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クラウンプライド

牡4 JRA 新谷功一厩舎 通算10戦3勝

父:リーチザクラウン
母:エミーズプライド
母の父:キングカメハメハ

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これまで3カ国に遠征し、大崩れしたのはハイペースに巻き込まれたケンタッキーダービーのみ。UAEダービーを勝ち、タフな戦いとなったドバイワールドカップでも末脚を伸ばして5着。キャリアは僅か10戦だが、その中身は濃い。国内でも中央に限らず船橋や盛岡に遠征し、ともに2着と対応力の高さを示している。この中間は、21日に自己ベストタイムを更新。帰国緒戦となるが、調整は順調で力を出せる状態だろう。右回りは2歳時に1度しか経験していないが、スムーズなコーナリングを見せて3馬身差の完勝と問題なし。同じドバイ帰りの強豪や昨年の勝ち馬に、新興勢力も加わり簡単ではないメンバー構成となったが、初のJpnI制覇へ期待が高まる。

過去3走の競走成績

(研究ニュース・石井大輔)

メイショウハリオ

牡6 JRA 岡田稲男厩舎 通算21戦8勝

父:パイロ
母:メイショウオウヒ
母の父:マンハッタンカフェ

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体重はデビュー時から大きく変わってはいないが、トモの緩さが徐々に解消し、馬格に見合った体力がついて本格化した。以前はひと伸び利かなかった左回りでも首位争いに加われるようになり、前走のかしわ記念で快勝。いよいよ課題らしい課題が見当たらなくなってきた。大井の2000mでは昨年、帝王賞を勝ち、東京大賞典では3着。上手に立ち回れる馬で、コーナー4回のコースは持ち味が生きる舞台だ。中間は栗東CWコースを主体に、毎週のように併せ馬を消化するハードな調整で、ビシッと追われた6月18日の坂路では半マイル51秒8の好時計。2ハロンの24秒0は自身の過去最速だった。馬っぷりも良く、太鼓判を押せるデキにありそうだ。

(競馬ブック・坂井直樹)

テーオーケインズ

牡6 JRA 高柳大輔厩舎 通算22戦10勝

父:シニスターミニスター
母:マキシムカフェ
母の父:マンハッタンカフェ

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今年緒戦の川崎記念では2着に敗れたが、勝ったウシュバテソーロは次走でドバイワールドCを制覇。そのドバイWCで本馬は4着だったものの、厳しい流れを好位直後につけて最後まで踏ん張っていたことを考えれば、決して内容は悪くない。もともとゲートがあまり良くない時があり、チャンピオンズCはそれで少し流れに乗り損ねた感。昨年のこのレースも展開的にも苦しかったこともあり、力負けではない。「ジョッキーを乗せての追い切りの内容が良かったです。雰囲気がいいし、息もできていて力を出せる状態」と陣営も手応えを感じている。一昨年の帝王賞では並み居る強豪を抑えて圧勝。飛躍のきっかけを掴んだ大井で、再びテーオーの名を轟かせる。

過去3走の競走成績

(競馬ブック・石井健太郎)

プロミストウォリア

牡6 JRA 野中賢二厩舎 通算8戦6勝

父:マジェスティックウォリアー
母:プロミストスパーク
母の父:フジキセキ

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デビュー戦が経験馬を相手に圧巻のパフォーマンスで、素材の良さを証明していた。ただ、体質が弱くて思うようなキャリアを積み重ねられなかった。陣営がここまで大事に育ててきたこともあって、5歳を迎えた昨秋から破竹の5連勝中。また重賞2戦の中身が濃い。東海Sは後続を引き付ける逃げで押し切り、アンタレスSでは後続に脚を使わせる逃げで凌ぎ切ってみせた。師も「幅の広がる内容で非常に大きい勝利」と。ただ、冷静に「ここはまた一気にメンバーが強くなるし、初めてのナイターなどやってみないと分からない部分も多い。枠順などの勝ち運も必要になるね」と話す。あくまでも挑戦者という立場だろうが、連勝街道をどこまで突き進むか注目。

(研究ニュース・井尻雅大)

