注目馬情報 Attention

テーオーケインズ

牡5 JRA 高柳大輔厩舎 通算18戦9勝

父:シニスターミニスター
母:マキシムカフェ
母の父:マンハッタンカフェ

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3歳時から着実に力をつけ、4歳になり本格化。アンタレスステークスGIIIでの重賞初制覇を足掛かりに、帝王賞JpnIを3馬身差の完勝。暮れのチャンピオンズカップGIでは6馬身もの差をつけて後続を圧倒し、新時代の到来を思わせた。前走の帝王賞JpnIが案外だったが、向正面から早めにプレッシャーをかけられ、先行勢には不向きな展開でもあったことは確か。その前の平安ステークスGIIIでは海外遠征帰り、59キロでも強い競馬をしており、翳りは見られない。今回は4カ月ぶりになるが、トレセンでは存在感のある姿。大きく見せている。丹念かつ順調に乗り込まれており、動きも推進力十分。国内の左回りでは5戦4勝、ポン駆けもするタイプ。即巻き返してこよう。

過去3走の競走成績

(競馬ブック・西村 敬)

メイショウハリオ

牡5 JRA 岡田稲男厩舎 通算17戦7勝

父:パイロ
母:メイショウオウヒ
母の父:マンハッタンカフェ

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デビュー当初は砂を嫌がったり集中力が続かなかったりで成績が安定しなかったが、軌道に乗ってからはとんとん拍子に出世。今では狭いスペースを割る競馬もできるし、トモの緩さも解消したようで発馬も決まるように。帝王賞JpnIでは苦もなく好位に取りつき、追っての伸びは変わらずしっかり。脚質に幅が出て、本格化なった。9月下旬に栗東へ帰厩し、追い日は坂路、日曜はCWと併用して乗り込み入念。注目すべきは10月23日で、これまで15-15程度だったCWでの調整を、この日は6ハロン84秒4、終い1ハロン12秒3といつになくハードに攻めた。状態が良ければこそ。久々でもいきなり全開となりそうだ。

(競馬ブック・坂井 直樹)

フィールドセンス

牡8 船橋 山下貴之厩舎 通算39戦7勝

父:ストリートセンス
母:クロスザレイチェル
母の父:スペシャルウィーク

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JRAで5勝を挙げたのち、船橋に転入。その初戦となったプラチナカップで3着に食い込むと、続くスパーキングサマーカップで初タイトルを獲得。勢いそのままに、日本テレビ盃JpnIIでダートグレード制覇を果たし、ここへの出走権を獲得した。2000mは少し長い印象だが、息長く使えるパワフルな末脚があり、広い盛岡コースは合うはずだ。山下貴之調教師は「確かに距離は長いと思うけど、うまく脚をためていければ、こなせるのではないかな。中間はいつも通りの動きを見せているし、気合も乗ってきています。ここもペース次第でしょう」。道中で末脚を温存できれば勝機が巡ってくる。

(大貫 師男)

クラウンプライド

牡3 JRA 新谷功一厩舎 通算6戦3勝

父:リーチザクラウン
母:エミーズプライド
母の父:キングカメハメハ

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デビュー2連勝で素質の高さを示し、今年春には海外遠征へ。UAEダービーGIIを圧勝して重賞初制覇。ケンタッキーダービーGIでは13着(20頭立て)に敗れたが、果敢に先行して見せ場を作った。帰国後、復帰戦に選んだのは9月28日の日本テレビ盃JpnII。結果的に勝ち馬に展開が向いたが、厳しいペースのなかを早めに動いて中身の濃い内容だった。母は北海道・船橋に所属して9勝。この馬自身も地方の深いダートへの適性は十分で、スタミナ勝負が向く。立ち回り自在で、追って味もある。10月19日の坂路では自己ベストを大幅に更新。叩いた上積みも見込めそうだ。前走以上の相手が揃うが、まだ3歳ながら様々な厳しい環境を経験してきた馬。ここでも通用していいはず。

過去3走の競走成績

(競馬ブック・広瀬 健太)

