予想情報 Prediction

レースの見どころ

 秋のダートマイル最強馬決定戦としてすっかり定着した岩手競馬唯一のJpnIレースで優勝馬にはJBCクラシックまたはスプリントへの優先出走権が与えられる。Road to JBCに指定されたレースではこの南部杯が唯一のJpnI、先々の大一番を見据えてここから始動する強豪が多い中、目下19年連続でJRA勢が優勝と圧倒的な力を見せつけているが今年はJBC開催地という事もあり地方競馬界に名を轟かせる猛者も積極参戦、2002年トーホウエンペラー以来の地方馬優勝がひょっとしたら…

本命

  • 59アルクトス

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 4年連続出走、過去2・1・1着で現在連覇中。3月のドバイ遠征を取り止めてからの調整はおおむね順調そうで、常に脚元と相談しながら…というローテーションだが一戦一戦しっかりと作ってくるだけに今年もベストに近い仕上げ。一昨年叩き出した1分32秒7のコースレコードホルダーであるワンターンの盛岡コースを熟知する名マイラー。3連覇の偉業を達成できる下地は十分に揃っている。

対抗

  • 24カフェファラオ

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 盛岡初出走で本質はダートマイラー、特に左回りのマイルに特化したタイプで盛岡コースは願ってもない条件だろう。ただ戴冠には過去2度、船橋と大井で負けた記憶をここで払拭しなければならない。あまり考えたくはないが砂質が敗因のひとつとも言い切れない。その分だけ対抗格となってしまったが実力は最右翼でまだ5歳、世代交代を成し遂げてもいい存在であるのは間違いない。

単穴

  • 11ソリストサンダー

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 単なる巡り会わせかもしれないが、昨年このレース3着以降はすべて左回り。根岸Sこそ9着(距離不足?)に敗れたが東京、メイダン、船橋とそれぞれ違う環境の中でしっかり結果を出してきて完成期を迎えた。かしわ記念以来だがこの中間の動きは昨年以上。他馬の動向を見ながら動ける絶好枠を引き当てロスなく立ち回れば今年初のタイトルを手中にできるかもしれない。

連穴

  • 36イグナイター
  • 815シャマル
  • 23タイムフライヤー
  • 510ヴァケーション

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 地方代表の中で筆頭格は兵庫イグナイター。JpnIII高知・黒船賞、名古屋・かきつばた記念の2勝マークとJRA馬とのスピード能力は互角。本質7ハロン向きだがJRA東京で新馬勝ちならマイルOK。素質ある素材を強者にする手腕に定評、新子厩舎のエース格がJBC盛岡を睨んだ初来盛。阪神3勝クラスを勝ち上がってから地方交流重賞で好走し続けるシャマルの勢いも本物、1ハロン延長はキーとなるがワンターンならこの馬のスピードで押し切ってもいいはず。大井タイムフライヤーも無視できないGI馬(ホープフルS)、展開に左右される決め手だがハマれば。地元の雄ヴァケーションもこのレースに向けてきっちり仕上げただけに立ち回りスムーズなら。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、10月9日(日)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。