予想情報 Prediction

レースの見どころ

これまではメーデイア、サンビスタ、ホワイトフーガ、ショウナンナデシコなどダート牝馬を代表するような馬が出走し、結果を残してきたレース。中央馬が優勢ではあるが、2019年のラーゴブルー、翌2020年のサルサディオーネが優勝し、2着にもここ10年で3頭が好走しており地方馬にもチャンスが大いにあるレース。例年はTCK女王盃、エンプレス杯で好走した馬がこのレースでも活躍するのだが、今年は中央出走馬4頭の中で、TCK女王盃に出走していたのがナンヨーアイボリー(7頭立て5着)のみで、エンプレス杯に出走した馬は1頭もいない。加えて全出走馬中、重賞優勝馬が皆無ということで、どの馬が勝っても重賞初制覇ということになる。今年は新興勢力の台頭、新星の登場が期待できそうだ。

本命

  • 811ペルアア

CHECK!

デビューから7戦して4勝、そして6連対。1度連対を外したのはデビュー2戦目の芝1400m戦で9着に敗れた時のみで、ダート戦に限れば連対を外したことがない。4歳になって2勝クラス、3勝クラスと連勝してオープン入り。まだ4歳ということで成長が期待でき、父は米国三冠馬ということで血統面の魅力もある。まだ折り合い面に不安は残すが、チェイスザドリームが引っ張るレースの流れになれば折り合いの心配もない。

対抗

  • 67レディバグ

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デビュー2戦目で挑んだ兵庫ジュニアグランプリで2着があり、昨年7月のスパーキングレディーカップで2着がある実力馬。昨年のこのレースでは離された5着だったが、今年の方が相手関係が楽になった印象。距離は1600mまでこなし、右回りは下手ではないが、4勝中3勝が左回りということで左回りになることはプラス。地方のダート経験も豊富だし、ナイター経験も豊富。この点で他の中央馬よりアドバンテージがあるといえる。

単穴

  • 68チェイスザドリーム

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デビューは3歳の3月ということで遅いが、一貫してダートの短距離戦を使い続けて7戦4勝2着1回着外1回という成績。デビュー戦こそ差しに回って勝ったが、他のレースは全てハナか2番手の競馬。ここに入ってもスピード上位は明らかで、単騎逃げに持ち込めると思われる。あとは1600mでスタミナがもつかどうかが課題になるが、そこは矢作マジックに期待したい。

連穴

  • 11ナンヨーアイボリー
  • 56リネンファッション

CHECK!

ナンヨーアイボリーは、未勝利を脱するのに6戦を要し、その後は芝では勝ち切れずダート路線に変更してから3勝を挙げてオープン入り。前走のTCK女王盃は一気の距離延長に加え、地方のダートも初めてだった。一番大きかったのは右回りだったということ。4勝全てが左回りであるのに対し、右回りでは連対すらない。距離短縮はプラスで、左回りに替わるのは大幅プラス。走りも変わるはずだ。 リネンファッションは、新潟芝1600mの新馬戦を勝っているが、その後の3勝は全てダート戦でのもの。重賞勝ちこそないが、2021年にはスパーキングレディーカップ、ブリーダーズゴールドカップで2着に好走し、金沢JBCレディスクラシックで3着に善戦した実績がある。南関東転入後は未勝利だが、前走から川崎に転厩して環境が変わったことがきっかけになれば一変があって不思議はない。

提供 勝馬 山形 宗久

注記

当ページの情報は、4月11日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。