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レースの見どころ

上半期を締めくくる大一番の帝王賞。最近は海外遠征が増えたため、帝王賞への路線も多岐にわたる。盛岡JBCクラシックの覇者テーオーケインズ、盛岡JBCクラシック、チャンピオンズC2着のクラウンプライド、チャンピオンズCの覇者ジュンライトボルトはドバイ遠征からの帰国初戦。東京大賞典2着のノットゥルノは、休み明けの平安Sを叩いての参戦。昨年の帝王賞の覇者メイショウハリオはかしわ記念を制しての参戦。中央勢では他にも5連勝中のプロミストウォリア、2走前に名古屋大賞典を制したハギノアレグリアスと強力な布陣。迎え撃つ地方勢は、前哨戦の大井記念では8着も、今年ブリリアントCを制しているランリョウオー。東京大賞典、川崎記念で5着に善戦し、大井記念3着のライトウォーリア。昨年の羽田盃優勝のミヤギザオウは大井記念4着からの参戦。この3頭が有力どころだが、今年は中央勢のレベルが高く地方勢には厳しいが、奮闘に期待したい。

本命

  • 55ノットゥルノ

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ダート路線に変更後は安定した成績を残し、兵庫チャンピオンシップ2着から挑んだジャパンダートダービーを制して3歳ダート馬の頂点に立った。その後勝ち切れないのは確かだが、昨年末の東京大賞典では4コーナーから直線にかけてうまく捌けなかったが、ウシュバテソーロの2着。左回りでは結果を残せないが、右回りでは前走の平安Sを除けば崩れがない。重め残りの平安Sを叩かれて、今回は絞れてくるはず。馬体が絞れ、ベストの大井2000mなら勝ち負けになる。

対抗

  • 22クラウンプライド

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新馬、特別と連勝して挑んだヒヤシンスSは6着に敗れたが、そこからUAEダービーに挑戦してこれを制した。ケンタッキーダービーでは結果を残せなかったが、帰国後は勝ち切れないが日本テレビ盃、盛岡JBCクラシック、チャンピオンズCと3戦連続の2着。今年に入って海外遠征2戦では5着までだが、いい経験になったはず。大井は初コースになるが、地方のダート適性が高いのは証明済み。ここはUAEダービー以来の勝利を手にするチャンスだ。

単穴

  • 11テーオーケインズ

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4歳時に本格化して、アンタレスS優勝から挑んだ帝王賞を制している。また、その年のチャンピオンズCをも制してダート界の頂点に立った。その後はこの馬の時代到来すると思われたが、昨年の帝王賞やチャンピオンズCでともに4着に敗れるなど人気を裏切ることもある。ここ2戦は本格化したウシュバテソーロの後塵を拝しているが、川崎記念は僅差だったし、ドバイWCは道中の手応えの割にはゴール前伸びていた。帰国後初戦だが、仕上げに抜かりはなく、昨年の雪辱を果たす可能性は十分ある。

連穴

  • 44メイショウハリオ
  • 710ジュンライトボルト
  • 68プロミストウォリア

CHECK!

メイショウハリオは、4歳になって力をつけてみやこSを制し、5歳になってからは本格化してマーチSを制し、平安S3着から挑んだ帝王賞を制した。盛岡JBCクラシックこそ5着に敗れたが、ここ3戦の安定した走りは高く評価できる。距離不足のかしわ記念よりも大井2000mという舞台の方が明らかに合うはずで、昨年に続いての連覇の可能性はある。ジュンライトボルトは海外遠征では馬場が合わず結果を残せなかったが、日本のダートなら問題なし。チャンピオンズCの勝ちっぷりからもここで通用する器。巻き返しは可能だ。プロミストウォリアは6歳馬ながらまだ8戦したのみ。その分まだ成長の余地があるはずで、相手関係は楽ではないがここで通用する資質を持ち合わせている可能性がある。課題は多いがその走りに注目したい。

提供 勝馬 山形宗久

注記

当ページの情報は、6月27日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。