注目馬情報 Attention

メイショウハリオ

牡6 JRA 岡田稲男厩舎 通算22戦9勝

父:パイロ
母:メイショウオウヒ
母の父:マンハッタンカフェ

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4歳秋にみやこSで初重賞制覇。そこから強い相手と戦いながら地力を強化し、5歳の6月に帝王賞を勝ってトップレベルの存在になった。6歳になった今年はまともに出遅れて離れた最後方からの競馬を強いられたフェブラリーSこそ3着だったが、かしわ記念、帝王賞を連勝。充実期を迎えている。まだゲートの不安が解消したわけではないが、いい脚をより長く使えるようになってきた。今年のJBCクラシックは大井の2000mで行われるが、この舞台では帝王賞を連覇し、東京大賞典で3着。最適の条件と言える。ここを狙って入念に乗り込まれ、仕上がりも万全。ライバルも強力なので実力差はないが、うまく立ち回れればチャンス十分。

(競馬ブック・牟田雅直)

ウィルソンテソーロ

牡4 JRA 小手川準厩舎 通算11戦7勝

父:キタサンブラック
母:チェストケローズ
母の父:Uncle Mo

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交流重賞を目下3連勝。勢いに乗るのがこの馬だ。「転厩して来た時から完成度が高く、素晴らしい馬でした」。そう口を開くのは小手川調教師だ。3走前のかきつばた記念(JpnIII)では1500メートル、前々走のマーキュリーC(JpnIII)が2000メートル、そして前走の白山大賞典(JpnIII)は2100メートルと、距離やコース、左右の回りも関係なく、常に力を出し切れている。「好走続きですが、とくに疲れが出る事もなく、変わらず良い状態を維持出来ています」と小手川調教師。現時点での不安材料は「とくに見当たりません」との事。となれば当然ここも期待大と見て良いだろう。

(平松 さとし)

テーオーケインズ

牡6 JRA 高柳大輔厩舎 通算23戦10勝

父:シニスターミニスター
母:マキシムカフェ
母の父:マンハッタンカフェ

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デビューから一貫してダート路線を歩み、3歳11月にオープン入り。以降も着実に力をつけ、4歳時には帝王賞、チャンピオンズCを勝って頂点に。しかもそれぞれ3馬身差、6馬身差の圧勝。新しい時代の到来を思わせた。昨年は5戦して平安SとJBCクラシックの2勝。今年も川崎記念ではウシュバテソーロと0秒1差の2着、ドバイワールドC・4着、そして前走の帝王賞でもタイム差なしの3着と力は見せている。理想形は好位抜け出しだが、自在性を備え、展開に左右されにくい。競馬場や馬場状態を問わないのも強み。帝王賞からの直行だが、丹念に乗り込まれ、CWでの負荷のかけ方も前走時以上。脚取りも確か。連覇に懸ける意気込みが伝わってくる。

過去3走の競走成績

(競馬ブック・西村敬)

キングズソード

牡4 JRA 寺島良厩舎 通算12戦6勝

父:シニスターミニスター
母:キングスベリー
母の父:キングヘイロー

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オープン緒戦のアンタレスSは3着に敗れたが、続く三宮S、阿蘇Sとオープン特別を2連勝。着実に地力を強化している印象。3走前、前々走は後方から厳しい競馬を強いられていたが、前走は小回りの1700mで初の58キロにもかかわらず、6番手とそれまでに比べていいポジションを取れていた。そういう点を見ても、オープンの流れにも着実に対応できるようになっている。今回は自身2度目の重賞挑戦がJpnIと一気の相手強化になるが、「そろそろ、こういうメンバーとも対戦していい時期にきていると思います」と寺島師も語っている。2000mは初めてとなるが、これまでのレースぶりからスタミナ面での不安はなさそう。更なる高みへ試金石の一戦。

(競馬ブック・三宅俊博)

ケイアイパープル

牡7 JRA 村山明厩舎 通算29戦8勝

父:パイロ
母:アルヴェナ
母の父:Seeking the Gold

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佐賀記念と白山大賞典で地方交流重賞勝ち。これまでの成績が示すように、小回りコースの2000m前後がベスト条件。気性的に、被されるとよくないところはあるが、スタミナは十分で、好位の外めを揉まれずスムーズに運べば渋太く脚を使ってくる。1700m~1800mでも勝ち鞍はあるが、いいポジションを取るためにも、やはり2000m前後の距離がいいのだろう。前走の白山大賞典は積極的に運んで、最後は甘くなってしまったが、長期休養明け緒戦としては悪くない内容だった。大型馬の叩き2走目で使った上積みは大きいはず。相手は強くなるが、今回も馬の特性を熟知しているジョッキーが騎乗。持ち前の渋太さを生かしてどこまで対抗できるか。

(研究ニュース・永山弘樹)

ノットゥルノ

牡4 JRA 音無秀孝厩舎 通算14戦3勝

父:ハーツクライ
母:シェイクズセレナーデ
母の父:Unbridled's Song

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3歳の2月に初めてダートに使われて圧勝すると、そこから4戦でジャパンダートダービーを制覇。その後は条件が噛み合わなかったりしてなかなか成績が安定しないが、今回と同条件の東京大賞典で古馬の一線級相手に2着して力を示している。また、前走の南部杯は初めてのマイル戦。放牧明けで過去最高馬体重のなか、中団からジワジワ脚を伸ばして2着とは0秒3差と緒戦としては悪くない内容だった。中間はCWコースで3頭併せで長めから時計を出す意欲的な攻めを消化しており、大型でもあり使った上積みは大きそう。最も実績のある大井2000mに替わり、マイル戦の経験を糧にすんなりいい位置につけて運べれば更に前進が可能だろう。

(競馬ブック・三浦幸太郎)

クリノドラゴン

牡5 JRA 大橋勇樹厩舎 通算30戦5勝

父:アスカクリチャン
母:クリノクレオパトラ
母の父:ロージズインメイ

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昨年の浦和記念で重賞初制覇。後方で脚をためるタイプの脚質だが早めに押し上げていくことができ、小回り浦和でも早めのスパートで4角2番手まで進出、そのまま押し切った。この機動力は強み。広いコースならジッとためて終いに賭けることもできるし、展開に大きく左右されることの少ない追い込み馬だ。1月の東海S後は左第3指骨の骨折で休養を余儀なくされ、9月のシリウスSが復帰戦。斤量を背負っていたこともあり、最後は息切れしたが、この馬らしい脚を使えず敗れたのはこの骨折の前後2戦くらい。使ったあとは順調に来られ、幾分立派に映った馬体もだいぶ引き締まり、上積みを感じさせる。叩き2戦目で本領発揮といきたいところだ。

(競馬ブック・坂井直樹)

注記

当ページは、10月29日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。