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レースの見どころ

 新競馬場になって初めて行われる名古屋グランプリは距離2100mで施行される。2001年の記念すべき第1回は笠松のミツアキサイレンスが勝利したが、その後は昨年のヴォルテックスまで中央馬が19連勝中。馬場が替わってもその傾向に変わりはないだろう。今年も3歳馬ペイシャエスを中心にして、強力な布陣。地元は今年の東海3歳クラシック三冠馬タニノタビトに期待が懸かるが、時計勝負になると厳しくなりそうだ。中央勢が上位独占ということも十分にあるだろう。

本命

  • 68ヴァンヤール

CHECK!

 中央未勝利を勝ち上がれず名古屋へ転入したが、すぐさま2勝を挙げて中央へ帰参。復帰初戦の1勝クラス勝ち上がると、短期間で3勝を挙げた。その後、オープン特別では掲示板がやっとの状況だったが、初めての重賞挑戦となった前走のみやこSでコンマ3秒差の6着と差のない競馬ができた。まだ伸びしろが見込めるキャリアの4歳馬。距離2100mも走りっぷりから問題ないだろう。このメンバー構成であれば好勝負に持ち込めてもいいはずだ。

対抗

  • 79ペイシャエス

CHECK!

 デビューから一貫してダートを使われ、ユニコーンSで初重賞制覇。世代屈指の素質馬がそろったジャパンダートダービーでも2着となり、その実力のほどを示した。2走前の船橋・日本テレビ盃で1番人気4着と古馬の壁に当たった印象もあったが、前走では古馬の強豪がそろったJBCクラシックでの3着は大いに評価していいだろう。今が伸び盛りの3歳馬だ。叩き3走目で走りごろのローテでもあるし、初めての古馬重賞勝ちも視野に入る。

単穴

  • 11ケイアイパープル

CHECK!

 3歳4月とデビューは遅れたが、コツコツと勝利を重ねて5歳の夏に初めてのオープン勝ちを果たす。その後は中央、地方の馬場を問わず重賞でも大崩れすることなく好勝負を重ねて、今年の佐賀・佐賀記念と金沢・白山大賞典を制した。6歳を迎えて、まさに充実一途と言っていいだろう。今年は弥富の新競馬場に場所を移したが、昨年の名古屋グランプリ2着馬でもある。混戦になれば、その豊富なキャリアが生きる場面も出てくるか。勝ち負けの期待が懸かる。

連穴

  • 22ラーゴム
  • 812クリンチャー
  • 33セイカメテオポリス

CHECK!

 ラーゴムは今年5月にダートへ矛先を変えてオープン勝ちを果たすと、ここ2走の地方交流重賞で連続2着。今回も流れひとつで上位争いを演じても。クリンチャーは8歳馬で全盛期の力を望むのは酷だが、ダート重賞を4つも制している実力馬で、今年の名古屋大賞典の勝ち馬でもある。大外枠も魅力的で、すんなりなら侮れないぞ。セイカメテオポリスは2走前の金沢・白山大賞典でケイアイパープルと1秒差の4着。自慢の末脚を駆使してどこまでといったところ。

提供 競馬エース 岡村 秀和

注記

当ページの情報は、12月7日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。