予想情報 Prediction

レースの見どころ

JBCスプリントの最重要ともいえる前哨戦にふさわしく、過去10回のJBCスプリントの勝ち馬10頭中8頭までが東京盃を経由してのもの。その直結度は高いといえるが、今年と同じJBC大井開催の3回を含め東京盃→JBCスプリントの連勝はなし。連勝となると11年のスーニまで遡らねばならず、むしろここでの敗戦を本番につなげるケースが近年のパターンだ。今年も大井コースに良績を残すリュウノユキナを筆頭としたJRA馬5頭を中心に、ギシギシ・ジャスティン・エアアルマスといったダートグレード競走級の実力派地方馬が参戦。このレースの勝ち負けは言わずもがな、出走馬全体の俯瞰したレースチェックも必須だ。

本命

  • 44ギシギシ

CHECK!

昨年は瞬く間に地方の一線級スプリンターへと駆け上がったが、このレースは8頭立て5着と完敗。ただ、その前のアフター5スター賞でも大敗しており状態面のピークが少し外れていた印象も強かった。反面今年は使いつつ調子を上げている感じで現実に今年はアフター5スター賞を勝っており、臨戦過程で言えば昨年時より断然上の評価ができそう。前々走の習志野きらっとスプリントでは四角11番手から上がり最速で追い込んで2着、脚質の幅も増してきた今なら展開面の影響もさほどなさそう。直前追い切りの動きも申し分なく、ここでダートグレード競走初勝利を飾る可能性は十分にありそう。

対抗

  • 11リュウノユキナ

CHECK!

20年9月にオープン昇格後初連対して以降は、このレースを含めて【5-10-2-2】の戦績。4着以下だったのは金沢1400メートル戦の21年JBCスプリントと3走前のサウジアラビア遠征だけで、国内のダート1200メートルならばどのコースでも安定して走れるのが強みだ。とりわけこの大井1200メートルは【2-2-0-0】、今年も4月に東京スプリント勝ちと最も力を発揮できる舞台だ。前走クラスターカップは3着に終わったが4カ月ぶりの実戦を思えばひとまず合格点。ひと叩きしてベスト条件になる今回は前走以上のパフォーマンスを期待していいだろう。

単穴

  • 812ドンフランキー

CHECK!

前走クラスターカップは完敗の2着だが、勝ったリメイクに上がり33秒5と芝レース並みの脚を駆使されては敗戦もやむなし。3着のリュウノユキナには0秒5と決定的な差をつけておりレース内容は高評価できるものだった。盛岡の高速決着に対応できた点は収穫が大きく、これならば回りこそ変わるといえ同じく時計の出やすい大井1200メートルにも不安はないだろう。超のつく大型馬、脚質を思えば同型をさばくのに13頭立て12番枠発走もむしろ吉とでそうだ。

連穴

  • 68ケイアイドリー
  • 22エアアルマス
  • 45ジャスティン
  • 57オマツリオトコ

CHECK!

休み明けの一戦となるケイアイドリーとエアアルマスだが、4月の東京スプリントで上位入線をしているようにこの条件は適性が高い。ともに鉄砲も利くタイプだけに緒戦から上位争いに加わってきても不思議はない。ジャスティンは転入初戦のアフター5スター賞でギシギシに最後クビ差だけ前に出られたが、大井1200メートルでダートG・2勝の実力を示した。22日の追い切りで4ハロン47秒0の好タイムをマーク。叩き2戦目での上積みにも期待ができそう。オマツリオトコは斤量差があったといえ前走のサマーチャンピオンで古馬との対戦に一応のメド。今回さらに距離短縮も新馬1000メートル圧勝からはマイナスはないとみる。

提供 日刊競馬 鎌田 智也

注記

当ページの情報は、10月3日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。