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メイショウハリオ

牡5 JRA 岡田稲男厩舎 通算18戦7勝

父:パイロ
母:メイショウオウヒ
母の父:マンハッタンカフェ

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昨年4歳時に重賞初挑戦でみやこステークスGIIIを制し、年明け初戦のマーチステークスGIIIで重賞2勝目。ともに4コーナー中団位置から豪快に差し切った。平安ステークスGIIIはテーオーケインズの3着だったが、続く帝王賞JpnIでは、前のテーオーケインズを目標に追い出し直線抜け出すと、チュウワウィザード、オメガパフュームら歴戦のGI/JpnI馬をまとめて負かす金星。盛岡のJBCクラシックJpnIは5着だったが、休み明けに加え、それまで右回り6勝に対して左回りは東京での1勝のみ。レース後、濱中俊騎手は「左回りはコーナーでバランスがあまり良くないし、右回りの方が合うと思います」と話していた。あらためて大井2000mの舞台でGI/JpnI級の能力を発揮する。

ウシュバテソーロ

牡5 JRA 高木登厩舎 通算26戦6勝

父:オルフェーヴル
母:ミルフィアタッチ
母の父:キングカメハメハ

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デビュー2戦目以降、一貫して芝の2000m以上を使われ、4歳の昨年5月に1勝クラス、秋にようやく2勝クラスを卒業した。芝でも出遅れることがあったが、勝ちパターンは早め好位からの抜け出し。5歳にして初ダートとなった今年4月30日の横浜ステークス(3勝クラス)では、4コーナー最後方に近い位置から、上がり3F=34秒0というダートとは思えない末脚を発揮して一気に突き抜けた。初オープンのラジオ日本賞は前が止まらない馬場もあって3着だったが、その後、ブラジルカップ、カノープスステークスと、相変わらずスタートダッシュは課題だが、中団うしろの位置から直線外に持ち出されると直線一気で連勝。今回、重賞初挑戦がいきなりのGIだが、直線の長い大井の2000mは自慢の末脚を生かせる舞台だ。

過去3走の競走成績

  • 2022/11/27 阪神 右2000mカノープスS

    1

  • 2022/10/23 東京 左2100mブラジルC

    1

  • 2022/09/18 中山 右1800mラジオ日本賞

    3

カジノフォンテン

牡6 船橋 山下貴之厩舎 通算28戦12勝

父:カジノドライヴ
母:ジーナフォンテン
母の父:ベストタイアップ

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デビュー時から血統的にも期待が大きかったが、3歳の南関東クラシック戦線では入着まで。本格化は一昨年4歳秋で、勝島王冠を制して臨んだ東京大賞典GIでは直線一旦先頭に立つと、3連覇となったオメガパフュームに惜しくもクビ差。年が明けて、川崎記念、かしわ記念とJpnIを2勝。地方馬が同一年にGI/JpnIを複数制したのはフリオーソ以来10年ぶりのことだった。それ以来勝ち星から遠ざかっているが、じっくり調教で乗り込まれて7カ月ぶりの実戦として臨んだ勝島王冠は、勝ったライトウォーリアには差を広げられたが、最後まで脚色は衰えることなく3着。ひと叩きされての上昇があれば中央一戦級とも互角に戦える。

ライトウォーリア

牡5 川崎 内田勝義厩舎 通算22戦7勝

父:マジェスティックウォリアー
母:スペクトロライト
母の父:ディープインパクト

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中央では昨年10月に太秦ステークス(オープン特別)を勝ったが、それ以降は今年2月の佐賀記念JpnIIIでの5着が唯一の掲示板。川崎に移籍しての初戦、スパーキングサマーカップこそスタート後に位置取りを悪くして後方のまま見せ場をつくれなかったが、埼玉新聞栄冠賞では向正面から徐々に差を広げると、そのまま後続を寄せ付けず圧巻の逃げ切り。前走勝島王冠では8番人気という評価ながら、好位から直線後続を振り切って再び強い勝ち方を見せ重賞連勝。ここまで全7勝のうち右回りで6勝。「溜めて切れる馬ではないイメージ」(矢野貴之騎手)とのことで、中央の有力勢に直線勝負という馬が多いメンバーだけに、早め先頭から押し切れるかどうか。

