注目馬情報 Attention

リメイク

牡4 JRA 新谷功一厩舎 通算12戦5勝

父:ラニ
母:サリエル
母の父:キングカメハメハ

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デビュー戦が8馬身差の圧勝。その後、1勝クラスからオープン特別の昇竜S、端午S(いずれも1400m)と3連勝した好素材。初の古馬相手のオーバルスプリントでも2着に健闘。初の1200m戦となったカペラSでは自身最速の上がり3F35秒1の末脚を駆使して重賞初制覇。その後は海外に挑戦して3、5着と世界レベルの力を証明した。これまで1400m以下のダートでは掲示板を外したことがなく、まだ底を見せていない。久々の前走は好位からよく追い詰めての2着と海外帰りとしては上々の滑り出し。気になるその後の調整だが、馬体に締まりが出て、動きも素軽くなった。前進気勢も増して好走の反動はなさそう。間隔が詰まる今回は上積みも大きいはず。

過去3走の競走成績

(競馬ブック・信根隆二)

ドンフランキー

牡4 JRA 齋藤崇史厩舎 通算12戦6勝

父:ダイワメジャー
母:ウィーミスフランキー
母の父:Sunriver

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600キロ近い巨漢。重戦車のような馬体から繰り出されるフットワークは力強く、ダッシュも速くてスピードに長けている。ダート替わり緒戦で未勝利を勝ち、3歳9月の時点で3勝と素質を示し、今年に入って4戦3勝。特に近2走が優秀で、京都競馬場GO記念は2馬身差の完勝、重賞初制覇となった前走のプロキオンSではリメイクをクビ差でしりぞけ、3着にはさらに6馬身の差をつけた。脚抜きのいい馬場もこなすが、パワーのいるダートならより良さそうなタイプ。前々走の内容から1200mの適性も高い。8月3、10日に併走でビシッと。少し遅れてはいるが、攻めは前ほど動かない傾向にあることからも問題ない範囲。依然、力強さが窺え、今回もいい状態で臨めそうだ。

(競馬ブック・西村敬)

リュウノユキナ

牡8 JRA 岩戸孝樹厩舎 通算49戦10勝

父:ヴァーミリアン
母:ネオカラー
母の父:クロフネ

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サウジアラビアから帰国しての初戦であり、転厩初戦でもあった前走の東京スプリント(JpnIII)だったが、結果は1番人気に応えて見事に優勝。胸を撫で下ろしたのが前走時からこの馬を預かる事になった岩戸孝樹調教師。安堵の表情で「力があるのは分かっていたけど、転厩したばかりで初モノづくしだっただけに、勝ててホッとしました」と言った。今回は少し間が空いての出走となるが「ここ目標に早目に帰厩し、8月に入ってすぐ横山武史騎手で追い切り、臨戦態勢は整っています」と岩戸師。帰厩後すぐは週2本の時計を出していたがその後、1本にした理由に関しては「暑さ対策で本数を減らし、その分、強めに追っています」との事。年齢的な衰えは全く感じさせないだけに、今回も注目したい1頭だ。

過去3走の競走成績

(平松 さとし)

オーロラテソーロ

牡6 JRA 畠山吉宏厩舎 通算34戦8勝

父:Malibu Moon
母:For Passion
母の父:Not for Love

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自分の競馬が出来なかった前々走の東京スプリント(JpnIII)。それでも3着と善戦し「状態は大分、戻って来ていました」と、当時、畠山調教師は語っていた。その言葉を証明したのが前走の松風月S。阪神競馬場で差して快勝してみせた。過去の好走時は小回りコースで先行力を活かす形が多かったが、ひと皮むけたと思える競馬ぶりに、畠山師は「少し後ろで構えて進出するという新たな面を、幸(英明)騎手が引き出してくれました。斤量も背負っていただけにああいう形で勝てたのは収穫でした」と語る。松風月S勝利後、短期放牧を挟んでここというのは、勝利した昨年と同じ過程。「夏場強いのか、飼い葉を食べて体重は増えているくらい」(畠山師)と暑さにも負けていない模様。引き続き幸騎手で連覇を期待。