ペイシャエス

牡3 JRA 小西一男厩舎 通算9戦3勝

父:エスポワールシチー
母:リサプシュケ
母の父:ワイルドラッシュ

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2歳時の昨年10月にデビューすると、1戦ごとに地力を強化。デビュー7戦目となるユニコーンステークスGIIIで重賞初制覇を飾ってみせた。続くジャパンダートダービーJpnIでも、勝ったノットゥルノから僅か3/4馬身差の2着に善戦。日本テレビ盃JpnIIこそ4着に敗れたが、当時1番人気の評価を得た。前走の敗因に関し、小西一男調教師は次のように語る。「思った以上に重い馬場となり、この馬の持ち味であるスピードを活かした競馬が出来ませんでした」。幸い、状態に関しては良かったそうで、今回も引き続き好調を維持していると言い、更に続けた。「古馬との力関係だけが大きな課題となりそうですが、距離に関しては目処が立っているし、一段と成長はしているので、そのあたりで通用してくれると信じています」

(平松 さとし)

カフジオクタゴン

牡3 JRA 矢作芳人厩舎 通算9戦4勝

父:モーリス
母:メジロマリアン
母の父:メジロベイリー

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今年の1月に2勝目を挙げたあと、爪不安で休養に入ったが、復帰2戦目の鷹取特別で古馬相手に見事な勝利。3歳限定戦とはいえ、続くレパードステークスGIIIで重賞初制覇を飾った。白山大賞典JpnIIIは手痛い出遅れがあったが、2100mの長丁場ということもあり、道中で徐々に挽回。3〜4コーナーでは2番手にまで浮上したが、取りつくのに脚を使った分か、ラストのひと踏ん張りを欠いて3着に終わる。今回はJpnIで格段に相手が強化。今後へ向けて試金石の一戦となるだろう。540キロを超えるかなりの大型馬。レース間隔が詰まる点は悪くないだろうし、中間の調整も順調。23日はお終いビシッと伸ばせているのが何より。更にひと絞りあれば、粘りアップにつながるのでは。

過去3走の競走成績

(競馬ブック・青木 行雄)

ギガキング

牡4 船橋 稲益貴弘厩舎 通算21戦8勝

父:キングヘイロー
母:ウルフコール
母の父:バブルガムフェロー

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南関東で重賞2勝を挙げているほか、南部駒賞、ダービーグランプリを制すなど、盛岡コースで2度の重賞制覇を果たしている。マーキュリーカップJpnIIIは高速決着に対応できなかったものの、前走の日本テレビ盃JpnIIは直線の入口で前をカットされる不利がありながら、0秒8差に追い上げる上々の走りを見せた。稲益貴弘調教師も「前走は直線で閉められなければ3着はあったと思いますし、力は見せてくれました。状態はすごく良くて、調教ではいつもうなっているくらい。相手は強いですけど、盛岡コースは合っているので、チャンスはあると思います」と、目下のデキの良さとコース適性に勝機を見出している。

(大貫 師男)

オーヴェルニュ

牡6 JRA 西村真幸厩舎 通算29戦8勝

父:スマートファルコン
母:ギュイエンヌ
母の父:タニノギムレット

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ここまでGIIとGIIIを1勝ずつ。GI/JpnIでは4回走ってまだ一度も掲示板に載っておらず成績上は上位とは差があるように見えるが、いずれも明白な敗因がある。もともと暑さに強くないので、2度の帝王賞JpnIは度外視。昨年のフェブラリーステークスGIは実績のないワンターンの競馬。チャンピオンズカップGIは勝負どころでポジションが下がるロスがあった。スムーズに好位で運べればもっとやれるはず。前走時はまだ良化途上の感がありながら3着。「1回使ったことですべての面で良くなった。涼しくなって本来の前向きさが戻ってきたし、今の感じでどれだけやれるか楽しみ」と担当の助手も状態の良さを強調している。ベストは左回り、時計が出やすい馬場。その条件が叶えば、大仕事をやってのける可能性は十分ある。

(競馬ブック・石井 健太郎)

注記

当ページは、10月27日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。