注目馬情報 Attention

ペルアア

牝4 JRA 野中賢二厩舎 通算7戦4勝

父:American Pharoah
母:Nomee
母の父:City Zip

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新馬勝ちした素質馬。ここまで間隔を取りながら大事に使われてきたが、最近は詰めて使えているように、4歳になって身心ともに充実期に入った様子。とにかくスタートセンスのいい馬で、立ち回りも自然と前めでレースをしているが、決してハナ一辺倒という馬ではないのは明白。野中師も「まだ力んだり課題はあるが、クラスが上がってペースアップすることで確実にレースはしやすくなっている。前走でも力みながらも何とか我慢する形で、最後はしっかりと伸びてくれたね。更にペースアップが見込めるここなら、よりレースはしやすいはず。左回りの1600mはベスト条件だけに、ここも楽しみ」と好感触。まだダートで底を見せておらず、初重賞挑戦でも有力。

(研究ニュース・井尻雅大)

チェイスザドリーム

牝4 JRA 矢作芳人厩舎 通算7戦4勝

父:ロードカナロア
母:ゴールドチェイス
母の父:アドマイヤムーン

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デビューは3歳の3月と遅かったが、フェアウェルSを勝ってオープン入りを果たしたのが僅か6戦目だったことからも、能力の高さが窺い知れる。唯一、大敗した外房Sはゲート内の駐立不良により、外枠発走となった影響が大きく参考外。その後は駐立こそ不安定だが、スタート自体は問題なし。オープン緒戦となった前走の大和Sは4着と敗れたが、牡馬相手に馬なりで先行できたようにスピード能力はかなりのもの。これまでの4勝はすべて1200m以下。今回は初の1600m克服が最大のポイント。以前よりは折り合いがつくようになり、直線が短く平坦になるのはいいが、コーナー4つのコース形態も未経験。これらに対応できれば上位争いも可能。

(研究ニュース・石井大輔)

レディバグ

牝5 JRA 北出成人厩舎 通算19戦4勝

父:ホッコータルマエ
母:フェバリットガール
母の父:ダンスインザダーク

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デビュー2戦目の兵庫ジュニアグランプリで2着。その後も数々のレースで強敵としのぎを削り、22年7月のスパーキングレディーCではショウナンナデシコとクビ差の2着。牝馬限定戦なら無視できない存在だ。このマリーンCは2年続けての参戦。昨年は5着に敗れたが、これは内枠(4番)だったうえ、深いダートにのめっていたもの。雨などで馬場の質が変われば今年は違う結果が出そうだ。これまでの成績を見ると左回りの1400mがベストだが、最近は追走に苦労している現状。1600mへの距離延長はプラスに出るかも。「暖かくなって調子を上げている」と北出師。現に4月5日の坂路では51秒6―11秒9、自己べストに迫る時計を出した。状態面に不安はない。

(競馬ブック・広瀬健太)

ナンヨーアイボリー

牝5 JRA 松永幹夫厩舎 通算22戦4勝

父:ロードカナロア
母:ナンヨーカノン
母の父:フジキセキ

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母はダートで4勝を挙げたが、当馬は4歳春にダートへシフト。いきなり翌週のオープンを凌ぐ時計を叩き出して2連勝。3勝クラスに上がるとまともに砂を被って大敗したものの、10月のテレビ静岡賞では直線で馬群がバラけると素晴らしい脚で伸びてきた。キックバックを浴びると進んでいかず、小柄でパワー勝負も不得手。先日のダイオライト記念を見ても、内を開けてレースが進み、前開催を通じてかなり時計を要していた。それだけに外枠プラス脚抜きのいい馬場が条件になりそうだが、左回り、距離短縮は歓迎材料。松永幹師によると「体がふっくらして、前回より状態は良さそう」とのこと。少ない本数でも仕上がりは早いタイプ。状態面の心配はないと思われる。

(競馬ブック・橋本篤史)

リネンファッション

牝6 川崎 加藤誠一厩舎 通算29戦4勝

父:キンシャサノキセキ
母:リネンパズル
母の父:パラダイスクリーク

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JRAでデビューして4勝、2021年のJBCレディスクラシックJpnI(金沢1500m)でも3着に食い込んだ実績を持つ。昨夏に地方へ移籍後は勝ち鞍がないが、レディスプレリュードJpnIIとクイーン賞JpnIIIでともに5着と、ダートグレードでも上位レベルの力を示している。前走のエンプレス杯JpnIIは川崎への転厩初戦ということもあって7着に敗れたが、「前走よりいい状態で臨めます。今の船橋の馬場は重いので、できれば外枠を引いて、内を見ながら行くような競馬が理想ですね。最後まで気持ちが続いてくれれば」と加藤誠一調教師は良化を口にする。マイルもこなせる強みがあり、気分良く追走できれば一変する可能性が高い。

(大貫 師男)

サルサレイア

牝7 大井 堀千亜樹厩舎 通算52戦3勝

父:クロフネ
母:サルサクイーン
母の父:リンドシェーバー

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2020年のこのレースを含め、重賞8勝を挙げたサルサディオーネの半妹。逃げが持ち味だった姉とは違い、鋭い末脚を武器に実績を残してきた。川崎在籍時にクイーン賞JpnIIIで3着があり、大井転厩後もブリーダーズゴールドカップJpnIIIで5着に健闘するなど、JRA勢が相手でも力は見劣りしない。今回はクイーン賞JpnIII(7着)以来の実戦で、堀千亜樹調教師も「休み明けで少し気合が足りない感じはあるかな。いつも通り、しまいを生かす競馬でどこまで頑張ってくれるかでしょう」と話すが、ダートグレード特有の速い流れはこの馬向きで、コーナーが緩やかな船橋なら末脚を存分に発揮できるはず。展開次第で好勝負に持ち込めるはずだ。

(大貫 師男)

レディオスター

牝4 船橋 矢野義幸厩舎 通算18戦6勝

父:フリオーソ
母:ピンナップ
母の父:スマートボーイ

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門別でのデビューから5連続連対をマークし、リリーカップでも2着に食い込んだ好素材。船橋に移籍後も東京プリンセス賞で3着に粘るなど、この世代の牝馬ではトップクラスの力を示してきた。古馬になってからはひと息の成績が続いているが、前走の牝馬準重賞は小回りの浦和で0秒7差に追い込む上々の走りを見せた。「前走は最後に差を詰めてきたけど、やはり距離(1400m)が短かったようだね。ここも先々への経験にしてほしいといったところだけど、古馬にもまれて、それなりのレースができるようになってきたし、力の要る馬場にも不安はないから」と矢野義幸調教師。前走と同様の末脚を発揮できれば上位に食い込めそうだ。

(大貫 師男)

注記

当ページは、4月7日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。