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レースの見どころ

過去5年のデータから。ブリーダーズゴールドカップから参戦してくる組が強く3勝、2着3回、3着2回。これに続くのがスパーキングレディーカップ組で2着2回、3着1回。夏場を全休するより、使われている方が好成績を残す傾向が強い。ちなみに、前走がダートグレード競走以外の地方のレースだった馬は1度も馬券に絡んでいない。また、5歳馬が非常に強い競走であり、3着以内に入った15頭中10頭を占める。次位は2勝、2着1回の4歳馬。この両世代が優位に立つと言えよう。連対馬10頭のうち9頭にダートグレード競走で連対歴があった。例外は、あのマルシュロレーヌのみ。過去の実績も注視しておきたい。

本命

  • 33スピーディキック

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スパーキングレディーカップを僅差の2着に健闘した後、間隔を取って順調に調整されてきた。理想的なローテーションであり、ダートグレード競走で戦果を残してきた4歳馬と、ここで好走できるだけのファクターが揃っている。また、勝ち鞍の半数以上を右回りコースで挙げている点も強調材料の一つだ。2011年にレディスプレリュードが創設されて以来、JRA勢が12連勝中と、地方所属馬にとっては鬼門とも言えるレースだが、今年こそは……の期待が高まる。

対抗

  • 22グランブリッジ

CHECK!

こちらもスパーキングレディーカップから挑んでくる4歳馬。前走は4着に敗れたものの、距離不足のマイル戦、58kg、発馬でのロスと明らかな敗因があった。56kg+大井1800mは楽勝したTCK女王盃と同じ舞台設定だけに、これまで重賞を4勝している高い能力を存分に発揮できるはずだ。今年1月から9月までに地方競馬場で行われたダートグレードレースは全部で25鞍。そのうち10鞍で勝利を挙げているのが川田騎手。絶好調の乗り役を背に川崎の鬱憤を晴らす。

単穴

  • 55テリオスベル

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最も相性がいいブリーダーズゴールドカップからの参戦はこの馬1頭だけ。ダイオライト記念2着、マーキュリーカップは2年連続で2着。パワー優先の地方競馬場で逃げに持ち込んでしまえば、牡馬相手でも勝ち負けできるほど。年齢的には劣勢の6歳馬だが、独擅場となった前走を見てもわかるように、牝馬同士ならあっさり勝っても驚けないレベルにいる。昨年のレディスプレリュードは1馬身差の2着に敗れているだけに、1年越しのリベンジを目論む。

連穴

  • 810ヴァレーデラルナ
  • 66ノーブルシルエット

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ヴァレーデラルナがいよいよ戦列に復帰する。過去5年、4カ月以上の休み明けで好走したケースが殆どなく、しかも、トップハンデを背負わされる。女王にとって試練の前哨戦と言えるが、牝馬ダートグレード競走では3戦オール連絡みと勝負強さは光るものがある。仕上がりも良好なだけに当然、マークは外せない。実績比較において格下の感は否めないノーブルシルエットだが、メンバー中、唯一の5歳馬というのが何とも不気味なところ。テリオスベルを前に行かせて、離れた2番手で息を入れられるような格好になれば、穴をあける可能性あり。

提供 競馬ブック 善林 浩二

注記

当ページの情報は、10月4日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。