ジュンライトボルト

牡6 JRA 友道康夫厩舎 通算27戦7勝

父:キングカメハメハ
母:スペシャルグルーヴ
母の父:スペシャルウィーク

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19年夏のデビューからずっと芝路線を歩み、一昨年5月のむらさき賞で4勝目を挙げて条件クラスを卒業。ただ、オープンではやや頭打ちの感じに。その後に立て直されたのを契機にダート戦線へ。8カ月ぶりのジュライSでいきなり2着と結果を出すと、BSN賞からシリウスS、そしてチャンピオンズCまで3連勝で一気に頂点へ登りつめた。今年はサウジ→UAEと転戦して芳しい結果が出ていないが、帰国後の乗り込みは実に丹念。動きにも力強さがあり、好調時と遜色ない気配にある。自在性を備え、本来が末脚確か。以前ほどではないが右回りでは内にモタれる面があるので、その点が鍵だろう。距離は2000mでも問題ない。

過去3走の競走成績

(競馬ブック・西村敬)

ハギノアレグリアス

牡6 JRA 四位洋文厩舎 通算13戦6勝

父:キズナ
母:タニノカリス
母の父:ジェネラス

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ここまでダートでは12戦を消化しているが、掲示板を外したのは1度だけ。とにかく安定感がある。オープン入り5走目の名古屋大賞典で重賞初制覇を果たすと、続く平安Sも手堅く2着。中団の少し前あたりで脚をため、直線力強く差してくるのが自分の形。地方でも比較的コースが広い大井なら、特に戸惑うことはないだろう。あとは初めてのナイターに対応できるかどうか。この点に尽きると言えそう。既に6歳だが途中で長い休養(1年8カ月)を挟んでいるため、あまり数を使われていないのが魅力。まだまだ伸びしろもあるだろう。21日は岩田望騎手を背にして追い切られ、素軽さ満点の動きを披露。更に状態は上向いている。

(競馬ブック・青木行雄)

ノットゥルノ

牡4 JRA 音無秀孝厩舎 通算12戦3勝

父:ハーツクライ
母:シェイクズセレナーデ
母の父:Unbridled's Song

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デビュー3戦目にダート替わりで連勝すると、伏竜S、兵庫CSと続けて2着し、好メンバーが揃ったジャパンダートダービーに勝利。古馬相手になった秋以降は成績に波があるが、崩れた時は左回りや小回りが合わなかったよう。暮れの東京大賞典ではウシュバテソーロの2着となり、力を示している。前走の平安Sは59キロのうえ、休み明けで息切れした格好だったが、ひと叩きされて、中間の追い切りでは相変わらず好時計をマークしており、動きも上々。今回は息の保ちが違うはず。大型馬でトビも大きく、ゆったり先行できる形がベストで、実績も示すように右回りで広い大井の2000mはぴったりの条件だけに、ガラッと変わっても不思議ない。

(競馬ブック・三浦幸太郎)

ライトウォーリア

牡6 川崎 内田勝義厩舎 通算25戦7勝

父:マジェスティックウォリアー
母:スペクトロライト
母の父:ディープインパクト

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JRAで5勝を挙げ、再度の活躍の場を求めて南関東に転入すると、埼玉新聞栄冠賞・SIII、勝島王冠・SIIと重賞を連勝。続く暮れの大一番、東京大賞典・GI、年明けの川崎記念・JpnIでは地方馬最先着の5着と才能を開花させた。復帰戦の前走、大井記念・SIはカジノフォンテンにハナを取られて3番手を追走となり、道中は包まれる窮屈な競馬となった。「あれでは、持ち味が生かせない」と内田勝調教師はレースを振り返って嘆いたが、直線に入って外に持ち出すとエンジン全開。0秒4差の3着まで追い上げたのはさすがだ。しかし、先手を奪ってこそ能力を発揮できるというのも確かなだけに、不完全燃焼ではあった。中間はミッドウェイファームの坂路で乗り込まれており、「ひと叩きしいい感じだし、ここまでの調整は順調。乗り替わりも、吉原騎手なら問題ない。スムーズな競馬さえできれば」とトレーナーは雪辱に燃える。

(スポーツ報知・志賀浩子)

注記

当ページは、6月23日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。