ノットゥルノ

牡3 JRA 音無秀孝厩舎 通算9戦3勝

父:ハーツクライ
母:シェイクズセレナーデ
母の父:Unbridled's Song

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デビューして芝での2戦は勝てなかったが、ダートに矛先を変えて素質開花。兵庫チャンピオンシップJpnIIでは、勝ったブリッツファングに8馬身差をつけられての2着だったが、ジャパンダートダービーJpnIでは、水の浮く不良馬場を泥をかぶらない好位の外目を追走し、直線先頭に立ってゴール前後続の追撃をしりぞけた。武豊騎手はジャパンダートダービーJpnI・4勝目となり、そのうち日本ダービーと同年の勝利がじつに3回。古馬初対戦となった日本テレビ盃JpnIIは差のある7着だったが、チャンピオンズカップGIは着順こそ8着だが勝ち馬と0秒7差。この路線を牽引してきた最強クラスが相次いで引退しただけに、若い3歳馬の世代交代に期待だ。

ショウナンナデシコ

牝5 JRA 須貝尚介厩舎 通算25戦9勝

父:オルフェーヴル
母:ショウナンマオ
母の父:ダイワメジャー

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重賞初挑戦となった今年1月のTCK女王盃JpnIIIこそ惜しくもクビ差2着だったが、その後、南関東のダートグレード競走で破竹の4連勝。牡馬一線級が相手のかしわ記念JpnIでは12秒前後の平均ラップを刻んで逃げ、勝負どころで並びかけてきたテイエムサウスダンを振り切ると、2着ソリストサンダーに1馬身半差をつけての完勝。続くスパーキングレディーカップJpnIIIでは牝馬としては酷量ともいえる58kgを背負って勝利。5歳の今年、地方のダートで一気に本格化。しかし期待された秋は、牝馬同士のダートグレード競走で3戦連続して3着。脚元に不安を抱えながらの激走だけに調整にも苦労しているようだ。復活のカギは、東の若きエース・横山武史騎手に託される。

アトミックフォース

牡6 船橋 山下貴之厩舎 通算32戦9勝

父:ワークフォース
母:タックスシェルター
母の父:フジキセキ

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デビューした中央では芝2000m前後の距離を中心に使われ、オープンクラスでやや頭打ちの成績になって今年春、船橋に移籍。初戦は4着だったが、その後、船橋・川崎の2000~2200mと、盛岡に遠征しての芝で目下5連勝中。盛岡のJBC当日に行われたOROカップ(芝1700m)では直線後続をちぎって6馬身差の圧勝。騎手・調教師のコメントでは、現状でもレースぶりは芝のほうがいいようだ。それでも続く前走、船橋2200mのオープンでは直線独走となって、元中央オープンのドスハーツに4馬身差をつける圧勝。今回、ダート重賞初挑戦がGIとなるが、新たな可能性に期待したい。

ラッキードリーム

牡4 兵庫 新子雅司厩舎 通算20戦12勝

父:シニスターミニスター
母:サクラスリール
母の父:ファンタスティックライト

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昨年の北海道三冠馬が、川崎を経由して兵庫に転入。南関東でもオープン2勝を挙げたが、園田初戦のA1A2特別戦を6馬身差で圧勝。姫山菊花賞は4コーナーでまだ離れた4番手から直線一気の差し切り。そして前走園田金盃は、単騎大逃げのクリノメガミエースを4コーナーでとらえると直線独走となり、出遅れて直線追い込んだジンギに6馬身差。園田ではいずれも印象に残る強い勝ち方で3戦3勝とした。管理する新子雅司調教師は「移籍してきたときは夏バテがありましたが、だいぶ調子を上げてきて、今が一番いい状態です。右回りはいいし、直線の長いコースは合うと思います」とのこと。初めての大井コースでもさまざまな条件が揃い、2歳時以来のダートグレード競走挑戦でも期待は大きい。

(斎藤 修)

注記

当ページは、12月22日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。