予想情報 Prediction

レースの見どころ

 数々のトライアル、指定競走で戦ってきた精鋭による日本一のダート王決定戦。2014年以来8年ぶり3度目となる盛岡のクラシックディスタンス2000mは1コーナー入口までの直線の長さ、2度の急坂越え、有利不利のないコース幅など力勝負に適したコース設定ゆえ、その年の最強ダート馬が圧倒的なパフォーマンスを見せつけていいのだが今年は入れ替わりが激しい群雄割拠のダートグレード路線、地方代表馬も駒は揃えてきただけに一言でいえば「大混戦」の様相。

本命

  • 713テーオーケインズ

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 昨年の金沢JBCクラシック4着。今年も全く同じローテーションを歩み雪辱を果たす時がやってきた。小回りより広いコース、右回りより左回りがベストと条件は好転。6月の帝王賞では直線伸びあぐねて4着惨敗もこの大一番でチュウワウィザード、オメガパフュームら一線級が不在ならばメンバー的にも戦いやすいのは明らかなのではないか。59キロで完勝した平安Sから休み明けでも動けるだけに前走のうっ憤をきっちり晴らす局面。

対抗

  • 34クラウンプライド

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 通算6戦3勝だがUAEダービー制覇など少ないキャリアの割に確かな実績を作ってきた。米国ケンタッキーダービー帰りの帰国緒戦となった船橋・日本テレビ盃2着は初の地方競馬ダート走路をきっちり克服してパワーアップも示してるし、一流の古馬相手に真っ向勝負で挑んでメドを立てたのも大きい。久々を叩いた効果も絶大でスタートの甘さも今はない、距離も守備範囲で55キロならこの相手にも屈しない走りができそう。

単穴

  • 46メイショウハリオ

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 今年3月の中山・マーチS完勝から急激に勢いづき、初のダートグレード参戦となった大井・帝王賞で5番人気ながら並みいる強豪を撃破して完勝。地方ダートとの相性がいいパイロ産駒、今の走りは本格化すら感じさせる。休み明けとなる今回だが久々でも問題ないタイプ、唯一不安があるとするならば左回りに実績が乏しい事くらいで直線の長さを生かせる決め手勝負の展開ともなれば帝王賞の再現は十分に可能とみる。

連穴

  • 47フィールドセンス
  • 58ペイシャエス
  • 59クリノドラゴン
  • 611カフジオクタゴン

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 日本テレビ盃覇者フィールドセンスは中央5勝のオープン馬で地方移籍してからの走りは強さが更に増してる感じすらある。ここは距離延長となってどう克服するかだがローテーションは魅力的、末脚生かせる流れなら再度豪快に突っ込んできてもいい。ペイシャエスは初の古馬挑戦となった日本テレビ盃4着、ある程度メドをつけた感あるがもう少し鋭さが欲しかった感もあるだけに変わり身次第。クリノドラゴンは補欠繰り上がりだがシリウスSでは最後方から上がり最速タイで4着まで押し上げる切れ味に魅力で直線もつれると急襲の可能性。白山大賞典3着カフジオクタゴンも近況力をつけてきている。直線の長い新潟レパードS覇者、重厚な馬体も盛岡コースに見合う印象でスタート決まれば。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、11月1日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。