを見せつけることなったレースがマーキュリーカップで、10番人気ながら内々でうまく流れに乗って直線は馬群をさばいて3着。小回りの水沢より広いコースで左回りの盛岡は合っているようだ。全日本2歳優駿を制していることを思えば、立ち直ってくればこの結果も納得いくもの。前走の川崎遠征4着後は乗り込み量に不足なく、万全の態勢で出走へ。

ゴールデンヒーラー

牝4 岩手 佐藤祐司厩舎 通算20戦9勝

父:タートルボウル
母:ミリオンハッピー
母の父:アグネスタキオン

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岩手デビューの生え抜き。岩手3歳ダート三冠レースは牡馬相手に2着、4着、2着も、ひまわり賞(オークス)では逃げて最後まで鞍上の手綱が動くことなく、後続に10馬身差をつける強さを見せつけた。今年の古馬重賞もヴァケーション、ステイオンザトップに善戦して夏場には金沢に遠征し読売レディス杯3着。この馬の主戦ジョッキー山本聡哉騎手の思い入れも強く、前走の青藍賞で古馬重賞を初制覇した際には珍しくゴール直後にガッツポーズ。ダートグレード競走挑戦は昨年12月に船橋・クイーン賞7着以来。重賞6勝、岩手現役最強牝馬の走りに注目を。

(峯村 正利)

注記

当ページは、9月30日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。