(平松 さとし)

サンライズホーク

セン4 JRA 牧浦充徳厩舎 通算7戦4勝

父:リオンディーズ
母:ローマンブリッジ
母の父:ブライアンズタイム

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芝1800mに使ったデビュー戦は気難しさを出してレースにならなかったが、立て直して条件をガラッと替えたダート1000mの2走目で一変。ダート適性もスピードもあることを示し、そこから3勝クラスまで4連勝して一気にオープン入りを果たした。京葉Sは久しぶりの右回りで外に逃げていた分、踏ん張り切れず10着。越後Sは芝スタートで出遅れたのが堪えて6着。ここ2走はそれなりに敗因がある。対戦相手はこれまでより強くなるので楽ではないが、左回りでオールダートの1200mなら条件は好転。リフレッシュしたうえで今回は坂路とCWコースを併用してしっかり調整され、仕上がりもいい。発馬五分で流れに乗れれば上位食い込み可能。

(競馬ブック・牟田雅直)

スティールペガサス

牡6 北海道 角川秀樹厩舎 通算35戦12勝

父:サウスヴィグラス
母:ホールドミータイト
母の父:コマンズ

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昨秋はウポポイオータムスプリントと道営スプリントを連勝。今季もエトワール賞を制し、北海道スプリントカップでは地元最先着となる3着に健闘した。グランシャリオ門別スプリントは、距離不足でアタマ差及ばなかったが、北海道所属のトップスプリンターとして、地方馬代表の思いを胸に遠征する。「例年、夏場は強くない馬ですが、調教時間も早朝に組むなど工夫した効果で、蒸し暑さのある今夏の北海道でも好調を保っています」と角川調教師。1週前追い切り(3日)は単走で、3F36秒3-1F12秒0と軽快な動きを見せた。

(古谷 剛彦)

アポロビビ

牡7 浦和 小久保智厩舎 通算27戦6勝

父:アポロキングダム
母:ウインドクラスト
母の父:スペシャルウィーク

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JRA所属時に中山ダート1200mで6勝を挙げた。ダートグレード競走初挑戦も同舞台。2021年のカペラステークスGIIIで最後方から徐々に差を詰め、直線で末脚を伸ばすと0秒6差7着まで追い上げている。距離実績は上々だ。浦和移籍初戦は昨年の笠松グランプリ2着。その後は馬券圏内に届いていないが、ここ2戦は東京スプリントJpnIII・6着、さきたま杯JpnII・4着。舞台を問わず着順を落としていない。今回は初めての盛岡。小久保智調教師は「救いは直線が長いところ。それでも盛岡もある程度は前に付けないと届かない感じだからね。間に合うかどうか」。末脚は安定しているだけに展開が向けば突き抜けても驚かない。新たな舞台で差し切りを狙う。

(牛山 基康)

スペシャルエックス

牡3 北海道 田中淳司厩舎 通算9戦4勝

父:ダノンレジェンド
母:ファーマクリーム
母の父:スニッツェル

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距離適性を重視し、開幕から古馬短距離重賞に挑んだ。1200mでは最後の追い比べで劣ったが、グランシャリオ門別スプリントでは、スティールペガサスの追撃をアタマ差凌ぎ、待望の今季初勝利を飾った。「ハヤテスプリントは、直前で歩様が気になり回避しましたが、今は全く問題ありません。楠賞を最大目標に置いていますので、敢えて強豪に挑んでいますが、3歳馬での出走で軽量を活かし、単騎で行けたら渋太いレースを見せてくれると思っています」と田中淳調教師。1週前追い切り(3日)は、2歳馬2頭に胸を貸す形で3頭併せを行い、3F36秒3-1F12秒4をマークしている。

(古谷 剛彦)

注記

当ページは、8月10日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。